- 2017年4月17日 1:15 PM
- 未分類
東京都の来年度の高校入試を考えた時に、私が確信を持っていることがあります。それは、私立大学の付属高校で入試難度が上がる高校がかなり出て来るということです。早慶高はもちろん、MARCH付属高校も高校によってはかなり厳しい戦いになると思います。当然それに伴って、都立高校の上位校で、予想外に入り易い穴場の高校も出て来る場合もあるでしょう。
もちろん、この私立高校無償化の施策が一番大きな理由です。今までは、(GSの卒業生たちの中でも)やはり経済的な理由により都立高校を選んでいたご家庭が少なくありませんでした。年間44万円では私立高校(特に付属高校)の授業料をすべて賄い切れるわけではありませんが、とても大きい状況の変化です。
昨年この無償化の話が出たのは、もう入試が押し迫った時期だったので、まだ正式に決まるかどうか分かりませんでしたし、それを理由に志望校を都立から私立に変更した生徒(ご家庭)はほとんど皆無だったと思います。都立高校に不合格となって結果的に私立高校に進学することが決まった後に、この制度が正式に決まったことを知って喜んでいた保護者の方はいました。逆に、(家庭の事情で)私立高校は特待生(奨学生)制度かある高校を中心に受けてその中の1つに進学を決めたのに、その後にこの制度が決まって、「だったら他の高校でも良かった。もう少し早く決まってくれていれば…」となげいていた保護者の方もいます。
ただし、私が「大学付属高校の人気が復活する」と考える理由はそれだけではありません。もう1つの大きな理由は、4年後(今の中3生の学年)から、大学入試が大きく変わることです。変わること自体もそうですが、3年前のこの時期になっても、まだ入試の詳細が分からないことが生徒・保護者の方の不安を増長させています。
現時点で確定しているのは、センター試験が廃止となって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を実施することと、マークシート式の選択問題を減らして、記述等、思考力を問う問題の割合を増やすこと、そして英語は外部テストを代用することくらいです。テストの実施時期や評価のつけ方、2次試験との兼ね合い等、重要なところはほとんど見えて来ません。大学ごとの2次試験に至っては、高校の内申点や活動実績、面接・小論文により人物重視の選考を行うということが言われていますが、これについても大学側が反対していたりして、まだ流動的のようです。
新しいテストの記述問題の例がいくつか公表されているのでじっくり見てみましたが、国語などは都立中の適性検査問題に酷似しています。小学生でも解けるのではないかと感じる一方で、努力がそのまま点数に直結すると言い切れないとも感じました。
これから、様々細かい部分が公表されて、来年度からはプレテスト等も実施されるようですが、大学入試に臨むにあたって、過去問もありませんし、得体の知れない怖さというか、実際にどういう形で入試が行われるのか分からない改革初年度のプレッシャーはかなり大きいのではないかと思います。
この状況を踏まえて、特に今年の中3生については、「大学入試を避ける」という選択肢がかなり重要なファクターとなると感じているのです。医学部志望の生徒等、どうしても国立大学へという層は一定いるので、その生徒たちは今まで通り、都立進学重点校や国立(こくりつ)高校、そして(数少ない)私立の進学校を目指すでしょう。しかし、どうしても国立大学というわけではない優秀生たちは、かなり悩むことになるはずです。
今までのGSの生徒たちは、成績優秀者のほとんどが都立進学重点校志望でした。毎年多くの生徒が合格して行くこともあり、「名門公立高校受験道場」という組織では、「西・国立・八王子東専門塾」と謳われているくらいです。そこから3年後に国立(こくりつ)大学を目指すという流れが確立していしまた。しかし、今年の中3生・中2生あたりの様子を見ていると、必ずしもそうではなくなって来ています。
(次回に続く…)
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- https://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=8830
- トラックバックの送信元リスト
- 私立高校の無償化は正式に決定しています!<その2> - GS進学教室 より

