- 2013年6月10日 12:16 PM
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サッカーの日本代表が、今回も早々とワールドカップ出場を決めました。他の4チーム同士の試合で引き分けが多く勝ち点をつぶし合ってくれたこともあり、余裕を持っての出場決定でしたが、後半苦しい試合が多かったことと、先日のオーストラリア戦も後半ロスタイムにPKで追いつくという劇的な展開だったため、なかなか盛り上がったのではないかと思います。
私が注目したのは、出場決定後の選手たちの様子でした。ピッチでは、さすがにホッとしたのか、喜びを爆発させていましたが、その後のインタビューや翌日の会見では、まったく違う顔を見せていました。出場決定は1つの通過点で、これからが勝負だということをほとんどの選手が口にしていました。
口火を切ったのは、本田圭佑選手でした。「目標はワールドカップの優勝だ」と断言しました。その目標達成に向けては、今のままでは個々の力量が不足しているということを指摘し、主力選手の名前を1人ずつ挙げて、具体的にこういう力をつけろということまで言及したのです。今野選手に対しては、先輩であるにも関わらず、「そんな気持ちでプレーしてもらっては困る」と苦言を呈する場面すらありました。(監督みたいだ…)
今まで日本のチームだと、ああいう感じの選手に対しては、内外から風当たりが強くなるのが普通だったと思いますが、あれだけ飛び抜けた存在感ゆえ、周りも納得し、香川選手や長友選手をはじめ、他の選手たちも感化を受けて、ワールドカップ優勝を口にするようになってきたのだと思います。
本田選手の「ビックマウス」は、今に始まったことではありません。実は、本田選手が小6の時に書いた作文(おそらく卒業文集)が手に入ったので、先週の都立中クラスの作文の授業の教材として使わせてもらいました。公表されているものなので、授業で使用したり、ここで紹介したりするくらいなら問題ないと判断しました。
とにかく、内容がすごいので、全文をご紹介したいと思います。
「将来の夢」 本田圭佑 ※表記は原文ママ
ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたい、というよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから今ぼくは、ガンバっている。今はヘタだけれど、ガンバって必ず世界一になる。
そして世界一になったら、大金持ちになって、親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれて、ヨーロッパのセリアAに入団します。そしてレギュラーになって、10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくして、スバイクやジャンパーを作り、世界中の人がこのぼくが作ったスバイクやジャンパーを買って行ってくれることを夢みている。
一方、世界中のみんなが注目し、世界中で一番さわぐ4年に1度のワールドカップに出場します。セリアAで活躍しているぼくは、日本に帰り、ミーティングをし、10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし、2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ごうをうまくかわし、パスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。
皆さん、いがでしょうか? 授業で生徒たちに感想を言わせたら、大きな夢を断言していることと、その夢がかなり具体的であることがすごいという声が多かったです。
本田選手が小6の時と言えば、日本が初めてワールドカップ出場を果たして惨敗した直後で、日韓共催より前、まだ海外で活躍する日本人選手もほとんどいなかった時代です。そんな時期に、ワールドカップ優勝やセリエAで活躍する自分を目標として掲げていることがすごいのですが、小6の時に本田モデルのスパイク・ジャンパーをイメージしていることも驚きです。年収40億の目標ってすごいですね…
あれから14年経って、今はロシアでプレーしていますし、背番号も10番ではありませんし、契約しているのはプーマではなくミズノですし(でも本田モデルのスパイクは相当売れているらしい…)、少しずつズレてはいますが、紛れもなく日本を代表する選手として世界で活躍しているのです。
今の彼があるのは、小学生の頃から夢を明確にして、その夢を絶対に叶えると決めて、そこに向けてひたむきに努力を続けてきたからであろうことは、十分に想像できます。
本田選手本人も、「自分は先に大きなことを言ってしまうことで、自分を奮い立たせてきた」というようなことを言っていたことがあります。もしかすると、小学生の時からそういう意識を持っていたのかもしれません。
(次回に続く…)
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