- 2018年3月13日 1:10 PM
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③学校で4技能民間試験の対策を中心に授業を進めなくてはならなくなる。
→授業が資格試験対策のような形になってしまうことを危惧する声が上がっているわけですが、安心してください。そんなことは起こりません。なぜかと言うと、学校の英語の先生でそのレベルの指導に対応できる方がとても少ないからです。英検3級や準2級レベルならともかく、準1級のレベルになると苦しいでしょうし、TOEICやTOEFLのレベルをまともに指導できる方はほとんどいないはずです。そのレベルを指導するためには、自身が英語の日常会話をネイティブに近いレベルで話せる(聞ける)必要があるわけですが、英語の教員免許を取るのにそんなレベルのことは必要ありませんし、採用された後も、そのレベルの研修を受ける機会はありません。
もしお疑いの方は、高校の英語の授業がどのように行われているかを確認してみることをお勧めします。文科省の学習指導要領では、「高校の英語の授業は。原則すべて英語で行う」ということが明記されています。そのことは、当然現場の先生たちは知っています。しかし、実際に生徒たちに聞いてみると、そんな授業が行われているのは、ほんの一部の高校のみであることが分かります。(私が授業を見学した際にも、そんな授業は見たことがありません) 都立高校の英語の先生とお会いした時にその話を振ってみたことがあるのですが、「うちの生徒たちには意味がありません」と建前のお答えをされた後で(ちなみに学区ではトップレベルの高校です)、「まぁ、やれと言われてもできませんけどね…」と正直におっしゃっていました。
2021年からは、中学校の授業を原則すべて英語で行うことが決まっています。と書いてて馬鹿らしくなってしまうのですが、そんなことが実際に行われることはほとんど起こりません。現場の先生方もできるとは思っていないでしょう。私が現状の英語教育について一番問題だと感じているのはこの部分なのです。文科省が理想として掲げてるいることは正に絵に描いた餅になっていて、実際現場ではまったく違うレベルのことが進んでいます。
小学校の英語についても同じことが言えます。正式教科化に先立って、一部英語の授業がスタートしていますが、生徒たちに様子を聞いたり教材を見せてもらったりした限りでは、やらない方がましというレベルの授業が多いです。(英語については)素人の先生が片手間で教えているケースがほとんどのようですから、そのことは責められないと思います。文科省も、今になって小学校で英語専科の先生を採用するということを言い出しましたが、私は止めておいた方がいいと感じています。「労多くして益少なし」となることが目に見えているからです。
(次回に続く…)
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