- 2015年9月3日 12:48 PM
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前述の通り子どもたちの発表はとてもすばらしかったのですが、私はずっと違和感を感じていました。何かしっくり来ないのです。
市長と教育長が退出した後、我々児童福祉委員と子どもたちがよりフランクな雰囲気で懇談をする時間がありました。(昨日の市のフエイスブックページの下の写真) その場で子どもたちの表情を見ていて違和感の理由が何となく分かったので、子どもたちに聞いてみました。「今日の意見発表会で市長や教育長に意見をぶつけて、手応えがあったか?」と。やはり、子どもたちの表情は冴えませんでした。司会者が「手応えを感じた人?」と突っ込みましたが、案の定子どもたちは首をかしげているような感じでした。子どもたちは、意見をぶつけてはみたものの、自分たちの中で今一つ手応えを感じ取れなかったのだと思います。
その理由は2つあると思います。1つは、市長や教育長の答弁に「大人の事情」が見え隠れしていたことです。これは一定仕方ないことではあるのですが、「それには莫大な予算がかかるよね…」とか、「気持ちは分かるけど、現実的には難しいな…」というような場面が多かったのです。市長や教育長も、子どもたちの気持ちはしっかり受け止めてくれていましたが(そのことは子どもたちも理解していました)、その要望が現実味を帯びて取り上げられるとは感じられなかったということだと思います。
もう1つ、こちらの方が大きいと感じましたが、この意見発表会がすっかり「出来レース」になってしまっていたことです。意見や質問の内容は事前に決められていて、事前に資料の用意や予行練習もかなり時間をかけて行われていたようです。結果、子どもたちは本番で台本を読むような形の発表となってしまい、それ故にあまり感情を表せなかったり、市長や教育長の返答に応じて臨機応変に対応できなかったような気がしました。90分の間に15人が発表するというタイムテーブルにも無理があったと思います。時間に追われて、子どもたちが早口になってしまったり、1人1人の意見をじっくり吟味するという時間は取れませんでした。また、その質問発表・質問内容は事前に市長・教育長に知らされていたため、返答についてもある程度事前に準備がされていたようで、それも臨場感を損なう要因になっていたように感じました。子どもたちの図書館にマンガもおいて欲しいという意見に対して、教育長が「自分もマンガは好きなので…と答えようと思っていたけど、事前に事務方に止められた」と暴露していましたが、このあたりに行政が行うイベントの限界が見え隠れしているように思います。
(次回に続く…)
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