- 2013年5月30日 11:04 AM
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昨日から、子どもの教育費はトータルで考えるべきという主張をしているわけですが、私が本当にお伝えしたいのは、都立(公立)に行くのか私立に行くのかというような次元の話ではありません。子どもたちの将来を長い目で見て、今何が必要なのかという視点で費用をかけるべきだということです。
皆さんは、親が死ぬ時に子どもに残せるもので、一番重要な財産(もの)って何だと思いますか? お金でしょうか? 私は個人的にはお金は(最低限のもの以外)残さない方がいいくらいに思っています。いい暮らしをしたければ、自分で稼ぐ。これが資本主義社会の原則だと思います。今まで数十年に渡って日本の経済が停滞しているのは、高齢者の方が財産を子どもに残すために、あまり使わずに貯め込んでいることも要因の1つになっているのではないでしょうか。
優しさや思いやり、社交性、そして逆境に負けない強さ等、人間性の部分も親が子どもに残してあげられることの1つだと思います。 世の中を生きていく上で、当然これもあった方がいいに決まっています。
お金を稼げるようにしてあげること、人間性を鍛えること、これらは結局ある1つのところに行きつくと思います。それは、子どもに対して、どれだけ的確に、時期に応じた「教育」を受けさせてあげられるかということです。私は、親の最大の使命は、子どもにきちんとした教育を施し、それを子どもたちの中に財産として残してあげることだと考えています。それさえタイミングを間違えずにきちんとしてあげられれば、親無き後も、子どもたちは立派に成長していけるのではないでしょうか?
では、「教育」とは何を指すのか? まずは、家庭での教育が一番重要だと思います。人に対する優しさや粘り強さ等、生きていく上で最も重要な資質と、挨拶をするとか自分のことは自分でするとかの基本動作の習慣は、小学校入学前にほぼ出来上がってしまうというのが教育界の通説です。読み書きや計算の基本部分も、家庭できちんと習慣づけをした子どもとそうでない子どもは、差がついているでしょう。具体的には、親が本を読むのが好きな家庭の子どもは、放っておいても読書の習慣がつくというようなレベルの話だと思います。
ところが最近の若いお母さんたちの中には、幼稚園の先生に「うちの子はまだ挨拶ができないんですよ! どんな指導しているんですか?」とクレームをつけたり、小学校入学段階で勉強についていけないと学校の先生の責任を追求したりというようなケースが増えているそうです。そのあたりの人としての基本動作や、勉強の習慣の部分は、まず親の責任であると考えて取り組まないと、子どもが可哀想な思いをしてしまうケースが多いのです。
小学校(特に低学年)の担任の先生の当たりはずれは、正直大きいと思います。学級崩壊が起きていたり、漢字・計算等の基礎学力をつけるのが下手な先生にあたると、よほど親が気をつけていないと、あっという間に落ちこぼれてしまいます。この時期に一度ついていけなくなってしまうと、挽回するのに相当労力を要します。私は、この時期に珠算や公文式等の基礎反復学習をさせることはとても有効だと考えています。勉強の習慣と解くスピードは確実につきます。(確実性と考える力は指導者の力量によって差がつきます)
1つの節目は小学校4年生です。中学受験をするのかしないのか、という大きな選択があります。受験をするのであれば、塾選びがとても重要です。子どもによって合う合わないもあるので、ネームバリューや評判だけで選ばすに、実際に体験授業を受けたり、責任者とじっくり話をしたりして、慎重に選ぶ必要があります。中学受験に向けてスタートをうまく切れるかどうかは、塾選びの成否でほぼ決まってしまうと思います。いかに我が子に合っていて、成果につながる塾を選ぶかがポイントです。
それは中学生や高校生になっても同じことです。ある程度自分で塾を選ぶことができるようになってきますが、単に仲の良い友だちが行っているからとか、楽しく授業が受けられるからとか、そんな理由だけで決めていないかどうかを保護者が確認する必要があるでしょう。
塾でそれなりの指導を受けるためには、ある程度の支出は覚悟しなくてはなりません。しかし、無駄な費用を払う必要はまったくありません。保護者の方は、常に「費用対効果」を考えながら、決断をしていくようにしてください。一般的には、入塾後に様々理由をつけて「オプション授業」を取らせる塾、素人同然の教室長が運営していて、(力がつくつかない以前に)困った時に頼りにならないような塾は、費用対効果が低くなります。そういう意味では、大手塾はもう限界に来ていると思います。一部の有能な講師が継続的に担当してくれるのであればいのですが、残念ながらそういう講師と出会える確率は、非常に低くなってきています。
学校選びについても同様です。特に私立に行かせる場合は、この費用を払うだけの価値がその学校にあるかどうかを真剣に考えてから決断してください。本当に我が子にとって、それが良い選択だと思うのであれば、多少無理してでも費用を工面する必要があると思います。極論ですが、私はそれこそが「究極の親の役目」なのではないかと考えている次第です。
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