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2018年8月のアーカイブ
都立中の作文<その3>
- 2018年8月15日 10:17 AM
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都立中の作文は、1年あれば何とでもなると思っています。
GSの開校以来の過去6年間で、都立中は28名が受験して10名が合格しています。合格率は36%程度です。ここ3年間に限って言えば、ちょうど50%です。都立中の人気が落ちて来ているとは言っても、全体の倍率が6~7倍くらいあった中でのこの結果は、なかなかのものだと自負しています。(もちろん生徒たちが頑張っている証です)
この合格者10名の顔を思い出しても、小6になった時点で作文がとんでもなく酷かった生徒が結構いることに気付きます。それこそ、模試で偏差値40くらいだったり、過去問で(100点中)1桁の点数を取っていた生徒もいます。作文が下手と言うよりも、何を書いていいかわからなくて手がまったく動かないというような生徒もいました。その生徒たちが、1年後には一丁前の作文を書くようになって、合格を勝ち取って行きます。
1年あれば何とでもなるとは言っても、いくつかの前提条件があります。
1つは、小5までに漢字・語句知識・文法など基礎的な事項をある程度しっかり仕上げておくことです。GSでは、小5までに小6の漢字・語句知識はひと通り終わらせてしまうので、ここまでが勝負です。都立中で必要な文法的なことは(塾の)小4レベルがしっかりできていれば問題ありません。小6になって、小学校配当漢字がまともに書けなかったり、小4レベルの文法が理解できていないとても苦労します。1つ例を挙げると、文を「私は~」で始める癖がついているのに、それを述語で回収できないようなレベルの生徒です。作文の内容以前に、何を書いているのか分からない文になってしまうので、当然点数を取れるようにはなりません。
小6のこの時期になっても、漢字がボロボロだったり、文法が目茶苦茶だったりする生徒も一部にいます。ただし、GSでは授業の中でその部分は一切対策を行いません。時間対効果がとても薄くなってしまうからです。漢字練習帳は渡してあって、自分で家でコツコツやることになっていますが、この時期にそれをやっていると、過去問レベルにあまり時間を取れなくなり、苦しくなって来ます。まず、小5までに漢字や文法の基本的なことを仕上げること。これが絶対に必要です。私立中レベルのことは必要ありません。小学校で学習するレベルが完璧にできているというレベルでOKですから、そんなに難しいことではありません。
(次回に続く…)
都立中の作文<その2>
- 2018年8月13日 10:27 AM
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毎回模試の成績が返って来た時に、私の立場での重要な仕事があります。それは、成績の点検→突っ込みです。
大きく2つあります。1つは、生徒個人ごとの成績表を全員分じっくり見て、長い目で成績が上がっているか、はずしている科目がないか等をチェックすることです。そこで対応が必要な生徒がいれば、クラス(科目)担当に対応を指示したり、自分で生徒を呼んで話をしたりします。逆に努力が結果に結び付いて来ている生徒は、褒めること、自信を持たせることの指示を出す場合もあります。そのタイミングで、(成績順の)クラス替えの検討会が開かれる場合もあります。
もう1つは、学年・クラス・科目ごとの平均偏差値を計算して、一覧表にまとめて、講師たちに提示することです。もちろん、ただ提示するだけでは意味がありません。「あれ~、〇〇クラスは〇〇の科目だけ成績が伸びてないな~」とか、「ちょっと今回はずしすぎじゃない…?」とかいう突っ込みが入ることになります。私も多くのクラスを担当しているので(今年は、小4・小6・中1・中3を担当しています)、時には自分に突っ込みを入れなくてはならない場面もあります。クラス全体として思わしくない科目の講師とは、そこで対策を相談し、次のテストに向けてやるべきことを決めることになります。少し長い期間に渡って苦労していた科目の成績が上がって来ると、とても嬉しいものです。
というような経緯の中で見た時に、この2~3年くらいについて言えば、国語の成績が上がっているクラスが多いということです。もちろん、1年間単位で見れば、成績か大きく伸びている科目がほとんどなのですが…
話を戻します。都立中の作文についても、ここ数年間の模試の偏差値・過去問の得点の推移で言えば、数字は(他の科目と較べても)伸びています。私立中の国語に較べると、ずっと成績を上げやすいことは間違いありません。なぜかと言うと、(誤解を恐れずに言えば)「都立中の作文に、本質的な国語力はほとんど必要ない」からです。さらに言えば、小学校での作文の上手い・下手もほとんど関係ありません。逆に私は、小学校での作文が上手いと言われている生徒(特に女子)は、都立中の作文で苦労するケースが多いと感じているくらいです。
小学生にとっては、私立中型の国語と都立中の作文はまったく別の科目だと考えて対策を立てて行くべきです。実際、私立中受験で御三家レベルに普通に行けば受かって行くような生徒が、入試直前期に都立中の作文を解いてみても、(対策を立てていなければ)ほとんど点数を取れません。まず、原稿用紙を全部埋めきれる生徒が少ないですし、内容的には、自分の体験から得られた気付きや、結論に至る論理展開が書けない場合が多いです。妙に偉そうになってしまったり…
まず、このあたりの「誤解」を払拭することが、都立中合格への第一歩だと考えています。
(次回に続く…)
都立中の作文<その1>
- 2018年8月12日 12:44 PM
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私は、塾の講師を始めてからの32年間で、様々な科目の指導をして来ました。英語以外は、1年間通して責任持ってクラスを担当したことがあります。ほとんどが、難関校を目指す生徒が多いそれなりのレベルのクラスです。英語も、中1・中2の代講(臨時スポット)程度では何度か授業をやったことがありますし、そのレベルでは問題ないはずですが、(英語だけは)中3を責任持って指導する自信はありません。
GSでも、算数・数学・理科・国語・社会・都立中文系・都立中作文と、多岐に渡って指導をして来ました。そういう意味では、文系・理系オールラウンドプレイヤーです。(本当は体育会系なのですが…(笑)) 社会という科目に違和感を持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、実は私は「社会」の教員免許を持っています。法学部だったので、社会の免許しか取れなかったのです。もちろん、教育実習にも行きました。授業を担当したのは、中1の地理でした。就職した後、通信課程に入学し直して、数学の免許を取ろうとしましたが、仕事と両立はできず、取得単位0で除籍処分となりました…(泣)
これだけ多くの科目を長いこと担当して来た塾講師はそうはいないと思っているのですが、この経験の中で、成績を上げやすい科目と上げにくい(時間と手間がかかる)科目があることに気付きました。あくまでも私の独断と偏見ですが、それをまとめてみます。
(1年間単位で見た時に)一番成績を上げにくい科目は、間違いなく「国語」です。特に私立中受験の小学生の方がそう感じますが、中1で入って来た時に国語がかなり厳しい状態だと、かなり苦労するはずです。他の科目にも影響が出てしまう可能性もあります。
国語については、幼児・小学校低学年のうちの取り組みがとても重要だと感じています。(ぜひ「ガウディア」をご検討ください!) 机の上の勉強だけでなく、読書や会話による語彙力の獲得も含めてということになるので、家庭での取り組み・環境も大きく影響を与えます。
もちろん、小5や中2くらいになってから、国語を何とかしようとしてできることはたくさんありますし、実際そこから成績が上がる生徒もいるわけですが、かなり大変なことであることは間違いありません。
ちなみにGSでは、特にこの2年間、クラスの平均偏差値で国語の伸びが結構大きいです。書いていることと矛盾しているのですが、生徒たちの頑張りはもちろん、講師が優秀なのだと捉えてください。あっ、私はこの2年間に限って言えば、国語は担当していません…(笑)
逆に、私が一番成績を上げやすいと感じている科目は、「(都立高校)の理科」と、「都立中の作文」です。
都立高校の理科については、中学受験の理科に較べると、信じられないくらい簡単です。覚えることも少ないですし、複雑な計算問題もありません。記述問題も数問出題されますが、きちんと対策を立てていれば苦労しないばすです。定番問題が多く、努力が確実に報われることは間違いありません。どちらかと言うと、選択肢の読み取りも含めた読解力で差がつくと言ってもいいくらいです。GSでは、(都立高校の理社については)毎年中3になってから本格的な学習をスタートしますが、夏の終わりに80点、本番で90点というラインは、あまり苦労しないで(勉強に時間をかけないで)クリアする生徒が多いです。
都立高校の社会も理科と同じレベルで易しいのですが、必要な知識量が理科よりもかなり多いのです。その部分をクリアするのに、一定の時間が必要です。
都立中の作文については、意外に感じる方が多いかもしれません。「国語が一番上げにくい科目で、作文が一番上げやすい科目っておかしいのではないか…?」と感じている方もいるでしょう。しかし、私の経験で言えば、これはおそらく事実です。
(次回に続く…)
夏期講習は後半戦へ<その2>
- 2018年8月11日 10:28 AM
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この夏のGSの受験生たちの「過去問バトル」のターゲット校は以下の通りです。もちろん、生徒の志望校によって異なる部分はありますが、クラス全体での目標を明確に設定しています。
<小6私立中コース>
日大二中のレベルで確実に合格点を取り切ること。明八中のレベルで勝負ができるところまで底上げをすること。
→都立中コースや中3に較べると、夏の終わりに間に合わせるのはなかなか大変だと思います。単元学習が終わってからまだあまり間がないことと、4科目ともかなりのレベルで力をつけないと点数として出て来ないからです。(都立高校は5科目ありますが、理社が中学受験に較べるととても楽なので、負担があまり大きくないのです) 知識量の詰め込みが、まだこの時期には間に合わないということもあります。
それでも、夏の終わりに日大二中のレベルでもたついていると、明八中や中附中、帝大中レベルの受験は苦しくなってしまいます。(穎明館は、過去数年GSの生徒は落ちていないので、ラインが皮膚感覚で掴めません) 明八のレベルも、科目によってはある程度勝負できるところまで行かないと、夏の達成感は得られません。
ポイントは、基本問題と暗記物でしっかり点数を取り切ること。毎年、これがやり切れているかどうかで、夏の終わりの結果は大きく左右されます。
<小6都立中コース>
南多摩中で合格点を取り切ること。これが最大唯一の目標です。武蔵中の適性Ⅲは、まだこの時期に真剣勝負として扱うには不適切なので。
→まったく難しいミッションではありません。(数年前までの問題であれば)適性で半分近く取って、作文で60点取れば合格ラインを突破できます。科目ごとに見れば、ほとんどの生徒が取ったことがある点数です。問題は、2科目両方はずさずに取り切れるかどうかです。今までの何回かの「バトル」では、「適性で取った生徒は作文ではずし、作文で取り切った生徒は適性で歯が立たない」という状況が続いています。夏の終わりのこのタイミングで打破しないといけません。
毎年、クラスで半分くらいの生徒が目標をクリアしています。さて、今年は…
<中3>
中附・中杉・明八のレベルで確実に合格点を取り切ること。早実のレベルで勝負ができるところまで底上げすること。
都立の理科・社会については、2科目で160点を取り切ること。
→毎年、中大レベルは夏の終わりにほとんどの生徒がクリアします。(夏の終わりに)早実で合格点を取った生徒は、GS開校以来数名しかいません。成績上位の生徒は、中大レベルを余裕でクリアした上で、ここが勝負です。
都立理社は、前回ボーダーラインを超えた生徒は1名のみでした。ギリギリ惜しかった生徒も1名のみ。まだ単元学習がすべて終了していないこと、初めて過去問を解いたことを割り引いても、ちょっとはずし過ぎです。ケアレスミスも結構ありました。夏の終わりには、言い訳は効きません。
入試本番までまだ半年あるという言い方もできますが、もう半年しかないという言い方の方が正しいと思います。(正確に言えば、もう半年は残されていないのです) 毎日これだけのことをやって来ているのですから、夏の終わりには何としても結果を出さないといけません。ここでしっかり結果を残せれば、今後に向けて自信を持つこともできるでしょう。
今後の受験(受検)の方向性を左右する大勝負まで、あと10日余りとなりました。そろそろ、生徒たちを「超本気モード」に入れないと、間に合わなくなってしまいます。
夏期講習は後半戦へ<その1>
- 2018年8月10日 12:24 PM
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夏期講習会も、本日より後半戦に突入します。台風13号の影響を心配しましたが、今回は問題なく授業が行えるのでホッとしています。また次の台風が発生しているのが気になりますが…
お盆の期間も授業を行います。ただし、このクールは小6・中3・中2のみですので、他の学年では、帰省や家族旅行に出かけている生徒も多いようです。(ガウディアはすべてのクールで授業を行っていますが、選択制なので希望日を選べるようになっています)
うかうかしていると、あと2週間で夏期講習会が終了してしまいます。最近は、8月の最後の1週間は学校で授業が始まるところが多いので、講習会はその前に終了せざるを得ない状況があります。(そのおかげで、我々も夏の終わりにちょっと遅い夏休みをいただけるようになりました)
私は、夏の後半に入ると、この「終了してしまう」という感覚が強くなります。時期で言うと、甲子園の高校野球が佳境に入り、セミが鳴き始める頃からです。(はい、この1週間でだいぶ鳴き始めましたね)
小6・中3の受験生は、この夏である程度の結果を残さないといけません。結果というのは、模試の偏差値や過去問での点数ということになるわけですが、夏の終わりにまったく話にならない状況のまま終わってしまうと、今の第一志望校の合格可能性がほとんどなくなってしまい、(特に中3生は)志望校の変更が必要になってしまったりするケースも出て来ます。そういう意味では、「ここからの残り2週間がのるかそるかの勝負所になる」という感覚が私の中ではとても強いのです。実際、GSの過去数年間の状況を振り返ってみても、夏の終わりに急に点数を取れるようになって来たような生徒は、入試本番で良い結果を出しているケースが多いですし、その逆も然りという結果が出ています。
小6も中3も、朝1時間目の授業の様子だけで、「おっ、気合いが入って来たな」と感じる生徒と、「すっかりぶったるんでるな」と感じる生徒にくっきり2分されている様子が見て取れます。(もちろん「気合い入り組」の方が人数は多いのですが、その分「ぶったるみ組」の数名の生徒たちが目だって見えてしまいます) これらの生徒を1人ひとり(もちろん良い意味で)つぶして行くのが、このクールの私たちの重要な任務になります。
(次回に続く…)
入試問題の得点力<その5>
- 2018年8月7日 7:17 PM
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この時期に過去問をどんどん解いて行くために、障害となることをいくつかまとめておきます。
①塾のカリキュラム進度が遅すぎて、まだ過去問に手をつけられない
→小6・中3のこの時期に、まだ単元学習を進めていたり、過去問に1度もあたっていないというようなケースは黄色信号→赤信号です。学校補習の塾ならともかく、進学塾の看板を掲げていながら、それはあり得ません。遅くとも、夏期講習に入る前、最悪でも夏の前半で単元学習は終了していることが最低ラインです。
例えばGSの中学部は、中3の春には3年分のカリキュラムがすべて終了することになっています。4月からは、過去問演習も含めた対策が具体的にスタートすることになります。だから、夏の時点では過去問で合格・不合格の攻防をできるようになるわけです。ゴールをそこに合わせているため、中1のうちに中2の半分くらいまでは学習を進めることになります。中学校がスタートする4月には、もう1学期の範囲がすべて終了して、だいぶ問題演習を繰り返している状況になっています。今年の中1生たちも、初めての定期テストは、(公立中の生徒に限って言えば)英語も数学も平均点が95点を超えていますが、早目の準備が中学校の成績にも好影響を与えていることは間違いありません。
②そもそも、塾講師が過去問指導をできない
→これもよくある話です。最近は大手塾から転塾して来た生徒・保護者の方からもこの手の話をよく聞きます。若い先生が増えて、テキストに沿って教えることはできるけど、質問に対応できなかったり、過去問を使っての指導はほとんど経験がないと先生自身が言っているケースも増えています。私は今でも塾講師の研修に一部携わっていますが、今の若い講師たちも(様々勉強して)熱心に取り組んでいるとは感じています。ただ1点不満に感じるのは、自分の指導している科目についての過去問を全然解いていないことに愕然とする場面が多いのです。会社や上司の指導に問題があることは明らかですが、ゴールを知らないで、どうして受験指導ができるのでしょうか? 私が塾講師を始めた頃は、とにかく過去問を大量に解かされた記憶しかありません。このことには、今でもとても感謝しています。
GSの講師たちは、全員が受験の最前線で15年以上指導経験があり、難関校に合格させた経験を豊富に持つ講師たちです。(まぁ、平均年齢40オーバーのおじさん集団だということです) 今でも、みんな暇さえあれば(勤務時間中に)過去問の研究をしています。(まぁ、みんなオタクだということです)
③手抜きをする塾講師が少なくありません
→これはベテランに多いのですが、明らかに生徒指導・受験指導で「手抜き」をしている講師が少なくないのです。特に、過去問指導においてそれが顕著に表れます。
例えばGSでは、都立中受検者全員に銀本を全部解かせて、全部講師が採点して、その都度講評をすることを開校以来ずっとして来ていますが、相当手間がかかります。(都立中の過去問は、生徒に採点させることは絶対にしません) 事前にある程度解いておかなくては採点ができませんし、採点だけでも毎日一苦労です。もちろん、自分が受ける中学校の過去問は過去に遡ってすべて時間を計って解かせますので、過去問をこなす量が普通の受検生とは比較にならないほど多いのです。(GSの生徒たちの都立中合格率が高いのは、この部分の量をこなしていることが要因の1つになっていると確信しています)
小6私立コースや中3については、9月以降、自分が受験する学校が確定した段階で、「過去問管理シート」を作成します。少なくとも過去5年分について、生徒が過去問に取り組んで、その点数の状況をすべてシートを使って管理して行くことになります。進捗が滞っている時はお尻を叩いたり、呼び出して目の前で取り組ませたりしますし、年度ごとのトータルの点数が出た時点で、合格最低点と比較してトータルコーディネートの話をします。記述問題等は、講師が採点することになる場合も多いですし、これもまたかなり手間がかかるのです。
これらのことをやり切って入試に送り出すことは、当然のことだと思いますし、その一番重要な部分を手を抜いているのであれば、進学塾としての存在価値はないと考えています。正直に言えば、大手塾を中心に、この部分の手を抜いている塾が増えているからこそ、GSのような塾が存在価値が出て来るわけですから、寝た子を起こすのは得策ではないですね… 「ここでそのことを問題提起してしまっていいのですか?」という声が聞こえて来ています。ご心配はいりません。ベテランの塾講師たちは、一度手を抜くことを覚えてしまうと、もう元には戻れないんです。若い(やる気のある)講師たちが同じことをやろうと思っても、ノウハウがないので同じことはできませんから。
入試問題の得点力<その4>
- 2018年8月5日 4:58 PM
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受験生は、この時期に過去問を解いて行く中で、どれだけ経験値を積めるかが重要だと考えています。単元学習や確認テストをいくら繰り返しても、本番の得点力は身につきません。入試問題で点数を取るためには、実際の入試問題(過去問)を使って対策を立てて行かなくてはダメなのです。その際のポイントが、大きく3つあると考えています。
①必ず時間を計って解くこと
→ダラダラ解いても意味がありません。本番と同じ時間で解いて、時間の感覚を体に覚え込ませて行く必要があります。(少し慣れて来たら、5分引いて取り組むのもありだと思います) その中で、捨て問の選び方や見直しのタイミングを意識して行くことも重要です。時間無制限で解いていたら、この部分は絶対に身につきません。
②解き直しをしっかりすること
→ただ解いて、「点数が何点だった」ということを把握するだけでは、過去問を解く意味が半減します。できなかった問題を復習したり、ミスの分析をして、再度解き直しをすることがとても重要です。その際、やり直しをする必要がない難問もありますし、自分の力だけではどうしたらいいか困ってしまうことも多いと思います。授業中に実施した問題は、基本的に授業でそのあたりを含めた解説をするので問題ないと思いますが、そうでない場合も、塾の講師を大いに利用すべきです。
③全科目トータルの合計点で振り返ること
→科目ごとの点数で一喜一憂しているだけではいけません。常に、すべての科目トータルの状況を把握して行く必要があります。通常だと、最少で2科目、最大で5科目になるわけですが、その合計点でボーダーライン(合格最低点)に対して、何点上回っているのか、あるいは何点足りないのかということを意識して行くということです。例えば、3科目であと30点足りないということが分かった時に、「1科目あと10点ずつ上げれば合格できる」ということが掴めれば、だいぶ合格のイメージが湧くはずです。時には、「この科目はこれが上限に近いので、他の2科目で15点ずつ上げよう」というような戦略が必要な場合もあります。その上で、それぞれの科目で10点なり15点なりを上げるために必要なことを分析して、取り組んで行くことになります。塾の講師がこの部分のコーディネーターを務めることになりますが、受験指導で最も力量を問われる部分だと思います。
(次回に続く…)
入試問題の得点力<その3>
- 2018年8月4日 10:42 AM
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GSの受験生たちのこの夏のテーマは、第一志望校より1ランク下のレベルの学校の過去問で合格ラインをクリアすることです。例えば中3生で言えば、早慶高や都立進学指導重点校を第一志望としている生徒がほとんどなので、明八や中附・中杉、都立で言うと国分寺のレベルの問題で合格点を取り切ることを夏の再重要なミッションとして設定しています。昨日書いた理由により、模試の成績よりもこちらの結果の方を重視しています。(模試の成績も重要ですので、誤解のないように…)
なぜかと言うと、毎年の入試本番の合格・不合格の結果と、強い正の相関があることは分かっているからです。具体的に言うと、夏の終わりの段階で明治や中央の付属高校の合格ラインをクリアしている生徒は、本番で早慶高レベルの高校に合格している場合が多いですが、夏にそのレベルで苦労していて、本番で早慶高レベルの高校に合格した生徒はほとんどいないという事実があります。夏の終わりに明治・中央あたりで苦労していると、2月に何とかそのレベルをクリアするのに、結構大変な思いをしてしまうケースもあります。それは、都立高校についても同じことが言えます。夏の終わりに国分寺あたりのレベルでモタモタしていると、2月に西や国立はかなりしんどい戦いになります。これは、あくまでも過去のデータですが、信憑性は高いと思います。
小6の私立中についてもほぼ同じことが言えますが、都立中については少し事情が違います。1ランク下というレベルが存在しないからです。都立中については、毎年夏の終わりの段階で第一志望校のレベルで2科目で合格点を取ってしまう生徒が結構出て来ます。特に、ああいうタイプの適性検査の問題においては、気合い・やる気が大きく点数に直結する場合が多いです。夏期講習会で相当勉強量をこなして、気持ちが高まっている状況下においては、予想外に(?)点数を取れてしまう場合も出て来ます。そうは言っても、まったく力がついていなければ、合格点を取れることはありません。そういう意味ではまぐれはないのです。本日、都立中コースは「南多摩バトル」が予定されています。7月までは、まだトータルで合格ラインを超えた生徒は出ていません。初めての合格者が出るのではないかと、とても楽しみにしています。
(次回に続く…)
入試問題の得点力<その2>
- 2018年8月3日 4:09 PM
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模試の偏差値であといくつ足りないというような指標は、1つの目安にはなると思いますが、実際の過去問の点数に較べると、リアリティに欠けることは否めません。この問題でトータルで何点取れば合格できるということが理解できて、自分の点数が出た後にあと何点底上げすれば合格ラインを突破できるという皮膚感覚が掴めることが大きいのです。
実際、毎年のことですが、実際に過去問を全科目揃えて実施するまでは、いくら口で言って伝えても、そのあたりのリアリティがなかなか生徒たちに伝わりません。この時期になって頻繁に過去問を解くようになって、ようやく「先生が言っていたのはそういうことか…」と実感できるようになって来る感じです。
ちょっと大袈裟に言えば、私は過去問指導が受験指導のすべてだと言っていいとすら考えています。小6・中3の1年間は、ここに最も注力しないといけないのです。もちろん、単元学習もまだまだ必要ですが、それは入試問題で点数を取るというところから逆算したものでないと意味がありません。単元学習だけでは身につかない、テスト全体を通しての得点力は、(緊張感の中で)過去問を多く解く経験を積んで行かないと身に付きません。少なくても、半年くらいはかけてじっくり取り組んで行かないと、本当の意味での得点力はつきません。
入試本番まであと半年くらいとなりました。ということは、この時期に過去問対策に本格的に取り組んでいないと、時間的に間に合わなくなるということです。そういう意味では、最近は大手塾も含めて、この「過去問指導」の部分がとても甘い(いい加減な)塾がとても多いと感じます。授業ではもちろん、個別対応でもまったく何もしてくれず、生徒に任せきりだったりする塾もあります。それで点数を取れるようになるわけがありません。
GSでは、小6・中3になった時から、このあたりのことをかなり意識して取り組ませています。小6都立中クラスと中3は、1学期の時点から入試バトルを何度も繰り返して来ています。GSの生徒たちが、本番に強く合格率が高いのは、この部分のアドバンテージが大きいことが、要因の1つになっていると分析しています。
(次回に続く…)
入試問題の得点力<その1>
- 2018年8月2日 6:11 PM
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早いもので、夏期講習会はもう1/3が終了してしまいました。本日より4日間のタームが終了すると、半分・折り返しとなります。生徒たちによく言うのは、「1/3で1/3の成果が出たのか? そうしないと、全体で全部の成果は出ないよ」ということです。毎日毎日、その日の分の成果を出すことにこだわって行かないと、大幅な成績アップにはつながりません。
特に、小6・中3の受験生は、「入試問題(過去問)でどうやって点数を取るのか」という戦いに入っています。このクールで言うと、小6都立中クラスは「南多摩中バトル」が、中3は「都立高校の理社バトル」が予定されています。お盆休みが明けると、「私立中高バトル」が続いて行きます。
この「バトル」と言うのは、同じ年度の過去問を授業中に揃えて実施して、その年の合格最低点を基に合格発表をしてしまうという恐怖の(?)企画です。(都立高校の理社のみバトルは、夏はとりあえずボーダーラインを(2科で)160点に設定しています。これが冬期講習では180点に上がります) 受験生のその時点での得点力をリアルに掴むためには、これに勝るものはありません。入試問題の得点力は嘘をつかないからです。模試だと、普段の勉強不足を何とか(一夜漬け等で)ごまかせてしまったりする部分がありますが、入試問題はそれができません。頑張っている生徒は点数を取れるようになって来るし、本質的な努力をしていない生徒は点数を取れるようになりません。
生徒たちの意識も、だいぶ高まって来ています。何とかこのバトルで「点数を取りたい!」、「合格したい!」という気持ちが高まって来ています。緊張感も出て来ているようです。絶対にはずせない戦いだという認識が持てて来ているからです。
(次回に続く…)
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