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付属校人気が急上昇しています!<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2018年1月15日 1:35 PM
  • 未分類

「都立中高の人気が下がって来ていること」
私立と都立の関係は、どちらかと言うと相対的な関係にあります。一昔前、都立の人気が急騰していた頃は、私立は全体的に非常に厳しい状況に追い込まれていました。今私立中高の人気が少し持ち直しているということは、逆に言えば都立の人気が(一時に較べると)落ちて来ているということです。実際、現場の最前線にいると、毎年その部分の上がり下がりが皮膚感覚で分かるのですが、ここ2年くらいは目に見えて都立中高の人気が停滞して来ています。
今年の中3生について、(12月の段階の調査では)都立高校を第一志望としている生徒の割合が68%と公表されましたが、昨年よりも3%ほど下がって、久しぶりに70%を割り込みました。進学重点校や学区2番手校のレベルでも、昨年よりは志望者を減らしている高校が多いです。都立中についても、この間年々受検者を減らして来ていますが、今年はどうなるのか注目されています。

なぜ都立の人気が低下して来ているのかということですが、1つには、大学受験・出口のところの状況があります。日比谷・西は依然として頑張っています。特に日比谷は、入学している生徒たちのレベル、中での指導体制を勘案すると、今後もさらに伸ばして行くことが予想されます。国立も(あれだけ部活や行事に注力しながら)何とか踏ん張っています。立川や八王子東は(進学指導重点校としては)青息吐息です。難関国立大学はもちろん、早慶あたりも非常に苦しい戦いになっています。都立中の方で言うと、小石川のひとり勝ちの状況です。武蔵もここ数年は踏ん張っていますが、内部の状況を見聞きする限り、今後飛躍的に伸びるとは思えません。それ以外の学校は、学校の中でも上位にいないと難関大学は選択肢にも入りません。都立高校の学区2番手校は、一部の高校を除けばそれよりもさらに厳しい状況です。
さらに言えば、「2020年からの大学入試改革のことを考えると、比較的自由なカリキュラムで6年間じっくり指導できる中高一貫校と較べると、3年間で勝負となる都立高校は不利である」という分析もあちこちで目にするようになりました。
というようなことが、世間一般の方々にもだいぶ認識され始めているのです。

もう1つには、ここ数年の入試制度の改悪と、ミスや不祥事に対する都教委の姿勢が挙げられます。
十数年前からの都立高校の入試改革と都立中の開校によって、せっかく盛り上がって来た都立の灯りを、ここ数年で自ら消してしまっている感が否めません。都立高校の入試改革(改悪)が一番大きいと思います。とくに、内申点の実技教科2倍と、特別選考の1割枠の廃止が決定的でした。これにより、(内申を取れない)難関国立大学を狙えるような優秀な生徒がだいぶ逃げてしまったのは紛れもない事実です。(実技科目の評価を気にするあまり)中学校生活が全体的に重苦しいものになっているということも言われています。(GSの生徒たちの様子を見ていても、それは間違いなくあります。「中1で体育の評定で3を取ってしまった生徒が相当落ち込んでしまう」というようなケースが少なくないのです) 内申の中学校間格差等、不公平感が大きいことも大問題です。こういう「面倒くさいこと」に巻き込まれたくないために、最初から(内申がほとんど関係ない)難関私立高校を目指すと決めている生徒も増えて来ています。(GSの中1・中2の生徒でも結構います)
また、入試問題(共通問題)の作問のレベルと、出題ミスに対する対応もかなり酷い状況が続いています。一昨年の都立高校の理科や、昨年の都立中の割合の問題は出題ミスであることが明らかであるのに、採点のやり直しや不利益を被った生徒の救済についてはまったくなしのつぶてです。(直接都教委ともやり取りをしましたが、対応はとても酷いものでした。ミスであることは一部認めています) 今回の大阪大学の件(1年前の入試問題のミス発覚→追加合格)で、文科省が再度国立大学に点検を指示したというニュースもありました。私もあの時は、都知事(舛添さんでした)や都議会議員、文科省にも直接事の経緯を伝えました。おときたさんをはじめ数名の都議会議員が動いてくれましたが、ちょうどタイミング悪く舛添さんの辞任問題が大きくなって来た時で、こちらの話はうやむやになってしまいました。
昨年の小石川の不祥事(期限を過ぎてからの手続き促進)と西の重大ミス(リスニングトラブルとその後の問題用紙の配付漏れ)についても、私は様々なところで問題提起を行って来ました。確かに現場での対応が問題ではあるのですが、その後高校の先生方に様々伺ったところによると、根本の原因は都教委の指示やハンドリングにあることが見えて来ました。
このあたりのことは、一般の受験生や保護者の方にはあまり知られていませんし、直接的な影響はあまりないと思いますが、我々塾に身を置く者や業界の中では、結構大きな影を落としています。少なくとも私は、この根本的な体質が改まらない限り、今後もこういう(生徒の将来に影響を与えかねない)不祥事やミスは起こるだろうと感じています。

以上のような様々な要因があって、「都立離れ」が少しずつ進んでいると分析しています。私立中高(特に付属高校)の人気が急騰しているのは、そういう側面もあるのです。
(次回に続く…)

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