- 2012年8月25日 4:28 PM
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例えば、都立(県立)中高一貫高の入試(適性検査)問題について、「どうして先生はこういう問題が出たとか、このテーマの出題可能性が高いとか、学校ごとの傾向や対策がわかっているのですか?」という質問をされます。2つ理由があります。
1つは、学校の先生と直接お話しさせていただく機会が多いからです。先生方の名誉のためにはっきりさせておきますが、先生方が事前に出題テーマや次年度の傾向変化等を我々にお話しされるようなことはありません。学校説明会でお話しされるレベルのことのみです。それでも、こういう生徒が欲しいとか、昨年の入試がこうだったとか、中に入ってから生徒たちがこうだとか、そんな話の中から、今後の出題の意図をある程度汲み取ることができます。それと、発表された情報を総合的に判断して、今後の対策を判断しています。2年前の立川国際中の大きな出題変化(作文の傾向変化やそれまで出題されなかった理科分野の出題等)は、ほぼ事前に確信して対策を行っていましたが、これなどは完全に情報戦の勝利によるものでした。(何度も言いますが、決して中学校側が事前に漏らしたことはありません)
2つ目は、適性検査の問題を見ている(解いている)量が圧倒的に多いということです。おそらく、この2~3年で都立・県立中高一貫校の適性検査問題を解いている量、そして生徒の答案を採点している量は、私が日本一だと思います。(比較のしようがないですが、おそろく…)
担当している生徒たちが多く受験する都立中については、もちろん毎年すべての学校の問題を細かく見ています。昨年までは、学校ごとの傾向・対策を執筆していたので、自然と頭に整理されて入っていました。何も見ないで、出題傾向と対策は語れるのは、ある意味当然です。
都立中以外の県立中高一貫校の問題については、毎年いわゆる銀本と呼ばれる、みくに出版の「全国公立中高一貫校適性検査問題集」(写真)を生徒に持たせてやらせています。この問題集は、100校近くの中学校の問題が詰まっているかなり厚いものです。(よく電話帳と呼ばれますが、実際は電話帳より厚いです) 都立中とは傾向が違うから…というようなご意見もありますが、私は特に適性検査問題については、量が質を補うと考えています。というか、特に記述は量をこなすのが大前提で、都立中の受験者であれば、このくらいは当たり前のようにこなさないと話にならないとまで思います。
毎年9月以降、生徒たちにこれを家庭学習でやらせていくわけですが、もちろん、採点は回収して教師がやることになります。(記述がほとんどなので、生徒に採点をさせても意味がないんですね。保護者の方にも難しいでしょう…) そのためには、教師も相当大変な思いをして取り組んでいるのです。
(次回に続く…)
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