- 2025年11月6日 11:24 PM
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受験勉強においても、入試本番の最後の最後の紙一重のところで勝利を手繰り寄せられるかどうかが大きいのです。もちろん、本質的な努力をどれだけ積み重ねて来たかどうかが一番重要な要素です。この間触れて来た野球の世界で言えば、大谷さんやちょっと前で言えばイチローさんもそうですが、「天才」と言われることが多い選手です。しかし、ご本人たちはそう言われることをとても嫌がっている(いた)ようです。誰にも負けない努力と準備をして、勝負に臨んでいるという自負があるからだと思います。お2人ともとてもストイックで、試合の後、他の選手たちが飲みに行ったりしている時に、トレーニングをしていたり、早く帰ってしっかり寝て次の日に備えると言って帰ってしまい、付き合いが悪いことが多いそうです。(お2人とも素敵な奥様が家で待っているからということもあるでしょうが…(#^^#)) すべてを試合で結果を出すというところにフォーカスして、日々の生活を送っているのだと思います。私のような凡人にはとても真似をできないことですが、少しでも近付けるように努力して行かなくでは…という勇気をいただくことくらいはできそうです。
そしてもう1つ付け加えるとすれば、「明るく、楽しく、前向きに」受験勉強に臨むことができているかが大きいと思うのです。悲壮感を漂わせて、暗~い感じで取り組んでいたら、運も逃げてしまいますし、結果が出ない→自信をなくす→ますます暗くなるという悪循環に陥ってしまいます。では、どうしたら明るく楽しく取り組めるのか、なぜそれができない受験生が多いのかという点について、私が長い間受験生を見て来ての結論は、自主性・主体性を持って受験に臨めているかということに尽きるということです。受験学年のこの時期になっても「やらされ勉強」をしていたり、親や先生の顔色を伺って取り組んでいたら、前向きに取り組める訳がありません。受験や入試が他人事になっているからです。何かきっかけがある場合が多いですが、受験が自分事になった瞬間に、子どもたちは劇的に変わります。「自分の成績を上げて志望校に合格するため、そして自分の成長のため、ひいては自分の未来の幸せのために、目の前のことに全力で取り組むのだ」という覚悟が決まるようになります。それまで様々言い訳をしていたり、何かあるとすぐに他責にしたりしていたような生徒が、すべて自分で責任を引き受けて、腹を括って取り組み出します。そうなると、もちろん結果も出て来ますし、傍から見ていて、とても明るく楽しく勉強に取り組んでいるように見えるようになります。余計なことを考えなくなって、ゾーンに入る感じになるのだと思います。そうなると、親に対してもとても素直になって来たり、塾講師等の大人とも対等な話ができるようになったり、周りへの感謝の気持ちが言葉に出て来たりして、人間としても一歩成長したように感じられるようになる場合が多いです。
そのためには、保護者の方にも腹を括っていただく必要があります。常に横からぐちぐち言っていたり、1回1回のテストの結果で感情的に叱っていたり、「落ちたらどうするの!」「そんなことで受かるの?」とうようなプレッシャーをかけていたり… こんなことをしていたら、子どもが主体的に、前向きに取り組めるようになる訳がありません。どちらかと言うと、それは塾講師の役目です。保護者の方は、(特にこの時期は)全面的に子どもの味方になって、励ましながら伴走してほしいのです。具体的に言えば、結果以上に子どもが取り組んで来た努力に目を向けて、そこを評価してあげることだと思います。保護者の方が子どもを責めるのは最悪ですが、他責モードに入っているのはさらにまずいです。先生のせい、塾のせい、友だちのせい、パートナーのせい、社会のせい… そんな親の様子を見ていて、子どもが本質的な努力をできるようになるとはとても思えません。最近は、逆に子どもを甘えさせ過ぎている保護者の方が増えている気がしてなりません。受験生だからと言って腫れものに触るように接していたり(今まで通り、家の手伝いくらいさせてください)、子どもの逃げ(やればできること、やらなければならないことからの逃避)を追認してしまっていたりする場面を多く目にします。入試本番は、1点で合否が分かれるシビアな戦いです。この時期親にできることは、我が子が最後まで逃げないでやるべきことをやり切って、本番で正々堂々と胸を張って戦って来られるようにしてあげることです。もちろん、結果が出るのが一番良い訳ですが、万一戦いに敗れた時こそ親の真価が問われます。その時に、「今までが全部無駄になっちゃったね」と親子で感じるとしたら、それは今までの親の意識・子どもへの接し方が間違っていたということです。
偉そうなことを書いていますが、今年は私も(初めて)受験生の親の立場です。塾で直接教えているという特殊な立場ですが、だからこそ相当意識しないと、我が子に必要以上のプレッシャーを与えてしまうので、かなり気をつけているつもりです。今回書いていることも、半分は(受験生の親の立場での)自分への戒めのつもりです。
入試本番までまだ3ヵ月くらいあります。まだ間に合います。我が子が明るく、楽しく、前向きに入試に向かえるように、全力で支えて行きましょう!
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