- 2019年7月25日 2:44 PM
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都立中の受検について偉そうなことを書いているわけですが、説得力を増すために(?)、ここでGSの都立中の過去の合格状況について触れておきたいと思います。
GS開校以来今年で8年目ですが、過去7年間の都立中合格率は、33.3%です。ちょうど1/3の生徒が合格しているということです。過去4年間だけで見ると、40%近くが合格しています。小石川中と武蔵中の受検者はあまり多くないのですが、過去3名受験して2名が合格しています。
この合格率が高いかどうかは皆様のご判断にお任せしますが、少人数制の塾で在籍者が多くない中で、毎年コンスタントに(平均すると2名ずつ)都立中合格者を輩出できているので、ここについてある程度語れる資格はあると考えています。ちなみに、現在都立中クラスの指導をしている講師たちは、全員大手塾での指導経験があり、そこで直接指導した生徒の都立中合格者総数は数百名規模になります。講師全員が、都立中の入試を知り尽くしているということです。
<誤解その3>都立中は普段の成績通りに受からない
→そんなことはありません。私の中では、私立中と同じイメージです。直前の模試の成績や過去問の点数との相関関係は強いです。GSの過去の生徒たちのデータで言えば、9月以降の公中検模試の偏差値の平均で63以上ある生徒は、ほとんど落ちていません。逆に、56を切っている生徒で合格している生徒もほとんどいません。50代後半から60代前半くらいが合否の分かれ目になるので、この層の生徒をどうやってあと一歩押し上げられるかが、我々の腕の見せ所です。
「偏差値通りに受からない」と言っているケースは、四谷合不合等の私立中型の模試の偏差値で見て言っている場合が多いのではないかと予想しています。これで見てしまうと、確かに普段の成績通りの結果にはなりません。偏差値で15くらい逆転する(偏差値で下の生徒が受かって、上の生徒が落ちる)ケースはいくらでもあります。それほど、私立中型と都立中型では、問われる学力の質が違うということです。
<誤解その4>都立中型の方が成績を上げるのが難しい
→これもそうではありません。断言してしまいますが、都立中型の方が短期間で成績を上げるのは簡単です。私は今までに、小6受験生については、それなりのレベルのクラスで7科目すべて指導した経験があります。7科目というのは、算数・国語・理科・社会・適性文系・適性理系・作文です。都立中については前述した通りですが、私立中の方でも、御三家・桐朋をはじめとする難関校において、多くの生徒の合格を見届けて来ました。その経験から言えば、一番成績を上げやすい科目は、間違いなく「都立中の作文」です。逆に一番上げにくい科目は(私の経験で言えは)「私立中の国語」です。「同じ国語の科目でなぜこんなに違うのか」というところに、大きなヒントがあると考えています。
私立中型の方は、知識量と経験値がそのまま点数に直結するため、ある程度じっくり時間をかけることが必要になります。読書や会話と言った、机の上の勉強だけではない部分の影響が大きいこともあるでしょう。しかし都立中の作文は、その部分が何とでもごまかせてしまうのです。ごまかすという言葉が不適切なのであれば、「本質的な学力がそんなに上がらなくても、点数を取らせることができてしまう」ということです。具体的に言えば、漢字でどうしてもわからないものがあったら、他の表現に変えて逃げることができます。(私立中ではそれが許されません) 作文の内容についても、極論を言えば「文章の暗記」で対応できてしまうものが多いのです。
今年の小6の都立中クラスは、6月の数千人規模の全国模試で1桁の順位に入っている生徒が3名いました。男女別で言うと1位・2位・5位というすばらしい結果だったのですが、その全員が小6の最初から成績が良かったわけではありません。この数ヵ月でかなり力がついて、飛躍的に成績が上がって来たのです。クラスの平均偏差値も、2ヵ月で5ポイント近く上がって来ています。私立中クラスでは、残念ながらこんな上がり方をすることはありません。(夏の前と後の比較ではいくらでも例がありますが…) このことを1つ取っても、都立中型の方が成績を上げやすいということがお伝えできると思っています。
(次回に続く…)
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