- 2023年5月25日 12:02 AM
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正解は、「やる気のあるノミたちを一定数連れて来て、一緒に瓶の中に入れる」です。そうすると、新しく入れたノミたちはまだ無力感を学習していないので、跳んで逃げ出してしまうわけですが、それを見ていた「無力感組」のノミたちも跳び始め、ほとんどのノミが短い時間で跳べるように復活するというのです。
これは、受験生にとって、とても示唆に富む話ですよね。大きく2つのことが教訓としてあると思います。1つは、ちょっと頑張って失敗した時に、「自分には無理だ…」と思って諦めてしまうことの怖さです。専門用語で「学習性無力感」と言うのですが、これが体に染み込んでしまうと、なかなか抜け出すのが難しくなってしまいます。自己評価が低い生徒は、それ以上成長できなくなってしまうのです。問題なのは、この「無力感」は、実は親や教師等周りの大人が植え付けてしまっている場合が多いということです。「お前はダメだ」とか、「〇〇ちゃんはできるのにお前は…」とか言われ続けたら、自己評価を高くしろと言われても無理な話です。
もう1つは、「学習環境がいかに大事か」ということです。みんながやる気のない集団の中にいると、力が出せなくなりますし、次第に能力もスポイルされて行きます。逆に、周りの生徒たちがみんな頑張っている環境に身を置けば、引っ張られて自分も頑張れるようになりますし、能力も高まって行きます。公立の小中学校は言うまでもありませんが、塾や中高一貫校でも、「そんな環境にいたらスポイルされちゃうよ…」と感じる場面は結構あります。みんなが自分を高めようとしていて、そしてお互いに高め合おうとしている集団は強いです。手前味噌ですが、GSでは、どの学年の生徒たちも、だいぶそういう雰囲気が醸成されて来ていると感じます。最近、他塾(特に大手塾)に通っている生徒の入塾希望者が多いのですが、皆さんまず最初に驚かれるのがこの部分です。その時間に数十名(日によっては100名くらい)の生徒が一堂に会していても、授業前や休み時間だということが分からないくらい、静かでみんなが集中してそれぞれの勉強に黙々と取り組んでいるのです。もちろん、授業中はある程度活気も出て来ますし、積極的に授業に参加する様子も見て取れます。他塾の話を伺うと、授業中も集中しない生徒たちがいてとても騒がしかったり、ただぽーっと座っているだけの生徒が多かったり、授業前後や休み時間はとても勉強して力をつけに来ているような雰囲気ではなかったり、というような話を聞かされることが多いです。簡単に言うと、「成績を上げて合格を勝ち取るために、真剣な思いを持って塾に来ている生徒が多くない」ということなのだと思います。ほとんどの生徒が、「学習性無力感」に苛まれたノミの状態になっているのかもしれません。その状態に陥ってしまった生徒は、環境を変えるしかないのです。やる気のある仲間たちから刺激を受けられるようになれば、変われる可能性があります。
(次回に続く…)
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