- 2024年7月10日 11:58 PM
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これは塾だけに言えることではありませんが、会社が倒産する場合、赤字で借金が増えてしまって…というイメージをお持ちの方が多いと思います。しかし最近の倒産事例を細かく調べてみると、必ずしもそうでないことが分かります。まず、黒字(利益が出ている)なのに倒産しているところが結構あるということです。
①利益が出ていてもキャッシュフローが回らなくなっての倒産
→これは一般の方にはなかなか分かりにくいと思いますが、売上が入って来るタイミングと、支払いをしなくてはならないタイミングの時間差によるものです。売上は掛売が多かったりして数ヵ月後にしか入って来ないのに、仕入れの支払いや借入の返済を先にしなくてはならないようなケースです。そのために、さらに借入額を増やして…という悪循環に陥って、最後には売上が入るまで待てずに支払いや返済が焦げ付いてしまうことになります。そういう意味では、塾はとてもキャッシュフローを回しやすい商売です。授業料は基本的に現金で前払い(当月の授業料は前月末までにお支払いいただく)をしてもらいますし、逆に教材費や人件費は後払いが基本なので、黒字なのにキャッシュが回らないということがあり得ないからです。なので、他の業種に較べると、黒字倒産のケースは少ないと思います。
②人手不足による倒産
→最近は、塾でもこのケースをよく聞きます。生徒はそれなりにいるのに、メインの講師が急に辞めてしまい、代わりの講師が見つからずに…というケースです。文字通り、授業に穴が開いてしまっているような場合もありますが、何とか講師を採用しても、今までと同じレベルでの指導が継続できず、生徒がみんな辞めてしまったというような事例もありました。この視点では、GSは今現在逆の悩みを抱えています。生徒数に比して社員講師を多く抱えているのは知れ渡っていると思います。各教科、難関校レベルの指導をできる講師が2~3人ずついるので、かなり手厚い指導ができているはずです。講師の体調不良や、生徒の急な質問等にも、あまり慌てずに対応できるのが強みです。講師同士で様々相談・作戦会議をしながら、入試に向かって行けるのも大きいですね。で、ここに来て、以前一緒に働いていた講師たちから、「GSで仕事ない?」という売り込みが相次いでいるのです。それこそ、ここ数ヵ月で、各教科ごとに複数の逆オファーをいただいている状況です。皆さん講師としては一流の方々ですが、期の途中で言われてもなかなか難しく… 今の校舎がもう手狭になって来ていることもあり、そろそろ2校舎目開校という話が現実味を帯びて来ています。現段階では、八王子北口が第一候補です。物件次第ですね…
➂後継者不在による倒産
→先日、「私塾界」という雑誌の取材で、「若手」塾長特集のページに取り上げられたということを書きましたが、これは決してギャグ的な意味ではなく、特に大手塾の経営者は高齢化していて、私などまだ本当に若造の方に入ってしまうのです。(そういう意味では政治の世界と似ていますね…) 雇われ社長は比較的若い者にバトンタッチしていても、実質(株を持って)経営権を握っているのは、高齢の方が多いのです。大手塾でも、実際の後継者問題でかなり悩んでいる塾が多いようです。大手塾はそれ(後継者不在)で潰れるということは考えにくいですが、株価を上げられるだけ上げて、最後には売ってしまおうと考えているケースは結構あると思います。中小塾の場合はもっと深刻で、創業者(塾長)のカリスマ性で塾を大きくして来たところが多いので、塾長が引退した後に、その塾を引き継いで…という形でやって行くのはなかなか大変だと思います。身内に相続できればまだ何とかやりようがあると思いますが、最近はそれもなかなかしんどいようです。ここについては、GSも他人事ではありません。子どもで言えば長女ですら私と50歳近く離れているので、私が90歳近くまで現役で働かないと、親子継承という話にはならない状況です(苦笑)。妻はダンスの世界から身を引くことは当面できないでしょうし、身内継承の線はほぼないと言えます。私はまだまだしばらくは(少なくともあと10年以上は)頑張る予定ですが、バトンの行先を考えて行かなくてはならないことは間違いありません。
(次回に続く…)
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