- 2013年9月4日 11:04 AM
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心理カウンセリングに、「家族療法」という分野があります。私はその「家族療法カウンセラー」の資格を持っています。簡単に言うと、子供に起こる問題はほとんど親に責任があり、子供の問題を本質的に解決するためには、家族全体を巻き込んで治療・カウンセリングにあたる必要があるという理論です。子供に関するカウンセリングでは、非行や登校拒否、引きこもりなどの問題を扱うことが多いのですが、その他、落ち着きがない、暴力的傾向がある、人の痛みや気持ちが分からない、やっていいこといけないことの区別がつかない等の症例に接すると、やはりほとんどの場合、家庭(親)に問題があり、それも含めて解決しないと根本的な解決にならないというケースが多いのです。
1つ例を挙げてみます。最近急速に増えている引きこもりに関して言うと、80%以上の子供が、「学歴が高く社会で高い地位にある厳格な父親」と、「子供に干渉しずきる母親」に育てられています。しかし、いざという場面では、子供にきちんとものを言えないことも共通しています。子供が進学・就職等、順調に進めているうちはいいのですが、一度道をはずれてしまい(受験や就職の失敗が多い)、もう自分は親の期待に応えられないというプレッシャーが、引きこもりにつながるケースが大半なのです。つまり、引きこもりの原因は本人だけの問題ではないので、親も含めてカウンセリングをしないと、解決に向かえないことが多いということです。
最近感じるのは、受験勉強において、子供が良い精神状態で頑張りきれるかどうか(結果ではない)も、親の影響がものすごく大きいということです。はっきり言うと、親が邪魔をしてしまっているケースも少なくありません。そんなケースでは、いくら子供に指導をしていても大きな効果は見込めません。やはり保護者の方も含めて、きちんと話をしていかないとダメだということです。そういう意味では、受験や就職においても、「家族療法」が必要とされる場面が多いのです。
(次回に続く…)
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