- 2018年11月24日 12:49 PM
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2020年からの新しい大学入試について、依然として不透明な状態が続いています。今の高1生はあと2年余りで入試を迎えるわけですが、この時期にこの状態では、不安になるなというのが無理だと思います。
先日、全国各地の会場で2回目のプレテストが実施されました。私は、そもそもこのプレテストについても疑問に感じています。受験対象となったのは、全国の高2生・高3生の中から抽出された生徒たちなのです。皆さんは違和感を感じないでしょうか? この生徒たちは、大学入試でまだセンター試験を受験する学年なのです。特に高3生はあと2ヵ月で本番を迎えるというピリピリした時期です。そんな時に、大学入試が変わるから、君たちが受ける入試とはまったく違うけど、実験台として協力してくれという話は、やはり「大人の側の論理」だと感じずにはいられません。実際、まったく傾向が違う難しい問題を解かされて自信を失くしてしまった生徒がいるという話を聞きました。「センター試験では9割取れるのに、プレテストでは半分くらいしか取れなかった…」というような事例です。
問題もひと通り見ましたが、前回よりは質がだいぶ改善されたと感じます。全体として題意が分かりやすく、点数を取りやすくなりはした。数学の記述問題は書く量がかなり減り、国語も何を答えればいいのかがだいぶ明確になりました。平均点は前回より上がる科目が多いと思います。前回の問題が酷すぎて、あちらこちらから非難囂々だったのですが、そこでの意見をだいぶ取り入れた感じはします。
ただし、不安な点もないわけではありません。私が一番不安に感じるのは、特に国語の記述問題の採点基準のブレです。あのレベルの問題だと、1人が全員分を採点するのでない限り(そんなことは不可能ですが)、どうしてもブレが生じます。点数を付けずに、A~E等で段階別の評価をすることになるようですが、それでも不公平な状況は生まれるはずです。ということは、「自己採点」にも影響を及ぼします。今までのセンター試験では、自己採点の結果を基にして、2次試験の出願大学を決めるケースが多かったのです。センター試験はすべてマークシートの選択問題だったので、それが可能でした。今後、記述問題をどう採点していいか分からなければ、自分で点数の出しようがないわけで、2次試験の出願の際に迷ってしまう状況が出て来るでしょう。それは、予備校の講師が採点をしたとしても同じことです。
そんな折、また大きなニュースが飛び込んで来ました。慶應大学が、2020年以降の入試において、この「大学入試共通テスト」と「英語の民間試験」を使用しないということを公表したのです。
(次回に続く…)
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