- 2015年9月15日 2:51 PM
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最後にちょっと専門的な話を…
〇エビングハウスの忘却曲線
→これについては聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? 脈略のないアルファベットの組み合わせをたくさん覚えた際に、時間・日数との経過によってどのくらい忘れるかをグラフによって表したものです。エビングハウスというドイツの心理学者が発表したので、この名前がついています。
それによると、悲しいことに覚えてから20分くらいで平均42%も忘れてしまいます。1時間で56%、1日経つと74%も忘れます。ただし、そこから1週間経っても77%ですから、残りの23%は頭に残っていることになります。
この実験は、あまり意味を持たないスペルの組み合わせを覚えるものだったので、受験勉強で意味を理解しながら覚えていけばまた違う結果になると思いますが、人間の脳の「忘れる」という機能について参考になる要素が含まれています。塾の授業の復習は、いつやるのが一番いいのでしょか? もうお分かりですよね。その日のうちなのです。家に帰ってからも短い時間でもいいので、その日授業でやったことを復習したり覚え直したりすれば、忘れないで覚えていられる内容が増えていくはずです。1週間してから復習しようとしても、授業で学習した内容のかなりの部分を忘れてしまうととても非効率です。今まで「当日復習」の習慣がない生徒は、ぜひ試して欲しいと思います。
〇寝た方が忘れない
→この忘れるということについては、エビングハウス以外にも面白い研究がたくさんあります。それらの実験によると、「起きているより寝ていた方が忘れない」という結果が出ています。これもかなり信憑性があります。脳が休まって働きやすくなることや、他の余計な刺激が入って来ないということが理由のようです。特に、定期テストの前日などは、覚えるべきことを覚えられたと思ったら、ダラダラ起きていないで、すぐに寝てしまうのがいいのかもしれません。(勉強をほとんどしていないのに寝た方がいいということではありませんので、くれぐれも誤解のないように…笑)
私にも(30年以上前に)経験があるのですが、大量の覚えることを朝までかけて詰め込んで、頭からこぽれないようにそーっと学校に歩いて行って、答案が配られたら、そこにバーッと振りかけてくるというような感覚でテストを受けていたことがあります。それこそ、途中の道で躓いたりしないように注意したり(躓いたら、覚えたことが頭からこぼれとしまうような気がしていた!)、友達に話しかけられて頭が余計なことを考えないようにテストが始まるぎりぎりに教室に着くようにした記憶があります。今思うと涙ぐましい努力ですが、他の刺激をシャットアウトするという意味では、ある意味理に適っていたのですね。夜覚えた後に寝てしまっていたら、もっと成績が良かったかもしれません…(^_-)

