- 2023年4月14日 10:04 PM
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〇習っていない解き方は禁止/漢字と同様に、算数でもここはかなりうるさく言われます。GSの生徒たちから、答えが合っていても式が違うとテストで〇をもらえないという話は数多く聞いていましたが、我が子たちが実際にそういう答案をもらって来て落ち込んでいると、怒りすら覚えます。これについては大人気ないと思って、先生に直接文句は言いませんでしたが、やはりその場その場で正して行かないと、学校の悪しき習慣は変わらないのだろうと思い始めています。
いくつか具体例を挙げてみます。
皆さん、次の問題を一緒に考えてみてください。式も考えることがポイントです。
「1つのおさらにみかんが2つずつのせてあります。このおさらが3つあると、みかんはぜんぶで何こになりますか?」
いかがでしょうか? 実は、この問題は1年生と2年生では正解が異なるのです。一般的な正解は、2×3=6 で、答えは6ことなります。(ここでも、6「個」と書いた方は点数を引かれますよ! そんな漢字習っていないからです…) しかし、1年生のうちは、これだと×にされてしまうことがあります。かげざんはまだ習っていないからです。正解は、2+2+2=6 だけなんです。ご丁寧に、「かけざんはまだ習っていないよね?」というコメントをもらった生徒もいました。さらに2年生で、3×2=6 と書くと、これも×です。これは実際にうちの娘も何度かやられました。先生に、「個数を求める問題の時は、個数を前に書くんだよ」と言われたそうです。娘ではありませんが、「3×2だと答えは6さらになっちゃうよ」というようなことを言われた生徒もいました。私も算数・数学の教師ですから、式の本質的な意味や、先生の言いたいことは理解しています。でも、こんなバカな指導は絶対にダメなのです。「かけざんの前後の順番は自由に変えてもOK」という乗法の交換法則の原理的な問題もありますが、それだけではありません。うちの娘がこの問題を解く時に、頭の中で考えたことを再現してみます。
「すべてのおさらに1つずつみかんをのせると3こ必要だよね。だから2こずつのせた時は、その2倍だから3×2=6だ!」
いかがでしょうか? 先生方が主張している理屈からしたら、これは×にはできませんよね… 要は、算数・数学は考え方がいろいろあるので、1つの型にはめようとしていることが間違っているのです。仮に先生が言っている理屈を正しいとするにしても、1年生・2年生の生徒にそういう指導をすることは間違っていると考えます。算数が嫌いになったり、勉強するモチベーションが下がってしまうからです。実際うちの娘は、この問題で結構悩みました。私は「合っているんだから気にするな!」と言ったのですが、「じゃあ、何で×なの…?」と。「学校では先生の言った通りにやらないとダメなんだよ…」と伝えましたが、果たしてその指導で良かったのかどうか…
もう1つ。4年生・5年生で分数のたし算数・ひき算を教わるのですが、約分は6年生にならないときちんと教わらないのです。もうどんなトラブルが起こるか想像つきますよね。例えば、6/9という答えを、2/3と直したら、×にされてしまうことがあるのです。実際、テストで「何これ?」と書かれた生徒がいました。塾ではとっくに約分をやっているので、つい書いてしまったわけです。約分をしないで止めないと×って、あり得ないでしょう。
ここについてある先生は、「塾で先に習ったことを学校で勝手にやられると、クラスの中で優越感や劣等感が生まれるので、とても困ります」というようなことをおっしゃっていました。別に生徒たちが、塾で習ったことをひけらかしたりしたわけではありません。習慣として身についてしまっていることが、つい出てしまうというのが実情です。それを頭ごなしに否定する指導ってどうなのでしょう? 「そんな解き方もう知ってるんだ。すごいね!」と先生に言われたら、子どもたちは嬉しくて、もっと頑張ろうと思うはずです。学校では、「みんな同じ」で進んで行くことが最優先になっているからそういうことが起こるわけですが、「自分で先取り学習をしたり、解き方をいろいろ研究して別解を考えることは悪いことだ」と子どもたちに刷り込んでいるのですから、成長を阻害しスポイルしていると言われても仕方ないでしょう。
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