- 2020年1月8日 12:15 AM
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都内の中3生の第一志望校調査の集計結果が公表されました。今年も、昨年に引き続き都立高校の志望者の割合が大きく減って、私立高校(特に付属高校)に流れている状況が見て取れます。
都立高校の志望者は、3年前と較べると実数で6100名(普通科だけでも3600名以上)減っています。割合で言うと、都立高校第が第一志望の生徒の割合は、71%→65%と6%も減りました。中学3年生の数が減っているため都立高校の定員自体も3年間で2000名ほど減っているのですが、都立高校全体の倍率としては今年もかなり下がることになることは間違いないでしょう。
何と言っても、昨年大混乱してまだ先行き不透明な新しい大学入試を回避したいという生徒が増えていることと(その分付属高校の人気が急上昇しているわけです)、私立高校無償化の枠が拡大している影響が大きいことは間違いないのですが、都立高校の大学受験の合格実績の伸び悩みや、内申の実技教科の点数2倍をはじめとする入試改革(改悪)の影響が、じわじわとボディーブローのように効いて来ていることも間違いありません。このブログでは何度も警告していますが、この部分について都教委がきちんとした抜本的な対応をしない限り、今後も都立高校離れはどんどん加速して行きます。ひと言で言うと、「様々な施策・改革が、子どもたちの方を向いていない」のです。大人の論理で様々なことを決めているため、子どもたちにそのしわ寄せが行ってしまっています。
この調査は、12月に中学校で実施した三者面談の結果を踏まえて、都内全生徒の現時点(その時点)での志望校を集計したものです。私立高校無償化の年収制限緩和のニュースはその後に出たものなので、さらに私立高校に流れる生徒が増えて来る可能性があります。(実際、GSでもその動きが出ています) そういう部分も含めて、今後受験校が変更となる生徒も少なくありませんし、私立高校に合格して受験しなくなる生徒も出るため、これがそのまま本番の志願者数となるわけではありません。ただし、(当たり前ですが)毎年一定の相関関係があり、高校ごとの志願動向がある程度掴めるため、業界では注目されているデータです。
人気校やGSの生徒たちの中で受験者が多い学校を中心に、過去3年間の(この時点での)倍率を列挙してみます。
今日は進学指導重点校と中高一貫校・進学重視型単位制高校です。
18年→19年→20年
日比谷男子 1.7→1.8→1.6
日比谷女子 1.7→1.5→1.6
戸山 男子 2.2→2.1→2.1
戸山 女子 1.6→1.8→1.9
青山 男子 1.5→1.9→2.2
青山 女子 1.6→1.9→2.3
西 男子 1.8→1.6→1.6
西 女子 1.3→1.5→1.6
八王東男子 1.4→1.0→1.0
八王東女子 1.4→1.3→1.3
立川 男子 1.8→1.7→1.8
立川 女子 1.4→1.6→1.5
国立 男子 1.7→1.6→1.4
国立 女子 2.0→1.7→1.7
武蔵 男子 1.0→0.7→0.8
武蔵 女子 0.6→0.8→0.5
大泉 男子 1.2→1.4→0.5
大泉 女子 1.5→1.1→0.7
富士 男子 1.0→1.1→0.6
富士 女子 1.0→1.0→0.6
新宿 共通 2.2→1.9→1.6
国分寺共通 1.6→1.7→1.5
進学指導重点校で言うと、戸山・青山の人気が堅調です。特にここ数年での青山の人気上昇ぶりはすごいです。他は横這いか志望者を減らしている高校が多いです。国立の人気にやや陰りが見えることと、八王子東の不人気ぶりが顕著です。(男子は現時点で定員割れです。ここから立て直すのはちょっと難しいと思います)
中高一貫校は、予想通り壊滅的です。1年後・2年後に募集停止が決まっていて、その理由として「失敗だったから」ということを公表しているのです。誰がそんな高校を好き好んで受けるのでしょうか? ここについても、都教委の舵取りは失敗しています。募集停止をするにしても、もう少しうまいやり方があったはずです。
(次回に続く…)
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