- 2013年4月19日 11:07 AM
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都立高校の推薦入試は、今年から大きく変わりました。内申の比重が下がり、作文・小論文と面接・集団討論がすべての高校で必修となったのです。
1000点満点の配点で言うと、内申が500点、作文・小論文が200~300点、面接・集団討論が200~300点という感じです。この枠の中で、高校ごとに配点を決めています。
また、今年の入試にあたって、都教委から各高校に厳しいお達しが出ていたことは、作文・小論文や、面接・集団討論で差をつけるように、極力正規分布に近づけるようにということでした。事前に各高校の先生方にお話を伺うと、かなり困っている様子がありありでした。今まで、面接や作文は、余程のことがなければ差をつけていなかったからです。しかも、入試終了後に、各高校がホームページで本番の点数分布グラフを公表することが義務づけられました。つまり、無理やりにでも、点数に差をつけなくてはならなくなってしまったわけです。
すでに各高校が結果を公表しています。かなり多くの高校の得点分布を見ましたが、やはり頑張って(?)差をつけています。私が予想していた以上に、本番で差がついています。
推薦入試については、内申点はほとんど差がない生徒が多いのです。中学校の「内申輪切り指導」によって、ある意味事前にレベル別に選別されているからです。1000点満点で言うと、内申の評価の1点は、本番の11点くらいにあたります。ところが、作文・小論文や、面接・集団討論では、平気でそれぞれ100点近く差がついているケースが多いのです。本番で逆転が起こっているのは、当然だと思える状況です。
一般論で言えば、進学重点校等トップ校は作文・小論文の方で差がついていて、中堅校では面接・集団討論で差がついているケースが多いようです。例えば、八王子東高校を例に挙げれば、作文・小論文の配点が300点で、270点以上が7人いるかと思えば、150点に届いていない生徒も3人います。最下位は75~89点の範囲(おそらく字数不足だと思われます)。 面接・集団討論の方は、配点が200点で、トップグループは160点台(8人)、最下位グループは70点台(11人)というような感じです。
今まで、推薦入試は内申がすべてだと言われていましたし、内申がかなり足りないと「受けるだけ無駄」という指導をしていた部分もありましたが、この実態を見てしまうと、考え方を変えなくてはならないのかもしれません。
今までも、作文・小論文は、どうすれば高得点を取れるのかがほぼ見えていましたが、今年の入試が終わって、面接・集団討論についても、どういう生徒が高得点をもらえるのかがほぼ見えてきました。多少内申点が足りなくても、早めに準備をして、勝負をかけてみる手かあるのかもしれないと考えています。
ただし、面接・集団討論については、どういう生徒が高得点をもらえるのかということを分析すればするほど、私は暗い気持ちになっていくのです。これについては、またの機会に。
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