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2019年8月のアーカイブ

たまには映画でも…

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月16日 10:17 AM
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皆さんこんにちは。エセ映画評論家の後藤です。まさか、夏期講習会中にこのテーマで書けるとは…

受験生が夏期講習中にちょっと息抜きをしたいのであれば、映画を観に行くことを勧めています。映画だけで言うと2時間、移動や食事・お茶の時間を含めても、4時間もあれば十分に楽しめます。塾がお休みの日であれば、残り時間で勉強はいくらでも挽回することできます。いい映画を観て、リフレッシュできたり、体の奥底から「やる気」が漲って来るのであれば、受験勉強のプラスにもなると思います。テレビやDVD、ゲーム等だと際限がなくなって歯止めが効かなくなってしまうことがあるので、それに較べると受験生の息抜きとして相応しいのではないでしょうか。

私は、先日のクール休みで「やる気」を漲らせることができました。「ライオンキング」を観て来ました。前回も書いた通り、ディズニー映画は最優先なのです。今回は、「天気の子」と一瞬迷いましたが… (以下ネタバレあり。これから観る予定の方は読まないでください)

ライオンキングはアニメ版も観ていますが、やはり私は実写(CG?)版の方が良かったです。子どもたちは、アニメ版の方が良かったと感じる場合も少なくないようです。ライオンや登場する動物たちがコミカルで可愛いからだと思います。確かに、実写版の方は夜のシーンが多いこともあり、小学生以下の子どもたちにはちょっと怖いかもしれません。(私の周りで「メスのハイエナが怖かった~」と泣いている子がいました…)

もちろんメインテーマからすれば、百獣の王の息子として生まれた幼いライオンの成長物語なのですが、私の中では他にいくつかの「ツボ」がありました。
1つは、前回観たアラジンでも同じことを感じたのですが、「女性の強さ」についてです。主人公の「シンバ」を本気にさせたのは、幼馴染(許嫁?)の「ナラ」の存在があったからです。シンバが「僕にはもう無理さ…」と祖国へ戻ることを拒否した際に、ナラがシンバの心に火をつけました。その後、祖国に戻ってから、体を張って一緒に戦ったことも含めて、本当に強い「女性」でした。
特にこれからの時代は、家庭でも組織でも、強い女性の存在が必要となる場面が増えて来ると思います。塾で33年も子どもたちの様子を見て来ていますが、近年は女子生徒がクラスの雰囲気を作ったり、周りの男子生徒を引っ張って行ったりする場面が増えていると感じます。入試の直前期や本番の様子を見ていても、女子生徒の方が(気持ちが)強いです。はっきり言ってしまえば、男子が相対的に弱くなって来ていることもあると思います。私はこの映画から、「(弱い)男性は(強い)女性との出会いによって変われる」というメッセージを受け取りました。

もう1つは、何と言っても「ハクナ・マタタ」です。これは、主人公が森で出会った「イボイノシシ」と「ミーアキャット」に教わった生き方・考え方なのですが、私も結構これに元気をもらいました。帰りの車の中でつい「ハクナ・マタタ」の歌を口ずさんでしまったり…(笑) 詳細はここでは書かないので、ぜひ映画を観て、「ハクナ・マタタ」の世界を体感して欲しいと思います。特に、人生に悩んでいる方(?)にお勧めです。
やはり音楽がすばらしいです。この何日かは、朝「サークル・オブ・ライフ」を聞いて立ち上がっています(笑)。真面目に、体の底から元気・勇気が湧いて来て、今日も頑張るぞ!」と気合いが入ります。「ライオンキング」は、まず音楽から入るのもありかもしれません…

1日1日の大切さ<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月15日 12:50 PM
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最後は精神論になってしまいますが、夏で大きく力を伸ばすのは、「絶対に成績を上げる!」「点数を取れるようにする!」と決めている生徒たちです。小6・中3の受験生たちは、頻繁に「過去問バトル」に臨んでいますが、その場面で特にそのことを強く感じます。入試本番のような気迫と適度な緊張感を持ってテストに向かっている生徒たちは、やはり結果につながって来ています。逆に、点数を取れても取れなくても淡々としていたり、自信なさそうに向かっている生徒たちは苦しい戦いになっているように思います。この時期の塾講師の一番重要な仕事の1つとして、「これらの生徒の意識・取り組みを変えさせる」ということがあります。もちろん、講師たちが入れ替わり立ち替わり生徒たちと話をしている(気合いを入れている?)のですが、こういう生徒たちはそう簡単には変わってくれないので、なかなか大変です。

突き詰めて言えば、(何度も書いていることですが)生徒本人の主体性・自主性が大きいことは間違いありません。「入試が自分の事になっているかどうか」ということです。この部分がいつまでも他人事の生徒を見ていると、入試はもちろん、将来がとても心配になってしまいます。GSは、「就活塾」や「結婚相談所」も運営しているので、受験生の10年後・20年後に接する機会が多いのです。その際に感じるのは、「受験勉強をどのくらい本気で取り組んだかどうかは、その子の将来を左右する」ということです。入試の結果については、私はあまりそう感じていません。もちろん、合格した方がいいに決まっていますが、必ずしもそれがそのまま将来の幸せにつながっているとは言えないようです。私はあくまでも、「受験勉強の過程をその都度その都度本気で取り組んだかどうか」の方が、将来への影響が大きいと感じているのです。

目の前の生徒たちが将来幸せな人生を送れるように、「今」をしっかり取り組ませたいと強く思います。

1日1日の大切さ<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月13日 10:37 AM
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講習中にやるべきことは明確です。その日授業で学習したことを、「完全に自分のものにする」ということです。具体的にやるべきことをまとめます。

◯初めて学習したことで理解できなかったことは、質問等して理解してから帰る
〇暗記をしなくてはならないことは、その日のうちに完全に覚えきる
〇確認テストや過去問で間違えた問題は、すべて解き直し・復習をする(復習ノートの提出)
〇やり残した記述・作文等は講師に見せてOKをもらう

書いてしまうと大したことがないように見えますが、これを毎日完全にやり切るためには、かなりの覚悟が必要です。ただし、これをやり切らないと、飛躍的に成績が上がることはありません。

夏期講習中は、質問に来る生徒が多いのですが、質問の仕方できちんと勉強してから来ているのかそうでないのかは如実に分かります。成績が上がる生徒は、「ここまで考えてここまで分かったけど、この部分が理解できない」というようなことが明確になっています。ダメな生徒は、「この単元やこのページ、この問題が全部分からない」というような言い方をします。短い時間でとても答えられないような抽象的な言い方をしたりします。質問しているうちに、自分が何を聞きたかったのかが分からなくなってしまうような生徒もいます。最終的には、自分の頭で考え、自分の手で解かないと点数を取れるようにならないということが分かっていないのです。
テストで点数を取れるようにするためには、問題を解く訓練も必要です。その中で、ミスをしないことや解くスピードをつけることも重要なファクターです。ある程度理解しようとするところまでは頑張ったとしても、ここの訓練が不足するとテストで点数を取れるようにはなりません。自習室にいる時も、家で勉強している時も、テストを解いているつもりで、緊張感を持って取り組む必要があります。長い時間机に向かっていても、ダラダラやっていたら成果につながらないのは当然と言えます。
(次回に続く…)

1日1日の大切さ<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月12日 10:39 AM
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夏期講習会も残すところ10日あまり。正に最後の追い込みに入っているところです。本日も中3は入試(過去問)バトルが予定されています。クラスによってですが、中大附属と日大三バトルなので、生徒たちの志望校を考えると、絶対にはずすわけにはいかない戦いです。小6都立中クラスは、1日1本のペースで過去問を解き続けています。昨日休みの間に解いた5本分の過去問の結果を返却しました。5本分の結果をトータルで見れば、現時点でどのくらい力がついて来たかが手に取るように分かります。
この時期は、1回1回のテストの結果がとても重要になって来ます。1年間で一番点数が伸びる時期だということもありますが、この時期にまったく結果が出なければ、志望校変更も視野に入れないといけなくなるからです。そういう意味では、志望校合格(特に奇跡の合格)のリミットが迫って来ているということです。

夏期講習中の学習で重要なことは、「その日に学習したことはその日のうちに完璧にして帰る」ということです。もちろん、家庭での復習や宿題の取り組み、暗記に時間をかけることも重要になって来ますが、基本は塾にいる間に仕上げて帰ることです。最悪でも、翌日の授業が始まるまでに完璧になっていないと、成果にはつながりません。特に講習中は、日々積み残しをしているようだと話にならないのです。
小6・中3は、校舎に朝から夜まで11時間以上いる生徒が多いのですが、もちろん、長い時間いればいいというわけではありません。ただいるだけでは逆効果の場合もあります。生徒たちの目的意識と主体性にかかっていると言ってしまえばそれまでですが、同じ時間取り組んでいても、成果に大きな差がついてしまっているのが現実です。
(次回に続く…)

夏期講習会後半戦スタート!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月11日 10:21 AM
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夏期講習会の中休み4日間が終了し、本日より後半戦がスタートです。
私は事務仕事で1日は出勤しましたが、ジムと竜泉寺で1日、あちこちに買い物に出かけて1日、そして残り1日(昨日)は急きょテレビ番組に出演することになり出かけていました。守秘義務があるのでここで詳細を語れないのですが、NHKのビートたけしさんの冠番組です。仕事関連ではなく、趣味の世界です。30年前を思い出して青春して来たというのがヒントです。とても楽しかったです。放送は9月に入ってからなので、校舎で聞いてもらえればこっそりお教えします。

さて、早いもので夏期講習会も残り2週間です。後半の重要なミッションはただ1つです。夏の頑張りを、点数・成績という成果につなげることです。小6・中3の受験生は、過去問バトルの結果のみで言えば、大きく2極化して来てしまっている状況です。早くも夏の前と較べてかなり点数が取れるようになって来た生徒と、ほとんど変わっていない生徒と… 毎年感じるのですが、この時期(特にここからの数週間)の成績は温泉の間欠泉のような感じで噴き出す生徒が少なくないということです。なかなか結果が出ないでずっと苦しんでいた生徒が、夏に努力を積み重ねて来た分がある時バーッと吹き出して点数が取れるようになるのです。これらの生徒に共通するのは、夏に本当によく頑張って来ていることと、苦しい時も絶対に諦めていないことです。志望校への思いか強ければ強いほど、吹き出す確率や量が大きくなります。

逆に言えば、夏で結果が出ないと、その後の戦いがとても苦しくなってしまうのです。受験生にとって、本当の勝負どころを迎えています。

夏期講習会前半戦終了!

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月6日 5:52 PM
  • 未分類

本日で夏期講習会の前半半分が終了します。1日1日はハードワークでなかなか大変なのですが、過ぎてしまうと本当にあっという間で、「もう半分…?」という感じがしています。きっと生徒たちも同じ感覚なのではないかと思います。
全体的には大きな成果につながっていると思いますが、どうしても気になるのはクラスで乗り遅れてしまっている生徒です。もちろん、授業中の集中力や日々の出来具合ということもあるのですが、昨日・今日の様子を見ていると、「絶対に成績を上げる!」「何としてもテストで点数を取る!」という気迫・意欲の差なのではないかと感じる部分があります。思わしくない生徒たちは、例えば過去問を解いていても何か淡泊で、こだわりが足りない感じがするのです。例をいくつか挙げれば、入試問題で記号問題やそれこそ見た目の勘で数字を書けば当たりそうな問題を平気で空欄で出したり、途中まで解いてそこまで書いておけば部分点がもらえるのに諦めてしまったり…というような状況が散見されます。
突き詰めて言うと、「本気で合格する気があるのか?」ということになってしまうわけですが、この部分の意識を変えさせるために、本日も講師たちが入れ替わり・立ち替わり吠えています。

明日から4日間だけ小休止です。生徒も講師も疲れが溜まって来ているので、ここでリフレッシュして後半戦に備えなくてはなりません。私はちょっと遠出はできそうにないので、竜泉寺(スパ温泉です!)に籠ることになりそうです。
今日の夜はジムに行きます。休み中も1日は行かないと鈍ってしまうかな…?

夏の成果<その3>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月5日 9:42 AM
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明日で夏期講習会の前半戦が終了となります。生徒たちには、「半分で半分の成果を出すぞ!」ということでやって来ています。ということで、本日はその成果を問うべく、小6・中3のすべてのクラスで「入試(過去問)バトル」が予定されています。
小6私立中クラスは「桜美林中」、都立中クラスは「三鷹中」バトルです。中3は本日は都立高校デー。自校作成校受験者は「国分寺高」、それ以外の生徒は「共通問題」での戦いです。中3は1学期の自分の内申点を基に、本番同様に1000点満点での点数を出して合否判定をします。
はっきり言ってしまえば、ほとんどの生徒にとって、第一志望校よりは楽な戦いです。夏期講習会が半分終了した時点とは言え、結果を出さないとまずい戦いなのです。生徒たちも、そのことをよく理解しているので、だいぶ緊張感が出て来ています。

受験勉強においては、結局、入試問題で点数を取れるようにならなければ意味がないのです。もう入試本番まであと5ヵ月あまりとなっているので、この時期にある程度入試問題(過去問)で結果にこだわった勉強をして行かないと間に合わなくなります。このあたりのことを理解できていない受験生や塾が増えて来ているように思います。11月くらいになって単元学習を終了し、それからようやく過去問を解き始めるというような話を聞くことが多いのです。そんな状況だからこそ、(早い時期から入試問題の対策を徹底している)GSの生徒たちが、入試本番の得点力で強いのだと確信しています。
そういう意味では、周りの受験生たちにはこのことを知られない方がいいのかもしれませんね。(ブログに書いちゃダメじゃないか…)

夏の成果<その2>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月4日 4:07 PM
  • 未分類

一昨日の夜は例によって、授業が終わった後ジムで閉店まで汗を流しました。帰宅するのは23時を回ってしまうことが多いです。講師たちに言わせると、「この後ジムに行くなんてタフ過ぎて信じられない」のだそうです。(ほとんどの者が私より1周り以上若いのに!) 確かに、朝から夜まで授業が結構ビッシリ入っていますので、結構しんどいはしんどいのですが、ジムで鍛え始めてからは、とても疲れにくい体になりました。講習会の1日が終わった後でも、1時間くらいのトレーニングではびくともしません。おそらく、10年前くらいだったらとても体力が持たなかったと思います。この10年間で、体がかなり若返りました。(もちろん、痩せたことが大きいです) こちらについても、この夏でさらに大きな成果につなげたいと考えています。
昨日はあの暑い中、八王子祭りに繰り出しました。と言っても、昼間はさすがに外に出る勇気がなく、夕方少し涼しくなってからの出撃でした。特に何をしたというわけではなく、イベントや山車を見て、食べ歩きをして(超久しぶりにかき氷を食べました)、プラプラしていただけでしたが…。土曜日の夜だということもあり、なかなかすごい人出でした。知り合いにもたくさん会いました。夜になってもあまりにも暑かったので、帰る間際に涼しいお店に飛び込んで、ギンギンに冷えたビールを… 至福のひと時でした。

ということで、英気を養って、今日も朝から生徒たちと 格闘しています。
夏期講習会も折り返し点が見えて来て、頑張っている生徒たちの変貌ぶりに日々驚いています。逆に、どのクラスでも数名ずつ乗り遅れてしまっている生徒がいるので、それらの生徒たちの取り組みを変えさせることも急務です。
夏の前にはほぼ同じような力だった生徒でも、夏期講習会に入ってからの10日間でかなり差がついて来てしまっている状況が見て取れます。違いを簡単に言えば、「授業でやったことが、きちんとできるようになっているかどうか」の差です。確認テストの点数の差は、それだけの差に過ぎません。ただし、それが何日分も積み重なって行くと、夏の終わりの成績の差に直結してしまいます。
夏期講習と言えども、1科目ごとに見れば、1日の授業で学習する重要なことはそんなにたくさんありません。絞れば1つ、せいぜい3つくらいまでです。そのことを復習して、分からないことを完全に解消し、ある程度解く練習をして大丈夫であることを確認すればいいだけです。その繰り返しが受験勉強です。この「当たり前のこと」が、できる生徒とできない生徒で大きな差がついて来てしまっているのです。もちろん、質問や相談等積極的に利用している生徒たちの方が力がついて来ている場合が多いのですが、依存心が強く他力本願になってしまっている生徒は、その限りではありません。質問の仕方で、自分がきちんと勉強した上で来ているのかそうでないのかは、手に取るように分かります。
(次回に続く…)

夏の成果<その1>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月2日 10:28 AM
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夏期講習会の期間も、昨日で1/3が終了しました。私が生徒たちによく言っているのは、「1/3の分の成果が目に見えて出ていなければ、夏が終わっても成果にはつながらないよ」ということです。もっと言えば、1日1日の成果にこだわってやらないと、結果にはつながらないということです。
受験学年はもちろん、非受験学年も含めて、クラスの中を見渡すと、夏の前とは良い意味で変わって来た生徒がたくさんいます。毎日の確認テストや過去問演習の結果もそうですが、授業中や質問に来た時の表情・受け答えなども、まったく別人になってしまっている生徒が結構います。「自分もやればできる!」と自信を持てたのだと思います。
ほとんどの生徒が力がついて来ている実感がありますが、どうしてもクラスで数名ずつはそこに乗り遅れてしまっている生徒も出てしまいます。宿題の取り組みがいい加減だったり、(範囲がある)確認テストでボロボロだったり…という状況ですが、みんなが必死に頑張っている中なので、とても目立ってしまいます。もちろん、講師たちが毎日手を変え品を変え、話をしたり絞めたり(?)するのですが、なかなか手強い生徒もいます。
これらの生徒に共通の特徴がいくつかあるのですが、「目標が明確になっていない」「計画が甘いので何をすればいいかよく分かっていない」「部活や習い事等を言い訳にしている」「ダラダラ時間ばかりかけていて勉強の成果・効率を考えていない」というような感じでしょうか… まとめて言うと、入試が自分事になっていないのです。
(次回に続く…)

私立中型と都立中型の勉強の違い<その6>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2019年8月1日 9:49 AM
  • 未分類

このテーマの最後に、私立中型と都立中型の勉強と学習効果の違いを再度まとめておきます。

〇私立中型と都立中型の入試問題の一番の違いは、作文も含めた記述問題の比重です。最近は私立中型の方でもだいぶ記述問題が増えて来ましたが、まだ自分の意見を書く問題は少ないですし、数百字の作文の出題は見たことがありません。一方都立中型の方は、ほぼすべてが記述問題です。知識を覚えていれば点数を取れるという問題は皆無ですし、記号や端的な言葉で答える問題もとても少ないです。作文は、課題文の内容を数十字で要約する問題が1~3題、意見文は3段落で字数400字~500字の間でまとめるものがほとんどです。
簡単に言ってしまえば、都立中型は、(理解できていたとしても)書けないとどうにもならないのです。前回も書いた通り、書こうとしない生徒は点数を取れるようになりません。それだけの分量を45分で書くわけですから、課題文を読むスピード、書くスピードも必要です。そういう意味では、諦めの早い生徒には向かないですね。まぁ、それは私立中型でも同じことですが…
ただし、ある程度の量をこなして行くことによって、(小5までに基礎学力がある程度固まっていて、やる気さえあれば)誰でも書けるようになります。特に作文は、最後はこなした(書いて添削を受けた)量の差がそのまま点数に出て来るはずです。それなりの量をこなした生徒は、入試本番でどんなテーマが出ても、あまり考え込まずに手が動くようになります。そういう意味では、作文も努力が実る(しかも他の科目より早く)ということは断言しておきます。
都立中に合格するために、私が一番重要だと感じている能力は、「主体性」です。私立中型との比較においてもそうですが、受験が他人事で「やらされ勉強」をしているうちはほとんど成果に結び付きません。受検勉強から逃げているようでは論外です。状況が思わしくなかった生徒でも、入試が自分事になって、自分の意志(意思)で本気で取り組み出したら、劇的に状況が変わって来ます。今年の小6生で、夏期講習に入ってからそうなっている生徒が何名かいます。

〇都立中型の勉強をして行く上で、保護者の方にとってとてもしんどいのは、子どもが勉強している内容や、過去問等を解いた答案を見ても、採点もできないし、その解答が良いのか悪いのかも判断がつかないだろうということです。私立中型の方であれば、過去問でもとりあえず採点はできるでしょうし、解答・解説と見較べれば、ある程度良いのか悪いのかはわかるはずです。最近は中学受験を経験した保護者の方の割合が増えていますが、都立中はまだ歴史が新しいので、保護者の方にとっても未知の世界だと思います。この間書いて来た通り、私立中と都立中では問われる学力から勉強の仕方までまったく異なるので、私立中受験経験者の保護者の方が子どもを指導しようとすると、子どもが混乱して逆効果となってしまう場合すらあります。
そこで結論としては、都立中を受験させる場合、いかに信頼できる指導者を見つけるかが非常に重要なミッションとなります。私立中型と比較しても、その部分で失敗すると、まったく成果につながらず、後悔することになってしまう確率が高いはずです。毎年コンスタントに都立中の合格者が出ていれば心配ないと思いますが、合格者数ではなく、合格率をきちんと確認することが必要だと思います。合格者数が多くても、不合格者数も多く、合格率が都立中全体の倍率と変わらないのであれば(単に生徒数が多いだけということ)、その他大勢に取り込まれてしまう可能性が高いということです。
今まで、塾に通わずに都立中に合格したという生徒を何名か知っていますが、(私が知っている生徒は)例外なく、自頭が良い生徒であったということと、保護者の方がある程度勉強に伴走していたことが共通しています。都立中の入試のことをよく勉強されていて、教材の選定ややるべきことを明確にし、一緒に問題を解いたり、解いた後解き方や作文の内容を語り合ったりして、チームとして入試に臨んでいた感じでした。すべてのご家庭でこんなことはできないと思いますが…
「都立中入試は、私立中入試以上に情報戦である」ということは、間違いありません。

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