- 2013年6月21日 12:05 AM
- 未分類
自立できない若者が増えていて、困難に直面すると簡単に折れてしまう傾向が強くなってきています。様々な原因があると思いますが、大きな原因の1つが、親の関わり方にあることは間違いないでしょう。
大学生を対象とした調査では、この4年間で親離れできていない若者の数が増えているというデータがあります。いくつかの項目を挙げてみます。(2008年→2012年)
保護者のアドバイスや意見に従うことが多い(40%→46%)
困った時は保護者が助けてくれる(42%→49%)
お金が必要な時は保護者が援助してくれる(59%→64%)
それ以外では、就職に関して、「親に意見を言われるのでその考えを重視したい」と答える学生の割合が増えていることが特筆されます。企業の人事担当者に聞いた話ですが、会社説明会等に親がついて来たり(個別ブースで親の方が熱心だったり…)、内定辞退の連絡を親がしてきたりと、信じられないような状況があるそうです。それはさすがに極端な例だと思いますが、就職についても、親の顔色を気にして自分で決められない(あるいは自分では何も動けない)大学生の割合が増えているのだと思います。
カウンセラーの研修会で、子どものデートや新婚旅行にも一緒についていきたがる母親が少なくないという話も聞きました。息子の初めてのデートに同席したあげく、「あの子はやめときなさい」と言ったとか… ここまでくると笑ってしまいますが、子どもの将来のことを考えると、笑っていてはいけないのかもしれません。
私は、子どもが親離れできていないというよりは、逆のケースが多いように感じています。親が子離れできていないのです。心理学・カウンセリング理論で言うと、「依存」と「共依存」の関係です。「あの子は私がいないと何もできないんですよ…」と言ってるから、本当にそうなってしまうのです。小学生くらいまでならともかく、子どもが高校生・大学生や社会人になってからその状態を続けていると、確実に子どもをスポイルします。
もちろん、親が子どもの人生にアドバイスをするのは当然だと思いますし、ここぞという場面では、親が主導権を握って進めなくてはならない場面もあると思います。しかし、子どもが成人して社会に出てから、自分で考え、自分の力で生きていけるようにならなければ、幸せになることはできません。そういう意味では、子育てが成功だったかどうかは、我が子が30歳くらいになった時に初めて判断できるものなのではないでしょうか?
- 新しい: 子ども・若者白書<その4>
- 古い: 子ども・若者白書<その2>
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- https://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=1424
- トラックバックの送信元リスト
- 子ども・若者白書<その3> - GS進学教室 より

