- 2014年8月4日 9:54 AM
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さらなる問題点を1つ提起します。
特に美術や技術家庭において、提出物の出来が内申点においてかなりのウェイトを占めているケースが多いと思います。生徒たちに話を聞いても、提出物の比重が50%と明示されていたり、どんなに期末テストが良くても提出物がダメだと4以上はつけないと言われていたり、中学校(教師)によって様々です。それも評価についての1つの考え方ですから、よしとしましょう。では伺います。評価している提出物は、本当に生徒本人が取り組んだものであるという確証があるのでしょうか?
その部分の公正を期すために、評価する提出物は授業中に取り組んだものだけにするという中学校も一部にあります。しかし、ほとんどの中学校はそうではありません。授業中に取り組んだもので終わらないものは家で仕上げて提出するとか、特に夏休みの宿題など、ものによっては最初から最後まで家で作成して提出するものもあります。それが内申点の評価の対象になってしまっているのです。
それは、実技科目だけに限ったことではありません。英語や数学のワーク提出についても同じことが言えます。
私の身近でも、保護者の方が提出物を手伝っていたケースは決して少なくありません。(塾の方でそれを奨励していたわけではありません。念のため) 家庭科の裁縫にお母さんが手を入れるとか、木工細工をお父さんが正に日曜大工で手伝っているとか、いくらでも事例はあります。その方がうまくできる場合が多いのではないでしょうか? 夏休みの自由研究なども、保護者の方が気合いを入れて取り組んでいるケースは多いです…
実技科目だけではありません。中3の夏休みの宿題などは、英語や数学のドリルをお兄ちゃん・お姉ちゃんも含めて家族総出で分担して(答えを写しながら)取り組んでいたりするケースもありました。さすがに、筆跡も違うし「そんなので大丈夫なの?」と聞いたことがあるのですが、「筆跡も見ないし、先生たちもみんなそんなもんだと分かっているから問題にならない」という答えが返ってきて唖然としたこともあります。真面目にやって間違えが多いものよりも、答えを写して満点の方が高い評価をもらえると言っていた生徒もいました。そんな宿題に何の意味があるのでしょうか? ましてや、それが内申点の評価につながってしまうのです。「正直者がバカを見る」ということを子供たちに教えるつもりなのでしょうか?
最近、「宿題代行」なるビジネスが結構幅を効かせていることをご存じでしょうか? 私の知り合いの塾講師も、夏休みの副業としてやっていて、そこそこの稼ぎになっているようです。それなりにニーズがあるということです。やはり小6・中3の受験生からの依頼が一番多く、「受験勉強が勝負どころなので、学校の宿題のようなレベルが低いことに時間を使わせている場合ではない」とはっきり言う保護者もいるそうです。
料金はピンキリのようですが、ある業者の料金表を見たら、プリント1枚500円~、ワーク1冊1万円~、自由研究すべてで2万円~等、結構リーズナブルだなぁと感じました。これも業者にもよるのでしょうが、私の知り合いが所属しているところは、事前に生徒の書いたものや成績を手に入れて、筆跡を真似て書いたり、難しい問題はわざと間違えたりという技を駆使するそうです。なかなか手が込んでますね…
おっと、関心している場合ではありません。中学校現場の先生方や、都教委の幹部たちは、少なくともこういう実態を分かった上で、不公平が生じないような対応をして欲しいと思います。
(次回に続く…)
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