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物価上昇のリアル<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2022年11月4日 12:27 AM
  • 未分類

また話が逸れてしまいました。なぜ日本の会社は儲からないのか…? という話です。
ひと言で言うと、「労働生産性」が低いからです。社員の能力とかサボっているとか、そういう次元の話ではありません。会社の仕組み、そして日本全体の雇用形態、産業構造の問題です。労働者が頑張っていても、無駄が多いために、会社の利益に繋がっていないのです。

数十年前まで、製造業中心の時代はそれでも利益が出ていました。「もの作りニッポン」の作る製品の質と量は、世界を凌駕していました。オートメーションシステム中心の仕組みの中では、長い時間働けば働くほど、会社の利益に直接結びついていたのです。
それが、この四半世紀くらいの、中国をはじめとする世界的な生産性の進化により、日本のアドバンテージは大幅に低下しました。製造業に携わる労働者の数は年々大きく減っています。しかし、会社の仕組みや働き方は30年前のままなのです。

具体的に言えば、(だいぶ崩壊して来たとは言え)終身雇用と年功序列の問題。(労働者の権利が強いことと、リスクを避ける傾向が強いことによる)転職市場の閉鎖性。業務内容・成果ではなく、勤務時間で管理するマネジメント。成果報酬の割合増等、ダイナミック評価制度・給料体系導入の難しさが挙げられます。

労働生産性は、企業が生産したものや生み出した付加価値を、労働時間の総計で割ったものです。同じ価値を生み出していても、労働者の人数が必要以上に多かったり、1人当たりの労働時間が長ければ、労働生産性は下がります。つまり、会社の利益に繋がらない仕事をしている時間が長ければ、労働生産性は低くなってしまうわけです。

日本の労働生産性は、現在G7の中ではダントツ最下位です。先進国全体でみても、かなり下位の方に位置します。これだけが理由ではありませんが、会社が儲からない、ひいては給料が上がらない大きな要因の1つになっているのです。

(次回に続く…)

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