- 2022年10月25日 12:10 AM
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2つ目の理由が予測できた方はいるでしょうか…?
◯婚外子を積極的に認める
→これは意外な視点だったかもしれません。日本では、子供を産む=結婚していることが前提になっています。この婚姻関係にある夫婦から産まれた子どもを、法律用語で嫡出子と言います。婚外子(非嫡出子)は、特に(相続等)父親との関係で法的に不利になることが多いことと、日本の文化的な背景もあり、子どもを持つためには結婚が前提のような形となっているのです。
日本人はこのことを当然のように感じているため、全体で婚外子の割合は2%程度です。実はこれは世界的に見ると、飛び抜けて低い数字なのです。同レベルは韓国だけで、先進国でこんなに低いのはこの2ヵ国のみです。北欧を中心に、ヨーロッパでは婚外子の割合が50%を超えている国が多いですし、比較的このあたりに厳格なドイツでも30%、アメリカで40%程度となっています。世界的に見れば、婚外子は当たり前の存在だということです。
もし日本で、婚外子の権利をもっと認めて(不利にならないように)、社会的にも容認する空気が増長されたら(ここのハードルがかなり高いと思いますが)、子どもの数はかなり増えるような気がします。GSに結婚相談所を併設していることもあり、教え子の20代後半〜30代半ばくらいの女子が婚活の相談に来る機会が多いのですが、「結婚はしなくてもいいけど、子どもは欲しい」という者が結構多いことに驚きます。事情があって籍を入れられない、いわゆる内縁・同棲状態にある時に、子どもを作ることは躊躇しているという話を聞くことも少なくありません。このあたりのハードルが低くなるだけでも、子どもを持とうと考える人が増えることは間違いないと思います
だいたいこれで書き尽くしたと思うのですが、国がここまでの施策を積極的に検討しない真の理由を書きそびれました。それは、「少子化・人口減がある程度進んでもいい」「人口(特に生産人口)が少なくなる前提で国の仕組みを作って行けばいい」と考えているのではないかということです。雇用延長や年金改革、女性活躍、社会保険の適用者拡充などはその方向性で行われている改革です。
そんな状況では、子どもの数はしばらく減り続けるでしょう。人口1億人割れが、現実的なものとして迫って来ています。
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