- 2017年6月28日 11:02 AM
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この計画・自己管理の部分は、技術・スキルの1つなので、学習・訓練によって上達するはずです。入塾したばかりの生徒たちは、「自分で計画を立ててそれをつぶして行く」ということができないケースが多いのですが、その段階では、授業について行くことが難しかったり、テストでなかなか結果が出ないという状況が続く場合がほとんどです。日々様々なやり取りをして行く中で、次第にできるようになって行くわけですが、それでようやく受験生として1段階レベルアップできたことになります。テストで目に見えて結果が出始めるのはその後です。
しかし、長いこと受験生の様子を見ていて感じることは、この部分(自分で計画を立ててそれを淡々とこなして行く)がどうしてもできるようにならない生徒が毎年一定の割合でいるということです。それこそ手取り足取り指導して、毎日のようにチェックしたとしても、3日坊主で終わってしまったり、形式だけ整えて中身が伴わなかったり(計画通りに取り組めない)、計画はもちろん最低限の日々のTo Do管理すらできなくなってしまったりします。当然、そういう生徒は受験の戦いではとても苦しい状況を迎えることになります。
最近、これらの生徒に共通する特徴といくつかの類型が見えてきました。以下にそれをまとめます。
〇言い訳や他責が多い
→常にできない言い訳を探しています。口癖は「でも…」「だって…」です。宿題・課題を忘れた時も、まずできなかった言い訳から入る場合が多いです。「やったけど忘れて来た」という定番のフレーズもよく使います。誰かのせい、何かのせいにする場面もよくあります。「~だからできなかった」ということしを1年中言い続けていたりします。真摯に反省して改善するということがなかなかできません。こういうタイプの生徒に対応する方法は1つしかありません。言い訳を一切聞かないことです。私は、「は?」「だから?」とあえて冷たい対応をするようにしています。やらなければいけないことをやっていないということは、本人が一番よく分かっています。残してやらせるとか、翌日持って来させてチェックするとか、現物主義で対応して行くしかありません。
〇親や教師に依存している
→はっきり申し上げて、親が過保護過ぎると、子どもが自分で受験勉強を進めて行くことはできなくなります。小学校の低学年のうちであればまだしも、小6の受験期や中学生くらいになって、親が学習管理をすべてやっていたら、子どもをスポイルしてしまいます。中学受験について言えば、親が腹を括って100%やり切れば、結果につながる場合も多いと思います。ただし、高校受験・大学受験ではそれは非常に難しくなりますし、将来的に子どもが自分で取り組めるようにという視点は常に持っている必要があると思います。勉強以外の生活習慣についても、同じことが言えます。身の周りの片づけや時間の管理等、親が手を出し過ぎていると、子どもは自分で何もできなくなります。どのタイミングで手を離すか、自立させるかが非常に重要です。
塾の講師に甘えているケースも少なくありません。「〇〇塾に通っているから安心」「先生が何とかしてくれる」というような感じがありありで、自分で考えて取り組もうという意識があまりありません。ひどい生徒になると、「私は何をすればいいですか?」というようなことを頻繁に言っていたりします。本当に困った時に相談してくれるのはいいと思いますが、「結局、自分がやるしかない。そのために塾(先生)をとことん利用しよう」というスタンスが正しいのです。
塾の講師のスキルが低いと、これを何でもはいはい全部聞いてしまって、結果的に生徒をダメにしてしまう場合もあるので、注意が必要です。
〇親の覚悟が決まっていない
→全項の内容と矛盾するように感じるかもしれませんが、これもケースとしては多いと思います。2つ例を挙げます。
①「部活が忙しすぎて勉強する時間がないんです。毎日長時間の練習で疲れていて、これ以上勉強しろと言うのが可哀想で…」
②「家でゲームやスマホばかりいじっていて、集中して勉強しないんです…」
親がこのモードに入っていると、成績は間違いなく上がりません。私は①のケースの方がより深刻だと思います。それで、生徒本人も保護者の方も、「成績が上がらなくても仕方ない。高校は行けるところに行けばいい」という共通認識を持っていていただけるのであれば、問題ありません。しかし、ほとんどの場合、「成績を上げたい、少しでもいい高校に進学したい」と考えているのです。であれば、両立してやるべきことをやって行く(やらせて行く)しかありません。時間が限られている中で、どうやって効率よく勉強して行くかを決めて取り組んで行く必要があります。本当に可哀想なのは、部活ばかりやっていたために、行けるはずの高校に行けなくなってしまうことです。
②のケースは言うまでもないと思います。ゲーム・スマホを買い与えたのは、誰なのでしょうか? 本当に不要で子どもにとってマイナスだと感じるのであれば、その時点で取り上げればいいだけです。実際、私は今までに、ゲームを1年間預かったり、その場でスマホを解約に行ってもらったりしたことが何度かあります。当然、最初子どもは泣き喚いたりするわけですが、親が本気だと分かると観念します。今までの例だと、入試の結果もうまく行った場合がほとんどです。
お伝えしたいことは、親が子どもに対して腰を引いていたら、子どもを本当に変えることなどできないということです。もちろん、塾としてはその状況下で何とか生徒たちの状況を良い方向に変えて行こうと全力で取り組みます。しかし、保護者の方の協力がないと、うまく行かない場合が多いです。
来週から、小5以上の学年は「GSシート」を作成し、夏の目標と学習計画を作成してもらいます。夏で大きな成果を出すために、非常に重要な局面だと考えています。
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