- 2025年1月8日 11:20 PM
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都内の中3生の第一志望校調査の集計結果が公表されました。今年も、都立高校志願者の割合が減ることは見込まれていましたが、予測を大きく上回って過去一番の減少率となりました。都立高校が第一志望の生徒の割合は、昨年より5%近く減り59%とついに6割を割り込みました。この9年間で71%→59%と12%も減ったことになります。昨年までの数年間は、難関校・上位校の減り方が激しかったのですが、今年の特徴は、あらゆる学力層で都立離れが加速していることです。中3生の総数が昨年とほとんど変わっていない中で、都立高校全体で志願者数が3700名も減ってしまっている状況です。
混乱が続いている大学入試を回避したいという生徒が増えていることと(その分付属高校の人気が急上昇しているわけです)、私立高校の完全無償化(年収制限の撤廃)の影響が大きいことは間違いないのですが、コロナ禍以降、少しでも早く(私立高校で)安心したいという受験生が増えているように感じます。また、昨年の入試から定員の男女枠が撤廃された影響もあると言われています。今までのボーダーライン(偏差値)があまりあてにならないので、不安を感じている受験生が多いのです。私は毎回書いていますが、何で都立高校(都教委)は、自分たちの首を絞める改革ばかり断行するのだろう…と本当に不思議でなりません。内申点の実技科目2倍、スピーキングテストの導入、マークシートを導入したのに合格発表までの期間を延ばしたこと等、受験生ファーストでない入試改革(改悪)が、間違いなく都立離れを加速させている要因になっています。ここ数年のGSの優秀な生徒たちや保護者の皆様の反応を見ても、そのことを強く感じます。
非常に分かりやすくお伝えしてしまうと、特に多摩地区において、都立の学区トップ校に行くなら、(早慶はもちろん)明治や中央の付属高校に行った方がいいと考える生徒・保護者の方が、この数年で一気に増えてしまったのです。何度も言いますが、私立高校も授業料が完全無料(正確に言うと都内の私立高校の授業料の平均額が支給される)ようになったことがとても大きいです。本音を言えば、高校部を本格的に立ち上げて、大学受験にも注力しているGSとしてはよろしくない傾向なのですが(苦笑)、もうこの流れは止まらないでしょう。
この調査は、12月に中学校で実施した三者面談の結果を踏まえて、都内全生徒の現時点(その時点)での志望校を集計したものです。今後受験校が変更となる生徒も少なくありませんし、私立高校に合格して受験しなくなる生徒も出るため、これがそのまま本番の志願者数となるわけではありません。ただし、(当たり前ですが)毎年一定の相関関係があり、高校ごとの志願動向がある程度掴めるため、業界では注目されているデータです。
人気校やGSの生徒たちの中で受験者が多い学校を中心に、過去3年間の(この時点での)倍率を列挙してみます。
今日は進学指導重点校と進学重視型単位制高校です。
23年→24年→25年
日比谷 1.6→1.4→1.4 戸山 1.7→1.6→1.8
青山 1.8→1.7→1.8
西 1.6→1.4→1.2
八王東 1.0→1.1→1.1
立川 1.8→1.6→1.9
国立 1.4→1.5→1.4
新宿 2.0→2.3→1.6
国分寺 1.5→1.1→1.4
ここ数年でだいぶ落ち着いて来たものの、人気校の戸山・青山の倍率がやや高めです。西は近年では最低倍率です。
八王子東は毎年このラインで安定してしまっています。今年も定員割れの心配をしなくてはいけないのでしょうか…?
単位制の高校では、新宿の昨年までの異常人気が少し落ち着きました。逆に昨年近年で最低倍率だった国分寺は揺り戻しとなりました。
(次回に続く…)
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