- 2013年5月31日 11:33 AM
- 未分類
昨日までのブログを読んだ方の中には、(特に大学に進学する際には)「奨学金を借りればいいんじゃないの?」と考えた方が多いかもしれません。将来子どもが働くようになってから少しずつ返してくれればいいと… ちょっと待ってください。私は個人的には、安易に奨学金を借りるべきではないという考えです。その理由をこれから説明します。
奨学金には大きく分けて2種類あります。返す必要がないのが「給付型」の奨学金です。成績が飛び抜けて良かったり、家庭の事情で特別に認められたりするケースです。一昔前はかなり枠がありましたが、今はほとんどありません。(今後、海外留学を考えている優秀な学生には給付型の奨学金の枠を増やすと政府が言っていますが、まだ具体化していません) ほとんどの学生が利用しているのが日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金ですが、この機構の奨学金には給付型はありません。
もう1つが、大学卒業後に返済する必要がある「貸与型」の奨学金です。これにも2種類あり、無利子のものと数%の利子がつくものがあります。無利子のものはやはり条件が厳しいものが多く、割合は貸与型全体の20%弱です。残りのほとんどが有利子のもので、この形なら余程のことがない限り借りられるため、現在は全国の大学生の1/3程度が何らかの形で奨学金を利用しています。
しかし、それにより、結構大変な状況が起こってきているのです。
簡単に言うと、奨学金を借りたものの、就職できなかったり、もともと計画に無理があったことにより、予定通りに返済できない学生が大量に出ているのです。2012年度は、全国で33万人、金額で言うと実に約900億円もの金額が滞納されています。何とか返済はしているものの、それに追われてしまって大変厳しい生活をしていたり、子どもが払えないので親が肩代わりをして、老後の資金をくいつぶしてしまっていたりと、悲惨な状況になっている家庭を含めると、かなりの割合になっているのではないかと想像します。
普通は300~400万円程度、多い学生になるといくつもの機構から合わせて1000万円以上も借りているケースもあります。月々の返済額はピンキリですが、2~3万円を10間くらいに渡って返していく場合が多いでしょうか? 中には月々10万円近い返済になっている場合もあるようです。普通に就職できればいいのですが、近年の就職難で仕事がなかったり、あったとしても非正規やアルバイト・フリーターでしか働けないために、予定した返済ができないケースが増えているのです。
(次回に続く…)
- 新しい: 奨学金は借りるな!<その2>
- 古い: 子どもの教育費はトータルで考えるべき<その2>
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- https://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=1306
- トラックバックの送信元リスト
- 奨学金は借りるな!<その1> - GS進学教室 より

