- 2019年3月18日 3:04 PM
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この「南の島」で6日間過ごした経験も、少なからずその後の人生に影響を与えていると思います。ちょっと大袈裟に言うと、カルチャーショックで人生観が変わりました。とにかく、慌ただしく動き回ることはせず、空港から中心部の街に直行し、のんびりと6日間過ごしました。白砂碧海のビーチやホテルのプールのリクライニングチェアで1日中ごろごろして、美味しいものをたくさん食べて、当てもなくショッピングをしたり…という毎日でした。観光スポットにはあまり行っていません。とにかく、物価が高かった記憶があります。マックのセットが1,000円以上しました。ファミレスみたいなところで、普通に夕食を食べると、1人で3,000円以上はかかります。
(ちょうど春休みだったので)日本人を中心に観光客も多かったのですが、とにかく街の人たちがのんびりしているのです。おばちゃんたちは、みんなムームーを来て街中を歩いていて、みんな同じ体形をしていました(笑)。昼過ぎ午後2時頃には、街の中心部でも、ほとんどのお店が閉まってしまうのです。後で聞いたことによると、シエスタの習慣があり、みんな昼寝しているのだそうです。なので、うっかりランチのタイミングを逃すと大変です。夕方まで食料にありつけなくなったりします。で、夕方またお店を開けて、夕食の時間が終わったらさっさと閉めてしまいます。夜9時には街中がすっかり閑散としていました。スーパーに買い物に行くと、レジのおじさん・おばさんたちは、周りの人とおしゃべりしたり、携帯で話をしながらレジを打ったりしています。レジに列ができているのに、どこかに行ってしまって、なかなか帰って来ないことがあったのですが、お客さんたちはそれが当然のことのように、みんなで談笑しています。私も仕方なくその輪に入ろうと思いましたが、フランス語がまったく分かりませんでした。タクシーに乗っても、運転手は携帯で家族と話をしながら運転しています。(日本だと違法だ!)
とにかく、流れている時間が日本とはまったく違うのです。そして、何と言ってもみんなが明るくて幸せそう! 細かいことに気を病むという文化がないかのようです。現地に住んでいる日本人の方と話をしたのですが、みんなお金はあまり持っていないけど、 生活(人生)の満足度は高いそうです。犯罪もほとんど聞いたことがないと言っていました。
自分の今までの人生を省みて、何かを変える必要があるということに気付かされたのです。
海外旅行から帰って来て、急に不安になりました。母親はとりあえず良い施設に入ることができて、幸せそうに暮らしている。もう自宅に戻ることはないだろう。あまり私が時間を取られる場面もなくなるはずだ。そう考えた時に、急に将来のことをリアルに考えてしまったのです。失業給付もそろそろ終わってしまう。預金の残高もだんだん減って来ている(海外旅行に行ったこともありますが…)。今後も施設の費用で月に20万円近くは出て行く… それよりも何よりも、「自分がどこにも所属していないという恐怖」に押しつぶされそうになりました。この感覚は、失業したことがない方にはご理解いただけないと思います。
それが2012年の3月の終わり頃のことです。
(次回に続く…)
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