- 2019年7月22日 4:23 PM
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私が思うに、内申点制度の最大の欠陥は、「最終的には人が人を評価している」点にあると考えています。定期テストの点数に加えて、平常点も点数化していると言うのかもしれませんが、最後5にしようか4にしようか迷った時は先生の主観でつけているわけです。先生も人間ですから、生徒の好き嫌いや先入観・思い込みを100%排除できていると考える方が不自然です。先生本人や学校関係者に聞いたら公式には絶対に認めないでしょうが、私の知り合いの教師たちは(陰では)「そんなもん、最後は主観だよ」と言っている方が多いです。中には、「親の態度も(内申点に)影響しているかもしれない…」と告白した先生もいます。ということは、内申のことで先生にクレームを入れたりすることは逆効果の場合もあるということです。生徒本人も、保護者の方も、先生と良い意味で仲良くなった方が有利であることは間違いありません。(そもそも、こんなことを書かなくてはならない時点で、内申点が罪深いことはご理解いただけると思います)
さらに問題なのは、内申点をつける立場故に、自分が権力を持っていると勘違いしている先生が少なくないことです。今年もいますが、「そんなことをしていると内申に響くぞ!」とか、「いいんじゃない。内申がどうなるかは知らないけど…」というような発言を日常的にしている先生が結構いるのです。それが、勉強を頑張らせたいとか、提出物や授業態度をきちんとさせたいという目的からの発言であれば、まだ許せるのです。しかし、こういう発言をする「とんでも教師」は、自分の価値観に合わない生徒を排除しようという意識が強く、自分は絶対に正しいと盲信していることが多いため、本人と話をしてもどうにもなりません。我々にできることは、校長や教委にその事実と子どもへの悪影響を伝えて、(少なくとも内申による脅しについては)改善してもらうくらいのことしかできません。
とにかく、「人間が人間を評価することによってその生徒の高校進学や将来が左右されてしまう」という1点だけ取っても、改善すべき理由になると私は思っています。そして、そのことによって子どもたちが委縮して学校生活を送らなければならないこと(実際、今年も何人かそれで苦しんでいる生徒がいます)も、大きな問題であることは間違いありません。
時代も平成から令和に変わりました。ここ数年の、働き方改革の一環としてのブラック労働やパワハラへの風当たりの変化は、目を見張るものがあります。昨年の日大アメフト部の暴力(指示?)事件の頃から少し感じ始めていたのですが、最近のジャニーズや吉本興業の件を取ってみても、今まで当たり前のこととしてやり過ごされた来たことに対して、誰かが「おかしい!」という声を上げることによって大きな社会問題となり、一気に改善・改革に繋がるケースが増えて来ているように感じます。1つには、SNSの発達によって、末端の国民の声(世論)が瞬く間に全国に広がるようになったことが理由として挙げられると思います。正に、「時代が変わった」というような状況が生まれているのです。
だいぶ数は減って来てはいると思いますが、依然として企業や学校の部活等において、昭和の時代を引きずった指導を行っている上司・指導者がいます。(我々の業界も他人事ではありません) 最近世間で問題を起こしているのは、現在40代半ばくらいから50代後半くらいまでの世代の方に集中しています。自分たちがそういう指導の中で育って来ていることと、その年齢になると余程のことがなければ自分を変えることができないためです。
このタイミングで、悪しき内申点を(少なくとも高校入試から)撲滅しようという動きが出始めたことはとてもいいことだと思います。今まではそれ(内申で子どもたちを縛りつけること)が当たり前だったのかもしれませんが、今の時代にはそぐわなくなって来ていると確信します。全国的にこの動きが加速するよう、心から願っています。私も微力ながら、様々取り組んで行こうと考えています。
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