- 2012年11月29日 12:33 PM
- 未分類
衆議院選挙が近づいてきて、各党がマニフェスト・選挙公約を発表しています。仕事柄、特に教育に関する部分は注目して見ています。前回、民主党が高校無償化を謳っていた時に、保護者の皆さんがとても盛り上がっていたのを思い出しました。今回は、世論調査等の状況から、必然的に自民党の公約に目が行くわけですが… (ちなみに、私はバリバリの無党派層です。念のため)
一番目を引いたのは、小学校を7年制にして、義務教育を10年間にするという部分です。1年前倒しして、5歳時から小学校入学を義務づけるようですが、外国の成功例を参考にしたとのことです。政権を取ったら、1~2年後から実施すると言い切っていますので、かなり本気です。
私は、早期教育による学習効果という部分はもちろん、世のお母さんたちの負担軽減という視点でも、とても良いのではないかと思います。現在、保育園や幼稚園に入園させるのがとても大変で、費用もかかるため、通わせたくても通わせられないという家庭が多いと聞きます。今までより1年早く学校に通うようになれば、お母さんもパートで働きに出ることもできるようになりますし、経済効果にもつながるかもしれません。
ただし、財政面の負担が増えたり、教室や教師が不足したり、通学の安全確保をどうするかというような解決していかなくてはならない課題があることも追記しておきます。
外国の例を調べていたら、確かに義務教育の延長により、基礎学力の底上げが明らかに認められたという事例はあるのですが、私が驚いたのは、スウェーデンの研究報告です。次の報告の一部を読んでみてください。
「1年間長く義務教育を受けた人々では受けなかった人々よりも、40歳を過ぎてからの死亡率がわずかに低く、肺がんや事故、女性では心筋梗塞などの虚血性心疾患による死亡率の低下が認められた。」
125万人を対象にしてデータを取ったもので、統計的な有意性はあるとの結論づけですが、その根拠はまだ解明されていません。私には原因・理由の想像すらできません。なぜ、40歳を過ぎてからなのだろう…?
- 新しい: 教育に関する公約
- 古い: 三者面談に臨むにあたって その3

