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本を読もう!<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2023年7月21日 12:08 AM
  • 未分類

ちょっと話が逸れますが、都立中の適性検査の作文で今まで一番出題率が高いテーマは「読書」についです。これは、都立中の先生方のメッセージに他なりません。自ら読書をする習慣があり、自分でものをしっかり考えることができる生徒に来てほしいということです。やはり、読書の習慣がある生徒とない生徒とでは、作文の深みに差が出て来てしまいます。それ以前の語彙力・表現力という部分でも、読書の習慣があり、場数をこなしている生徒の方が有利です。読書をすれば国語力・読解力がつくというような単純なことではありませんが、少なくとも読書の習慣がない生徒は、学校生活・受験の場だけでなく、社会に出てからも様々な場面で損をしてしまいます。

私は、読書の意味・目的は大きく3つあると考えています。

①知識を得たり、教養を深めるため

→私もよくありますが、仕事で必要に迫られて知識を注入するために読むという方は多いと思います。私の場合、書籍や雑誌・ネット記事を執筆する際のデータ収集というケースも少なくありません。直接仕事で使うことではなくても、もう少し幅広い意味で教養を身に付ける目的で本を読むこともあるでしょう。私は最近、今まで自分ではあまり手に取らなかった分野の本を意識して読むようにしています。直近で言えば、「歴史」や「哲学」系、特に「仏教」の本にハマっています。何冊か読みましたが、大愚元勝さんの本がとても分かりやすく勉強になりました。

②様々な考え方があることを知り、自分がものを考える際の足掛かりにするため

→当たり前ですが、同じテーマであっても、著者によってまったく切り口や結論がまったく違います。同じテーマの本を何冊か読み較べてみると、とても勉強になります。私は、読みながら「へー、そうなのか…」で終わってしまったら、読書の意味は半減してしまうと思います。多少難しいテーマであっても、常に、「自分だったらこう考える」という姿勢で本に向かうことが重要だと思うのです。そういう視点で読めば、著者の考え方に対して、「そういう考え方もあるのか…」と納得したり、「この点については意見が分かれると思うんだけどどうなんだろう?」と批判的な読み方ができるようになって行きます。読書を通して、自分の「(多方面から)考える力」を高めることができるのです。

③単純に楽しむため

→子どもたち(特に幼児や小学生)は、読書の効用や目的を考えて本を読んでいるわけではありません。純粋に本を読むのが楽しくて、面白いから読んでいるのです。しかし、この年代に本を読むことの喜びを本当に理解できて、継続的な読書の習慣が身に付けば、中高生や大人になっても読書を続けるでしょうし、人生に潤いを与えることができるようになります。そういう意味では、子どもの頃の読書習慣はとても重要だと思います。それを、(特に小学生の高学年くらいになってから)親や教師が無理強いしてもダメなんです。本人が、本を読むことが好きで、自発的に取り組まないと、本当の意味で読書の習慣は身に付きません。我が子たちは4人とも本当に本を読むのが好きで、暇さえあれば本を読んでいるので、そういう意味では安心しています。まぁ、家中に本が溢れていて、両親共に暇さえあれば本を読んでいるので、家庭の環境に影響を受けていることもあると思います。(長女は、最近私の本棚からこっそり本を持って行って読んでいるようです。「ノルウェイの森」が超面白かった!と言っていました。子育てのハウツー本を読むのは止めてほしい… 「思春期の女の子への接し方」とか…(苦笑))

大人であっても、何も読書によって知識を身に付けようとか、何かを得ようとか考えて読まなくたっていいのです。時間潰しや、純粋に楽しむために読むことが、ある意味読書の一番の効用なのかもしれません。本を読んでいる時だけは、日常の喧騒や煩悩(?)から逃れて、本の中の世界に没入して時間が経つのを忘れることができるって素晴らしいことじゃないですか? 私は冒険物やハードボイルドを読む時にそのことを強く感じるのですが、リアル人生の中ではとても体験できないことを、本の中の登場人物に成りきって感情移入して、疑似体験ができるのって凄いことですよね。そんな体験を、文庫本なら数百円、少し高めの単行本でも1,800円も出せばできてしまうのです。私は、本代はとても安いと感じています。

(次回に続く…)

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