- 2013年6月6日 10:17 AM
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先日も書いた通り、私は就職した当時、家族4人(父・母・妹)で都営住宅に住んでいました。つながった2部屋に4人で寝ている状態でした。塾の仕事は夜遅いため(家に帰るのは午前様が当たり前)、家族が寝た後に起こさないようにそ~っと部屋に入って、テレビもつけられず、音を立てずに何か食べたりしていた記憶があります。
そんな生活を脱却したくて、何と!就職した1年目に一戸建ての住宅を購入してしまったのです。住宅ローンは頭金をあまり多く払えなかったため(それでも貯金はほぼ使い果たしました)、30年の長期ローンで、毎月の返済額もかなりの額でした。1年目の給料は手取りで14万円くらいでしたが、その中から12万円ほど返済していた記憶があります。ボーナスは、ほとんどすべて返済に回りました。
その頃はまだ父親が働いていたので、家での食事等生活費には困りませんでしたが、自分の外での食事代や遊興費も含めて、給料だけでやりくりするのはとても大変でした。それでも何とかなったのは、おかげ様で仕事が楽しく、1年中仕事にのめり込むことがてきたため、ほとんどお金を使わないで済んだからです。食事や飲みに行った時は、だいたい校長や先輩が払ってくれましたし(いい時代だった…)、それ以外で遊びに行ったり、買い物に行ったりした記憶がほとんどありません。ましてや旅行など(塾の合宿以外)1度も行った記憶がありません。
普通新卒1年目で住宅ローンを組むケースはほとんどないと思います。少ない給料でしたが、親と同居だったことと、奨学金等の借金がなかったこともあり、ローンを組むことができたわけです。当時のF銀行には大変お世話になりました。親身になって相談に乗ってくれましたが、自分の収入等の条件がぎりぎりだったため、もし奨学金の返済でそれなりの額が残っていたら、家のローンを組めなかったと思います。私が身を持って、奨学金を借りなくてよかった…ということを体感しているのです。
こんなに無理して早く家を建てる必要があるのか…と自分でも自問自答したことがあります。しかし、引っ越した後の両親の嬉しそうな顔を見たら、その迷いはすべて吹き飛びました。「これでよかったんだ。頑張って稼いで、1日でも早くローンを払い終わるぞ!」と。
その後どうなったか… 結局、30年のローンをちょうど半分の15年で払い終わってしまいしまた。脇目も振らず仕事に打ち込んだのが認められたのかどうか分かりませんが、会社の中での職位がトントン拍子に上がり、予定より早く収入が増えていったからです。ただし、給料やボーナスのほとんどが返済に回るという構図に変わりはなかったため、ローンを払い終わるまではずっと余裕がありませんでした。30代前半には(年上の方も含めて)部下がかなりの数いましたが、なるべく上司と飲みに行くようにしていました。(笑) 部下と飲みに行った時もほとんど「割り勘」でした。時には、気を遣った部下におごってもらった場面もあったような気が…
そんなこんなで、30代のうちにに家のローンを払い終わってしまったわけですが、その後も(お金をほとんど使わないという)生活をあまり変えることができませんでした。遊びに行ったり、旅行に出かけてお金を使うという習慣がまったくないわけです。その頃になると、さらに役職が上がっていたこともあり、後は(使わないので)貯まる一方でした。もちろん、その頃以降は部下と(周りのほとんどの職員が部下になっていました)飲みに行った時は、自分が全部払う場面が多かったわけですが、そんなことでしかお金を使う時がなかったのです。
その頃私は、母親と2人で暮らしていました。その後何年かして母親が倒れ、しばらく入院することになり、退院後も介護が必要な状態だったため、施設に入れることになりました。私も仕事が続けられなくなり、そんな中で月に20万円ほどの費用が出ていきました。一時的にでしたが、介護の過労とストレスで自分も入院したこともあります。それでも何とか凌げたのは、若い頃に無茶して家のローンを払い終わってしまったことと、その後あまりお金を使わずにある程度の貯金ができていたからです。もし、この頃になっても家のローンに苦しんでいたら、母親が倒れて自分が仕事ができなくなった時点で、二進も三進もいかなくなっていたと思います。もちろん、「GS進学教室」も今存在していなかったでしょう。そう考えると、ちょっとゾッとするわけです。
私が自分の(ちょっと恥ずかしい)過去を暴露してでも、お伝えしたかったことは、「20代、30代若いうちは苦労してでもがむしゃらに働け! そして将来のこと(特にお金のこと)を真剣に考えておけ!」ということです。今の20代の皆さんの様子を見ていると、そこに対してのリアリティがほとんどないように感じます。40代・50代になったら、若い頃のような無茶はできなくなります。何か突発的なことが起こった時に、こんなはずじゃなかった…となってからでは遅いのです。特に若い皆さんには、ぜひこのあたりのことを一度真剣に考えてみて欲しいと思います。
もちろん、様々な理由で、現実的にはそんなの不可能だという方もいらっしゃると思います。「そんなの理想論だろ」と感じたり、ご自身が今奨学金や住宅ローンを返済している方の中には、気を悪くされた方もいらっしゃるかもしれません。あくまても、1つのモデルケース・問題提起として受け止めていただければ幸いです。
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