- 2023年4月15日 8:31 AM
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〇消しゴム・定規・下敷き問題/このキーワードだけでビンと来る方は、かなり小中学生の学習指導に精通している方です。問題の解き方については、学校の授業中だけうまくそれに合わせさせれば何とかなりますし、対処のしようがあるのです。しかし、勉強の仕方で悪しき習慣が一旦身についてしまうと、それを取り除かせるのに相当の時間と労力が必要になってしまうので、とても困っています。1つずつ説明します。
「消しゴム」…学校では、間違えたところはきれいに消しゴムで消してから書き直すように指導されます。これは正しい指導なのでしょうか? 学年・教科によっては、それが必要な場面はあるでしょう。しかし、あらゆる場面でこれを徹底されてしまうのです。塾では、例えば算数・数学で間違えた問題は、原則消してはいけないことになっています。板書を写すのに書き間違えたようなところは消してもOKですが、計算や文章題等で間違えたところは残しておいて、どこで間違えたか見つけて、新しいところに再度解き直すことになります。学校の「間違えたものはすぐに消して書き直す」という指導が染みついてしまっている生徒は、答えを間違えたと分かった瞬間に、式も含めて全部消そうとします。入塾したての生徒とは、「おー、ちょっと待って、消さないで!」というバトルが繰り広げられることになります。講師がノートを見る時に、どこを見ているかと言うと、どういう間違いやミスをしているかです。それをすぐに消されてしまい、正解しか書いてなかったら、ノートを見る意味がなくなってしまいます。もう1つ。受験学年になって過去問レベルをたくさん解くようになった時は、かなり長い計算をしていて、途中でミスをしたことに気付くような場面があります。そんな時に、かなり時間をかけてそれを消しゴムで消している生徒がいたりしますが、時間の無駄でしかありません。そこに大きく×をつけて、すぐ次のページに解き直すのが常道です。でも、そんなノートを学校に提出すると、良い評価はもらえないはずです。ノートをきれい作ることが目的になってしまっているからです。誤解を恐れずに書きますが、私が37年間生徒たちを見て来て、優秀な生徒で消しゴムを多用していた生徒は皆無です。いや逆かな? 消しゴムを多用している生徒で、本当にできるようになった生徒はいないということです。
「定規」…現在進行形の娘や息子の学習習慣で、一番困っているのはこれかもしれません。算数で、小さい定規を片手に勉強させられるのです。最初娘が学校の宿題に取り組んでいる時の様子を見て、愕然としました。ノートに図形を描いたりするのはまだ許せるのですが(これも塾ではタブーです)、そうではないのです。ノートに書くあらゆる線は定規で書けと… 分かりますか? 筆算の横棒や、文章題の答えのアンダーラインを書くのに、定規を使えと言われるのです。過去に、問題と問題の区切りに線を引く(囲む?)ことが習慣になっていて、その線を定規で引いていた生徒もいました。もちろん、学校でそうさせられているからです。当然、それが身に付いている生徒たちは、塾に入って受験勉強を始めても、それをやり始めます。「授業中に定規は使っちゃダメだよ」と伝えると、みんな一様に「えっ? なんで?」という反応をします。1年生からそうして来たので、無理ないことだと思います。塾での学習は、定規なしでノートを書くことに慣れさせることから、まずスタートする感じです。定規を使ってはいけない理由はいくつかありますが、大きく2つあります。問題を解くのに無駄な時間がかかり過ぎること、入試では定規を使えない学校が多いことです。定規を使いながら問題を解いていたら、算数・数学ができるようにはなりません。
「下敷き」…ここまで読んで来ていただいた方には、もう説明の必要はないですよね? 低学年の生徒はいいと思いますが、5年生・6年生にもなって下敷きの使用を強制させられるのは全くナンセンスです。特に受験生には、百害あって一利なしです。入試の本番で使えないものを使っていたらダメだという視点もあります。何年も前の生徒ですが、模試を受ける際に、当然のように下敷きを2つ折りにした解答用紙に挟んで使おうとしていた生徒がいました。もちろん止めさせたのですが、その生徒はちょっと不安そうでした。下敷きなしで書いたことがほとんどなかったようです。
ここまで書いて来て、学校でこれらのことを改善してもらうのはなかなか難しいということに改めて気付きました。ましてや、一介のPTA学年委員にできることは限られているでしょう。今日これから、1回目のMTに出かけて来ます。そこでどんな雰囲気なのか、私にできることがどのくらいあるのか等を、しっかり探って来ようと考えています。
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