- 2017年5月16日 1:11 PM
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大学生の数が増えていることに加えて、半数近くの学生が学力試験を伴う一般入試を経ていないのですから、大学生の学力が低下しているのはある意味当然だと思います。文科省としてもさすがにそのことに危機感を持っていて、2020年の大学入試改革に合わせて、推薦入試の改革も一気に進めてしまおうと考えたわけです。
ただ、実際にどのような形になるのかは、まだ不透明な部分が多いです。センター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト」が義務付けられることは、テスト実施の時期からしてもあり得ません。かと言って、大学ごとに推薦入試用の学力試験を作成して…ということにもならないでしょう。手間がかかり過ぎます。
そこで脚光を浴びることになるであろうテストが、2020年から新たに導入れるもう1つのテストです。あまり知られていないのですが、「高等学校基礎学力テスト」と言って、高校で学習した範囲の基本的な学力が定着しているかどうかを確認するためのテストです。当面、英・数・国の3教科のみとなります。
今までのセンター試験のような選択問題に加えて、要約や自分の考えを書く記述問題も出題されます。「大学入学希望者学力評価テスト」に較べると基本的な問題が多く、基礎学力がどのくらい定着しているかを測ることを目的としています。文科省も当初から、大学の推薦入試や専門学校・就職を目指す生徒に受験させることを想定していたようです。「各大学の推薦入試において、合格者はこのテストを受験して一定の成績を修めていることを条件とする」というような縛りを課すことができるようになるわけです。
このテストは、複数回受けられるような形を想定しているようで、高2の秋から受験できるようになる案が有力です。当然、その時点でカリキュラム的に対応可能な出題内容になります。
まとめて言うと、推薦入試を考えている生徒は、今まで以上に早い段階で本格的な動きを取らないといけなくなると思います。「高等学校基礎学力テスト」はそんなに難しい内容ではないため、きちんと対策をすれば点数を取ることはそんなに難しくないと思います。ただし、今までのように高3の夏頃までスポーツや他のことに熱中していて、まったく受験勉強をしていなかったような生徒は、今後苦しくなっていくと思います。今までだとAO入試で面接と小論文のみで合格となったケースが結構あったのですが、それが許されなくなるということです。
(次回に続く…)
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- 大学の推薦入試で学力試験が必修に…<その2> - GS進学教室 より

