- 2025年5月13日 10:30 PM
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前述の「出生動向基本調査」と「世界価値観調査」という統計の中に、今回のテーマを紐解く鍵となりそうな特徴的データが2つ見つけました。
①年収別の未婚率を見ると、男性は収入が低い程未婚率が高くなるのに対し、女性は年収が高い方が未婚率が高い傾向にある。これは学歴についても同じことが言える。
②男性は既婚者より未婚者の方が圧倒的に不幸感が高いが、女性は(あまり差は大きくないが)未婚者より既婚者の方が不幸感が高い。(これは特に日本で際立っている傾向です。ほとんどの国で、結婚したら男女共に不幸感は低下しています)
この2つのデータが、すべてを語っているように感じるのは私だけでしょうか?
数十年前と較べると、女性が社会に進出して1人で暮らせるようになってしまったのです。ひと昔前は、女性が結婚したら仕事を一旦辞めてしまい。子育てが終わったら再び仕事を始めるといういわゆるM字カーブが顕著でしたが、近年はキャリアを大事にする女性が増えたために、30代前半くらいでもあまり就業率の凹みが見られません。特にバリバりのキャリアウーマンとして働いている女性は、40過ぎても結婚せずに仕事を続けている方の割合が(以前に較べると)とても高くなっています。
(特に日本では)結婚したら、家事・子育ては女性の仕事になってしまうのです。男性の子育て参画が叫ばれていますが、まだまだここのハードルは高いです。出産の前後は、女性が仕事を休まざるを得ないので、仕事のキャリアにブランクができてしまいます。それを避けたい女性は、自然と結婚から遠ざかってしまうことになります。仕事も続けながら家事・育児に奔走していたら、疲れ切って不幸感が高まってしまうのは必然と言えます。逆に男性は、結婚したら家のことを女性がやってくれるようになり、子どもができても所謂「いいとこ取り」をしてしまっているために、幸福度が上がっているという構図は否定できないでしょう。
(次回に続く…)
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