- 2014年5月28日 5:33 AM
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私は最近、就活塾絡みで企業の人事の方とお話をする機会が多いのですが、採用試験や面接において、私立の中高大一貫校(付属高校)の出身者の出来が良くないという話を複数の方から聞きました。高校受験・大学受験という関門をくぐっていないために、のんびりし過ぎていたり、基礎学力が欠如していたり、テストでの勝負強さに欠けていたりというような傾向があるようですが、私は、小論文も含めて前述した記述式の採用試験に慣れていないことが大きいのではないかと感じています。確かに、私の今までの経験でも、中学受験で私立中に合格してそのままという学生は、小論文を含めて書くことが弱い場合が多かったですし、そういう学生はほぼ間違いなく面接もダメな場合が多いです。(そこがダメだと、就活はとても厳しい戦いになってしまうのです)
私は、都立中の受検指導に6年間携わってきていますが、少なくとも1年間それなりにしっかり取り組んだ生徒は、就活レベルの小論文や、記述問題で苦労はしないと確信しています。というか、そのレベルに達していないと、余裕を持って都立中に合格するような戦いはできないのです。都立中コースでは、授業の中でディベート(集団討論)や1分間スピーチの訓練をしています。それにより、「きちんと筋道立てて話をする」「自分の考え・意見を明確に主張する」という能力も、受検までにある程度身についているのだと思います。その部分だけで言えば、私立中のみの受験者よりも圧倒的に有利だと感じます。
それほど、私立中と都立中では問われる学力の質が異なるのです。今まで、桐朋や穎明館レベルはもちろん、御三家レベルの合格者でも、都立中に不合格となった生徒を多く見てきました。ほとんどの場合、作文で負けてしまいます。武蔵中あたりは、適性検査(特に理系)の問題が難しすぎて、そちらではあまり差がつかず、作文の得点の差で合否が決まってしまう場合が多いことも一因です。普通の模試の成績で、偏差値で20くらいは簡単に逆転してしまうのが都立中の入試です。(四谷合不合の偏差値で、65の生徒が落ちて、40くらいの生徒が受かることはざらにあります。私立中の入試でそんなことはまずありません)
以前からこのブログでも書いている通り、大学入試のところでは、都立中が大苦戦をしています。特に、武蔵中が今春の大学入試(初年度)で大コケしてしたことが今後に大きな影響があると思います。立川国際もダメでしたが、これはある意味想定内ですので、今後南多摩や大泉・富士・三鷹といったところがどのくらい大学受験のところで頑張れるかが、今後の都立中の浮沈を決すると思います。
しかし、就活のところでは、またこの勢力地図が塗り替わる場合もあるのではないかと感じています。都立中に進学して大学受験でそれなりの成果を出した優秀な生徒たちは、就活でも強いはずです。小論文も含めた書くことと、自分の意見を整理して話すことに慣れているからです。この生徒たちは、まだ就活に臨む年齢に達していませんが、数年後からはその生徒たちが就活でどういう戦いをしてくれるのかがとても楽しみです。
(次回に続く…)
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