- 2013年2月22日 5:43 PM
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都の教育委員会が、また「おかしなこと」を決定しました。公立小学校で、4月より「外遊び」の指導を取り入れるというのです。今後3年間で、学年ごとに段階的に指導を進めるとのことですが、現在検討されているのは、「鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」、「縄跳び」、「ドッジボール」等だそうです。体育の授業とは別に、休み時間や放課後等を利用して、教師の指導のもと、毎日60分間の「外遊び」を「義務化」するのだそうです。
この背景には、今の子どもたちが塾通いやゲーム等の室内遊びの普及により、集団で外遊びをする機会が極端に減ったために、体力テスト(特にボール投げや持久走)の結果が落ちてきていることがあります。子どもたちが外遊びの仕方を知らないため、「では学校で教えよう」ということになったのだそうです。都教委の担当者は、「遊びの中での運動量を強制的に増やすことによって、子どもたちの生活を活発にし、体力や運動能力を高めたい」と言っています。
確かに今の子どもたちは、放っておくとひとり遊びや、みんなで集まってもそれぞれがポータブルゲームをやっていたりする場合が多いと思います。私が小学生の時は、家にランドセルを放り投げたら、毎日暗くなるまで外をかけずり回っていた記憶しかありません。そう考えると、昔の子どもと較べて体力面での低下は当然だと思いますし、都教委がそこに対して危機感を持ったことは理解できます。しかし、休み時間や放課後に、全員に対して毎日外遊びを強制するという発想はいかがなものでしょうか? 昼休みや放課後は、図書室に行って本を読みたい子どももいるでしょうし、体が弱いために(休み時間ですら)悲しい思いをする子どもが出てしまうかもしれません。
まだ実施の詳細がよく分からない部分もありますが、塾の立場としては、高学年の生徒を放課後強制的に居残りさせて、鬼ごっこをやらせるような馬鹿なことだけはしないように、切に願っています。
一方、この施策にも意味があると思われるデータもほぼ同時に見つけました。小学生に対する国際調査で、テレビやゲームに向かっている時間と学力・生活との相関関係についてのデータです。この調査によると、毎日2時間以上テレビやゲームに向かっている子どもは、2時間未満の子どもと較べて、明らかに学力が低い傾向が認められたというのです。さらに、1日5時間以上(どんな環境だ!)テレビやゲームに向かっている子どもは、学力が低くなることはもちろん、将来的に犯罪を犯す率もかなり高いことが裏付けられました。ちょっと怖いデータですね。結論としては、特に小学生のうちは、テレビやゲームの時間を親が管理しなくてはならないということです。
やっばり、外遊びを強制的にさせる方がいいのかな? でも、それは学校の仕事ではないような気が…

