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いじめ対策はこれでいいのか?<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年5月25日 10:33 AM
  • 未分類

いじめについて、学校がするべき対応は大きく分けて2つあります。
1つは、昨日も書いた「いじめ抑止」の視点での活動です。まだまだ行政や学校現場でできることはたくさんあると思いますが(お願いだから「心のノート」を全生徒に配付して対策を徹底したなどと言わないで!)、残念ながらいじめを0にすることはできません。「いじめ撲滅!」を掲げて、皆で力を合わせて取り組むことは大事なことだと思いますが、大人の世界で犯罪をなくすことができないのと同じで、子どもの世界でも(いや子どもだからこそ)いじめはなくならないのです。
そこで、2つ目の重要な対応があります。それは、いじめが発覚した(あるいは疑われる)後の対応です。最近問題が大きくなっているケースは、間違いなくこの部分の対応で失敗しています。
私が今まで見聞きした中では、以下に掲載する長野県のある中学校の「マニュアル」が一番説得力があります。こういうことがなかなか共有されないのが学校現場の特徴なのですが、うまくいっていない学校はぜひ参考にしてもらいたいと思います。

~いじめ判明後の手順~(※は後藤が加筆)
①いじめの認知は、本人・親・友人の誰からの報告であっても「この事態を心配している人から報告があった」で統一する。
※いじめの加害生徒や親は、「誰がチクったの?」という犯人捜しをする傾向にあります。
②必ず、一人の教員ではなくチームで対応する。
※ここが最大のポイントかも…
③複数の加害者(たいていそうです)と複数の教員が別部屋で1対1で対応する。
※こうすることにより、加害生徒たちの証言に矛盾が生じるのです。
④15分後に部屋に加害者を残して教員が集合し、情報交換・矛盾点の分析を行う。
⑤ ③④を繰り返し行うことで、加害者に「いじめの事実」を認定させる。
※ここでシラを切る生徒がいても、腰を引かないことが大切です。
⑥事実を認めた加害者に対し「泣くまで」反省を迫る。
※ここで教師の力量が問われるでしょうね。高圧的に脅かすだけでは、なかなかうまくいかないと思います。今まで頑張ってきたことを認めてあげた上で(部活の写真等のツールを用意しておいたり…)、「なのにお前は、今、何をやってるんだ!?」みたいな感じで迫るとうまくいくことが多いそうです。
⑦いじめの事実を認めて「泣くまで」反省した加害者は、通常は被害者に謝りたくなるのですが、すぐに謝らせることはしない。
※すぐに謝らせると加害者が楽になるからだそうです。この発想はすごいですよね。
⑧少なくとも一週間の時間を置いて、加害者に謝ることを許す。
※ここまで教師が本気で対応すると、加害生徒は観念し、被害生徒も納得することが多いそうです。
⑨被害生徒・加害生徒双方の保護者を交えて、いじめの事実を報告する。
※ここまで万全の対応をすれば、加害者の親も観念するしかなさそうです。少なくとも、「うちの子にかぎって…」とは言わないでしょう。

なかなかのマニュアルだと思います。警察の取り調べのテクニックを応用していることは間違いなさそうです。警察関係者が作ったのではないかと感じるくらいです。(特に加害生徒を「落とす」部分とか…)
いずれにしても、教師が(チームで)「いじめは絶対に許さない!」という姿勢を示して、隙がない対応をすれば、大きな問題になる前に収束・解決できるということだと思います。こういう対応をしている学校では、そもそもいじめ(特に悪質なもの)は少ないのではないかと思います。

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