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うつ病について考える<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2013年5月15日 11:18 AM
  • 未分類

最近の統計では、日本人の15人に1人がうつ病を発症しています。ただしこれは、精神科を受診してうつ病と診断された方の数ですから、受診していない方や予備軍を含めると、もっと割合は高いと思います。

ちなみに、最近増えてきている「新型うつ病」は、医学的には「うつ病」の中に入りません。精神科では、新型うつでも「抑うつ状態」という診断書を出す場合がありますが、うつ病と抑うつ状態はまったく異なるものです。
見分け方はとても簡単です。様々なことがうまくいかない時に、自責の念を感じるのがうつ病の特徴ですが、新型うつ病は「~のせい」と他責にしてしまうことがほとんどです。また、何もかもやる気になれないのがうつ病ですが、新型うつ病は勉強や仕事以外の趣味や旅行等には嬉々として取り組める場合が多いです。

うつ病で一番怖いのは、自殺につながるケースが多いことです。ちなみに、うつ病にかかる率は、女性の方が男性より2倍も高いです。しかし、自殺者の数は、逆に男性の方が女性の2倍高いのです。これは、女性は職場での差別・出産・育児・家事等でストレスを感じる場面が多いものの、誰かに相談したり、弱みを見せたり、通院することが男性よりもしやすいからだと言われています。

年齢別にみると、やはり働きざかりの30代~50代が一番発症率が高いのですが、最近の傾向としては、60代以降の女性と、10代の男性の割合が増えてきているのが特徴です。
何かきっかけがあってうつ病を発症するケースが多いのですが、過去の事例で多いものを挙げると…
家族(特に配偶者)の死、離婚、会社でのリストラ、いじめ、退職・転職、転居、多額の借金やローン、病気の判明等です。大きく環境が変わった時や、周りから疎外されていると感じた時が要注意なわけです。
その際に、何でも相談できる人、弱みを見せられる人、(弱い自分も含めて)すべてを受け止めてくれる人がいると、発症を未然に防ぐことができると言われています。ただし残念ながら、過去の事例では、親ではこの役目を務めることが難しいということが分かっています。配偶者でも、余程の信頼感がないと難しいようです。身近な兄・姉や、友人・先生で本当に信頼できる人か、(医者・カウンセラーのように)客観的に自分を見てくれて、真剣に話を聞いてくれる人には相談できるケースが多いです。

もし、うつ病にかかってしまったら、早めに専門医の診察を受けることが必要です。状況によっては、抗うつ剤を処方される場合もあります。普通はしばらく飲み続けると症状が治まることが多いですが、薬を飲むことが習慣化したり、効かないからといって指示された量よりも多く飲んだりすると大変危険です。
うつ病にかかった時に、周囲の人が絶対にかけてはいけない言葉があります。それは「頑張れ!」です。本人は、「もう十分に頑張っているよ。これ以上どうしろって言うんだよ…」とか、「そんなこと分かっているけど、頑張れないから苦しんでいるんじゃないか…」と感じてしまい、症状が悪化することもあります。
「うん、分かるよ」 「もう頑張らなくていいよ」 「少し休もう」という声かけが基本になりますが、とにかく、本人の状況・気持ちに寄り添って、「共感」してあげることがポイントです。
(次回に続く…)

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