- 2018年4月19日 4:37 PM
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前回のブログの内容について、保護者の方から「ノーム」という言葉についてご質問が入りました。すみません。不用意でした。一般の方に分からない専門用語を何気なく使ってしまうのは、「書き手」としては失格ですね…
ノームというのは、直訳すると「規律・規範」、もっと具体的に言うと「その集団の文化・スタンダード」というような意味です。具体的な例で説明します。塾で授業を受けていて、授業をきちんと聞かないで全然関係ないことを勝手にしゃべっている生徒がいたとします。それを講師が許していると、「このクラスでは(この先生の授業では)、勝手にしゃべっていいんだ」というノームが出来上がります。宿題をやって来ない生徒が出た時に、講師が「まぁ、しゃあないな。次はやって来いや」というような対応を何度かしていると、「宿題はやってもやらなくてもいいんだ」というノームが完成します。「確認テストは必ず合格点を取る」とか、「成績を上げる」というような点に関しても同じです。「成績なんて上げなくてもよい(どうせ上がらない)」というのもノームです。一度そういうノームが出来上がってしまうと、正常な状態に戻すことはまず不可能です。そういう意味では、最初が肝心なのです。小学校や中学校で学級崩壊しているクラス(授業)を想像していただくとわかりやすいでしょう。次第に生徒たちの体にそれが染み込んで行ってしまい、習慣となってしまいます。そうなると、環境が変わっても修復ができなくなってしまうのです。
上記のような負のノームが出来上がってしまっている生徒が入塾して来た時にそのことを強く感じるのですが、勉強に対してやる気がない、まったく成績が上がらないという解決すべき課題を抱えた生徒が目の前にいる時に、上辺の対処療法だけでは限界があるということを改めて感じます。本質に踏み込んで、それこそ血をすべて入れ換えるくらいの覚悟が必要になる(そうしないと改善できない)場合が多いのですが、そんなに簡単な話ではありません。
(次回に続く…)
- 新しい: ものの見方が変わるということ<その5>
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