ホーム > 未分類 > 都立高校理科の入試問題について

都立高校理科の入試問題について

  • 投稿者: gs_staff
  • 2014年3月3日 12:23 AM
  • 未分類

この数日で、改めて都立高校の入試問題をじっくりと見ましたが、本当に理科の問題はひどかったですね。理科的な内容というよりも、問題文が日本語として成立していなかったり、題意が不明確だったり、条件の流れ・つながりがおかしかったりという根本的な部分に問題があります。
合格発表前日になって、そのうちの1題が全員加点の措置になってしまいました。現場の高校の先生は大変だったと思いますし、何よりも生徒たちに不安を与えてしまった罪は重いです。聞くところによると、30件ほどの指摘が都教委に入ったそうです。その中には、国立天文台の職員の方も入っていたとか…

私の目からすると、1番の小問ですら問題を感じる部分があります。主語と目的語を明確にしていないため、一瞬???となってしまうのです。まぁ、生徒たちが問題を解く際には、過去の経験に照らしてこういう意味に違いないと考えて解いているので問題にならないのかもしれませんが、厳密に言うとこれも「アウト!」です。

何のことか分からないでしょうから、実際の問題の例を挙げてみます。大問1の問5は、水平な台の上を木片が運動している様子の図です。0.1秒ごとの位置がものさしの目盛りの上に明示されています。明らかに等速直線運動ではなく、減速運動です。それに対する問題がこうなのです。「運動している木片に働いている力は、つり合っているかいないか?」 実際は選択肢から選ぶのですが、問題は本当にこれだけなのです。ちょっと信じられない問題です。おそらく出題者の意図としては、進行方向に働いている力よりも逆方向に働いている力(摩擦力)の方が強いので(つり合っていない!)減速しているのだと言いたいのでしょうが、これにはまったく無理があります。当然、木片に働く力には、重力もありますし、木片が台を押す力やそれの反作用である抗力もあります。その働いている力のうち、どれとどれなのかという2つの力を明示しない限り、つり合っているかとうかなど判定できるわけがないのです。(まさかこのブログを見て、採点のやり直しや合格者の追加発表などという事態にはならないでしょうね… あぁ、怖い)

不親切というよりも、作問者の国語力や問題文作成能力が著しく低いと言わざるを得ません。理科の知識としては優秀な先生方なのかもしれませんが、こんな問題文を作っているようだと、作問の「素人」だと言われても仕方ないでしょう。チェックを担当した他の先生方はいったい何をしていたのでしょうか?
都教委が、次年度に向けてどういう対応をしていくのかは、注視していきたいと考えています。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
https://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=2825
トラックバックの送信元リスト
都立高校理科の入試問題について - GS進学教室 より

ホーム > 未分類 > 都立高校理科の入試問題について

検索
フィード
メタ情報

ページの上部に戻る