- 2024年6月27日 7:51 PM
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私は大学生の頃から現在まで、38年間塾講師という仕事に就いています。子どもたちに知識や受験のテクニックだけでなく、ものの考え方や将来の夢・目標を叶えるために必要なことを伝えて来ました。当然、若い頃よりも今の方が知識や経験があるので、仕事の質としては高くなっているはずです。保護者の方とも関わる機会が多い仕事ですが、以前はすべての方が自分よりかなり年齢が上だったのに、今は自分の方がかなり年上になってしまいました。それに伴い、保護者の方に意見させていただく機会も昔よりは増えています。 普通に考えれば、今の方が仕事は楽になっているはずですが(今は上司もいませんしね…)、実は日々子どもたちと接している中で、今の方が「怖さ」を感じている自分がいます。なぜだろう…と考えてみたら、子どもたちの数十年後を知ってしまったからだということに思い至りました。卒業した後も多くの子どもたちが、折に触れて様々報告や相談に来てくれます。就職・仕事・結婚・子育て等、人生の節目で悩み・苦しみ、結果的に挫折してしまった者もいます。卒業してから数十年後に、幸せそうな者とそうでない者にくっきり2分されてしまっている状況を目の当たりにした時に、私が関わっていたあの頃の指導が間違えていたのではないか、もう少し何かを伝えたり与えたりしてあげられたのではないか、と自問自答してしまうのです。誤解のないように書いておくと、合格・不合格の結果ではありません。志望校に合格したのに、その後思うような人生を送れていない者もいますし、受験では失敗したけど、その悔しさをバネに社会に出てから活躍していたり、無茶苦茶幸せな家庭を築いている者もいます。卒業してから20年以上経っても付き合いが継続していたり、現在ビジネス上の関りがある教え子は、なぜか受験失敗組の方が多いのです。
今になって振り返ってみると、(今でもそうですが)特に若い頃は、子どもたちに様々関わって行く中で、実は子どもたちから教わっていたことが多いように思います。志望校合格や目標達成に向けた一途の思いと努力、苦しいところでの踏ん張り、周りの人に対する思いやり、親や家族への感謝の思い、人間としての強さ… 子どもたちの考えや行動に感動させられたことも少なくありません。子どもであっても、それこそ人間的には自分よりずっと大人だと感じた場面は結構あります。「きみは何でそんなにできた子なの…」と言ってしまったこともあります。そういう1つひとつが、今の自分の血肉となっていると確信します。もちろん、保護者の皆様から教えられたことは数え切れないくらいあります。それが、今自分の子育てに活かされていると感じることもあります。最近は、我が子たちからも教わることも多いのですが…
「教えることは教わること」 まだしばらく今の仕事は続けるつもりなので、このことはずっと肝に銘じておこうと思います。
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