- 2023年3月25日 8:07 PM
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生徒の面倒見、保護者の方との密なコミュニケーション、難関校の合格率等、塾として根幹の部分で大手塾に負けているようでは、そもそも勝負になりません。その地域で生き残って行くことは難しく、淘汰されてしまうことになるでしょう。
それ以外の部分でも、大手塾のデメリットを考えれば、それがそのまま個人塾のメリットになるわけです。我々は大手塾のデメリットをよく知り尽くしているので(苦笑)、何点かまとめてみます。
<大手塾のデメリット>
〇生徒数が多いので、1人ひとりに目が行き届かない
→通常の1クラスの人数、1つの校舎の生徒数はもちろんですが、日曜特訓や合宿等で多くの校舎の生徒が集まる際も、とにかく生徒の数が多いので(講師の数が足りない)、1人ひとりの生徒に目が行き届かないのです。それこそ、講師に名前を覚えてもらえないまま何ヵ月も過ぎてしまうというようなことが、珍しくないのが実情です。私も、大手塾時代は1人ひとりの生徒をかなり面倒見ていましたし、保護者の方ともかなり密にやり取りしていたつもりですが、GSではその何倍もできています。単純に物理的な制約の問題です。GSも昨年は初めて生徒数150名を突破しましたが、講師11名が担当していたので、講師1人あたりの生徒数はとても少ないのです。
〇講師の異動が多く、気に入った先生が突然いなくなることがある
→特に新しい校舎をどんどん増やしている塾は、1年や2年で校長が異動になってしまうことも多いです。(実際、そういう理由でGSに転塾して来る生徒が結構います) 講師としても、腰を据えて指導をすることがなかなか難しいと思います。生徒の側としては、先生にやっと慣れたと思ったら、また先生が全員変わってしまうというようなことがあるわけです。卒業して何年か経って塾に遊びに行ったら、知っている先生が誰もいないというのも何か寂しいですよね… GSは校舎が1つしかないので、そもそも異動がありません。年によって担当講師が変わる場合はありますが、基本的には長い目で指導することができます。今年卒業した高3生で、私が小4で教えていた生徒が何名かいます。ちょうどこんなブログを書いていたら、開校1年目に小6で通ってくれていた生徒(第一志望校に合格しました)が、明後日に校舎に顔を出してくれるという連絡がありました。就職が決まったそうです。もう、11年前になりますか… そろそろ、結婚相談所に戻って来る生徒たちも出て来ると思います。(すでに数年後・数十年後の予約は結構入っています) 卒業した後も、こういう関係を継続できるのが、個人塾の大きな魅力の1つだと思います。
〇生徒指導より営業活動が優先される場合がある
→信じられないかもしれませんが、これは事実です。講師たちに確認しても、すべての塾で「そう感じたことはある」と言っていましたので、1つの塾の問題ではありません。大手塾全体のアキレス腱だと思います。「営業」と言った時には大きく2つのカテゴリーあります。新規生の獲得と、内部生の(オプション等での)売上増です。突き詰めて言えば、会社の売上・利益を増やすことが、生徒指導よりも優先する場面があるということです。入試真っ最中に営業会議で招集されたり、授業中に営業電話をかけさせられたり、上司からの電話で生徒指導が中断されたり、給料・ボーナスの評価は生徒数・売上のみで判断されたり(成績アップ・合格実績は関係ない)… 保護者の皆様には信じられないかもしれませんが、こんな状況が日常になっている(塾がある)のです。私も経営者ですから、「売上・利益がすべてに優先する」という考え方が一概に間違っているとは思いません。それがなければ会社を存続することができませんし、会社(校舎)がなくなってしまえば結果として社員・講師・生徒・保護者に迷惑をかけてしまうことにもなるからです。株主公開会社は、四半期ごとの決算をIR等で株主に報告しなくてはならないというプレッシャーが強いことも影響があるでしょう。目先の売上・利益を上げて行かないと(常に前年より増やして行かないと)許されない状況があるのです。しかし、手段と目的を混同している塾が多いことは否めません。生徒数・売上は普段の校舎運営の結果であって、手段ではありません。お客様である生徒・保護者を蔑ろにして、新規生の獲得や売上ばかり追っていると、必ずしっぺ返しを食らうことになります。GSは、そういう意味での営業活動は一切していません。(一般の講師たちには禁止しています) でも10年間(多少の波はありましたが)、生徒数・売上は増え続けています。
〇間接経費が多すぎる
→私が一番納得行かないのは、大手塾は生徒(保護者の方)からは高額な費用をいただいているのに、働いている人たちの待遇は決して良い訳ではないということです。GSの社員講師たちは、全員が様々な大手塾で働いていました。GSもそんなに多くの給料を払えているわけではないのですが、それでも全員が大手塾在籍の時と較べると、(同役職比較では)給与の額は上がっています。年間休日は増え、総労働時間はかなり減っているのにも関わらずです。何でこんなことになってしまうのかと言うと、大手塾は間接経費がかなり多いからです。売上に直接貢献できない間接部門の家賃や社員を多く抱えなくてはならないこと、チラシ等広告宣伝費で莫大な費用がかかること、新しい校舎の出校等での初期投資が毎年出て行くこと等、個人塾では必要のない間接費用をかなり負担しているのです。皆さんが思っているほど、経営者(陣)が搾取しているというような状況ではありません。(一部の塾ではあるかもしれませんが…) 減らすことができない無駄なお金が出て行ってしまうので、授業料を下げることができず、社員の待遇を上げられないのです。もっとはっきり言ってしまえば、常に生徒数を増やし、オプション授業等含めて1人の生徒からたくさん授業料を徴収し、社員を安い給料で長い時間働かせなければ、経営が成り立たなくなっている塾が多いということです。逆に言えば、GSが授業料は安いのに、社員の勤務時間を減らした上でそれなりの待遇を確保できるのは、無駄なお金を一切使っていないからです。いわゆる「間接経費」は、ほとんどないに等しいです。開校当初以降は、ちらしも入れていません。パンフレットやホームページもほとんどお金をかけていません。その分、校舎内・教室を整備したり、コピー機を常に最新ハイスペック機種に入れ替えたり、過去問等の副教材を買いそろえたりと、生徒のためになるものに費用を回すようにしています。
というようなことをつらつら書いて来ましたが、(特に小学生は)それでも大手塾に通う安心感は大きいですよね。合格実績についても、あれだけ大々的に「〇〇中学〇〇名合格!」と出されると、その塾に行かないとダメだと思ってしまうこともあるでしょう。それはとてもよく分かります。しかし、我々のような個人塾が、「大手塾には絶対に負けない!」という矜持を持って日々戦っていることは、ぜひ知っておいていただきたいと思っています。
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