- 2012年9月6日 5:35 PM
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現在の就職の厳しい状況はご理解いただけたものと思います。4年制の大学に入学しても、ボーっと4年間過ごしていると就職で苦労します。大学合格はゴールではないのです。就職とその後何十年と続いていく社会での営みの中で幸せな人生を手に入れるために、努力は継続していかなくてはなりません。
就職試験で内定をもらうために、どんな力が必要かをまとめていきたいと思います。まず、基礎学力です。ペーパーテストもほとんどの会社で実施されます。SPI2と呼ばれるテストが主流ですが、最近は応募時にネットで受験をさせられる会社もあります。以前ほど重視されていない印象がありますが、基礎学力試験はできて当たり前という必要条件的な要素として見られていて、点数が著しく低い学生を落とす程度に使われています。企業は、まず第1段階として学歴(大学・学部)でふるいにかけていますが、学歴によって、少なくとも4年前には相応の学力があったということを担保されるわけです。
まず最初の関門がエントリーシートです。応募時に、履歴書とは別に、志望の動機や今まで頑張ってきたこと、自分の強み等をアピールするのですが、この段階でかなりの倍率で絞ってしまう企業もあります。学生によっては、エントリーシートを出しても出しても書類選考で落とされ、試験・面接にすら呼んでもらえないような状況も生まれています。前述したように学歴(大学・学部)で足切りになっている場合と、エントリーシートの内容がひどい、あまりにもありきたりでピンと来ないというケースがあります。
そこを通過すると、筆記や小論文の試験に入ります。最近は小論文を重視している企業が多く、ここの対策にもかなりの時間を要します。中学受験や高校受験でも、作文・小論文が入試で課される場合が多くなっているので、そこできちんと取り組んできた生徒は有利です。
最後の関門が、プレゼンテーションやグループディスカッション、そして面接です。結局、最後はここで試験官・面接官の高評価を得ないと、採用には至りません。もちろん、基本的な受け応え(敬語や礼儀作法等)をきちんとするのは最低ラインとして必要ですが、自分の主張をきちんとしなくてはなりませんし、グループディスカッションでは他者への配慮・協調性も必要になります。
必要な力を私なりにまとめると、「明るさ」「素直さ」「謙虚さ」「諦めない」「自主性」「広い視野」「自分のことをよく知っている」「自分に対する自信」というような項目になります。その大前提として、「体力」・「健康」という要素が来るのかもしれません。
結局、試験官(会社の幹部たちですね)に、「こいつと一緒に仕事をしたい」と思われなければならないのです。その視点で考えれば、どんな学生が欲しいか何となく分かってきますよね。ただし、短い時間の面接・プレゼン等で、これらの力をどうやって伝えていくかがなかなか難しいのです。こちらも、普通の学生たちは、相当訓練をしないと合格のレベルには届きません。
(次回に続く…)
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