- 2013年5月13日 1:55 PM
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先週の小6の授業で、三権分立や選挙等について学習した際、税金の使い道についての話になりました。国会議員が税金の使い道を決めるので、選挙で民意をきちんと反映させることが重要だという内容でした。しかし、最近の教育関連の政策を見ていると、子どもたちにそのことを胸を張って伝えられないような気持ちになってしまいます。
先週、公立高校の授業料無料に所得制限がかかるという内容のブログを書きましたが、その後保護者面談で、あの施策について違う視点のご指摘がありました。家庭の所得額によって、授業料を無料にするかどうかを判断することの問題点についてです。 「所得700万円で子どもが1人しかいない家庭と、所得が900万円で子どもが4人いる家庭と、どちらが大変だと思います? 」と言われて、それはそうだと思いました。私の中で、その視点は欠けていました… この少子化の中、GSはなぜか子だくさんのご家庭の割合が多いような気がします。
また、少子化対策として政府が出してきたのが、女性手帳の導入です。今までの母子手帳は、妊娠が判明した時点で配付されていましたが、もっと早い段階(高校生が有力)で全員に配付して、早期の結婚・妊娠を啓蒙しようという意図のものです。
話は逸れますが、母親の遺品を整理していたら、自分の母子手帳が出てきて、しばらく見入ってしまいました。子どもを1人育てることの大変さがよく分かりますよね。生徒たちに持参させて、授業で教材として使いたいくらいです。
この女性手帳の導入についても、評判が著しく悪いです。私もまったくそう思います。知識の啓蒙をするなら男性手帳も必要でしょうし、そもそも、今の晩婚化・少子化は、知識の欠如が原因ではありません。若くして結婚・出産した方がいいことくらい、若い人々も含めてみんな知っています。当面目の前の経済的な問題と、将来の不安、結婚したくても出会いがないこと、不妊治療の敷居の高さ等の理由により、結婚・出産をしたくてもできない人が増えているのです。どう考えても、お金をかける方向性が間違っていると思います。具体的に、若者たちの結婚・出産に対しての不安を取り除く方向で、国は仕事をするべきです。
どうしても知識の啓蒙をしたいなら、このご時世、ホームページ等で告知すればいいのです。知識を得たい人はそこで情報を得るでしょう。手帳を全員に配ったって、見ない人は見ません。
性格の悪い私は、こういう話を聞くと、印刷業界との癒着や天下りした皆さんの仕事の確保等の意味合いを疑ってしまうのです。制作・印刷だけで、数十億円規模の仕事だそうですから… いずれにしても、そんな無駄な税金を使うことについては、国民がもっと反対の声を上げるべきだと思います。

