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1点の重み

  • 投稿者: gs_staff
  • 2024年8月6日 8:41 AM
  • 未分類

昨夜は、今回のオリンピックで初めてテレビの前に2時間ほどかじりつきました。男子バレーの準々決勝です。48年ぶりのベスト4をかけて、優勝候補のイタリアと激突しました。イタリアは、予選リーグを全勝で余裕の1位通過、日本は1勝2敗で8チーム中8位でぎりきりの通過でした。前評判では圧倒的にイタリア有利と言われていました。

試合が始まると、日本はエース石川くんの奮闘と守備陣の活躍で、2セット先取。勢いも感じたので、このままストレートでの勝利を期待しました。第3セットも終始リードし、24-21とマッチポイント。私もこの時点で大金星を確信しました。しかし… なかなかあと1本が決められず、このセットをイタリアに逆転で取られます。こうなると、流れは完全にイタリアペースとなり、第4セットは力負け。最終ファイナルセットも中盤までリードを許す展開に… 後半奇跡的な追い上げをして、ジュースまでもつれ込みましたが、最後は石川くんが高い(3枚全員2m超え!)ブロックにつかまり、万事休す。大逆転負けとなってしまいました。
やはり後半のイタリアは強かったですね。力強いジャンプサーブと、鉄壁なブロックに完全に力負けとなりました。勝負所の1本を決め切る集中力も見事でした。日本の選手たちも本当によく頑張りましたが、最後は石川くんをはじめ、みんな体力的にいっぱいいっぱいだったように見えました。連戦の疲れも出ていたでしょうし、体もあちこち満身創痍だったはずです。

バレーボールでこの展開は、私にとって悪夢のデジャブを見ているようでした。このブログでも何度か書きましたが、私も中学校から10年間バレーを本格的にやっていて、特に高校の時は全国大会(春高バレー)に十分手が届く位置にいました。結果夢は叶わなかったのですが、代表決定戦で2回、「あと1点」まで行って逆転されました。うち1試合は、正に昨日の試合とほぼ同じ展開だったのです。1セット目を余裕で取り、2セット目マッチポイントまで行ってから、最後の1本が決め切れず、ひっくり返されました。なので、最後のあと1本を決める難しさは、肌で分かっているつもりです。石川くんも、最後の「これを決めれば勝てる」というスパイクを打つ時、無茶苦茶力んでいたのが分かりました。どうしてもそうなってしまうんです… 最後のサーブミスも分かります。傍から見ていると、「とりあえず入れとけばいいのに…」と思うかもしれませんが、あの場面ではそれがなかなか難しいのです… あの1点を取るために、(東京オリンピック以降)今まで3年間必死にやって来たはずです。それが分かっているからこそ、いろいろ考えてしまうのだと思います。

48年前と言えば、私の高校・大学のバレー部の直属の先輩方が活躍されていた時代です。先日もOB会があり、オリンピックのメダリストの先輩から、当時の思い出話を様々聞かせていただいたところでした。「今年は久しぶりにメダルのチャンスだよな」とおっしゃっていましたが… 今回活躍した石川くんも、大学の後輩です。直接お会いしたこともあります。そんな背景があるので、私にとっては、他人事で観られる試合ではなかったのです。

私は、受験生たちに「1点の重み」の話をすることがよくあります。入試本番でも、「あと1点」が取れずに夢が叶わないケースはいくらでもあります。昨日の試合のことも含めて、また話をする機会を取ろうと思います。

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