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異次元の少子化対策<その4>

  • 投稿者: gs_staff
  • 2023年4月3日 4:56 PM
  • 未分類

「子育ては自分に与えられた罰である」  親がそんな風に感じてしまう悲しい現実を変えて行くためには、変わらないといけない人たちがいます。そこが変わらない限り、わが国の子育てに対するネガティブなイメージを払拭することはできないでしょう。

<子育てに関して変わらなければいけない人たち>

〇父親 → 一番変わらなければならない人は、実は身内にいます。子どもたちのパパです。昔に較べると、父親が積極的に子育てに参画するようになって来ていると思いますが、まだまだ不十分過ぎます。どのデータを見ても、諸外国と比較すると、我が国の父親が育児に関わる時間は極端に少ないことが分かります。ママ友たちからよく聞かされるのは、「自分の夫は、育児にまったく関心がない」とか、「子育てを手伝うという意識でしかなく、まったく主体的に動けない」というような話(罵詈雑言?)です。「いったい誰の子どもなんだよ!」とキレていたママもいました。話を聞くと、「う〇ちのオムツを取り替えられない」とか、「夜泣きしているとママを起こしに来る」とか、「子どもと2人だけでは出かけられない(ママがいないと無理)」とか、それじゃママがキレでも当然だよな…と感じるエピソードがどんどん出て来ます。世の中のパパたちが、もっと子育てを楽しんで積極的に関わり、ママたちの負担と不安を減らして笑顔にしてあげないと、ママたちの「子育ては罰だ」という意識はなくならないと思います。

〇会社の経営者・幹部 → 父親が子育てに積極的に関われないのは、本人だけのせいではありません。その気持ちはあっても、会社の理解が得られないために、物理的に難しいというケースがとても多いのです。男性育休は(国の)制度としてはあっても、自分の会社では誰も取っていないし、出世にも響くし、周りの社員たちにも申し訳ないので、とてもそんなことを言い出せる雰囲気ではないという話を今でもよく聞きます。今回の改革で、育休中の手当を給料と同額支給することに加えて、同僚に協力金を出す(会社に補助金を出す)などというくだらい発想が出て来ること自体、いかに会社が子育てに協力的でないかがよく分かります。これは、現場の社員たちの問題ではありません。経営者や幹部たちがタコ(失礼!)なんです。もう何年も前ですが、私は企業の「イクボス研修」に関わっていたことがありました。経営者や幹部たちの意識に唖然とした記憶があります。「子育ては女の仕事ですよ。男が子育てなんかに関わるべきではないでしょう」という前近代的なことを平然と宣う人たちもいました。私はキレた(フリをした)のですが、何が問題なのかも理解できない様子でした。正に老害です。こういう方たちに早く会社から「退場」していただかないと、世の中は良くなりません。GSは、子育ても含めた社員のプライベートの充実に積極的に推進しています。まぁ、社長が9年間子育てと仕事を両立していて、校舎に子どもを連れて来たり、授業がない日は突然時間育休を取ったりしているので、社員たちも協力せざるを得ないのでしょうが…(苦笑)

〇学校・幼稚園の先生・塾の講師 → 教育に関わる職業の皆さんですが、実は子育てに対する想像力が欠如している場合が多いことに愕然とします。若い先生が増えていて、独身で子育て経験がないから仕方ないと感じる時もありますが、校長・副校長レベル(初老の男性が多い)の指示を見てもそう感じる時が多いので、いかに子育てを奥さん(子どもの母親)に任せきりにしていたかがよく分かります。具体的にいくつか挙げると、朝のくそ忙しい時間に毎日検温して体温をアプリに入れろとか、コロナで休校になった分の授業は親が全部丸つけして、分からないところは教えてあげてくれとか、イベントや保護者会・始業式・終業式等に親を呼んでおいて、ダラダラ運営して大幅に予定時間を超過するのが当たり前になっているとか、下に小さい子どもがいる家庭はとても困らされる場面が多いのです。小学校では、イベントで「未就学児を連れて来るのは禁止します」という指示が出たことがあります。さすがにこれにはキレた親が多いのだと思います。翌日には撤回されて、「連れて来ていい」ということになりました。そりゃそうでしょう。乳飲み子を家に置いて出かけることなどできるわけがないのですから…

〇その他社会に関わるすべての人 → つまるところ、社会に関わるすべての人が、もっと子育てに対して優しくならないと、今の状況は改善しないと思います。電車やバス・公共施設等で、子どもを連れていると何か悪いことをしているように感じる方は多いと思います。周囲の人たちの目・態度・言葉がそうさせているのです。施設によっては、今でもパパがオムツ替えをできる場所がない場合があります。男子トイレの個室の床に子どもを寝かせてオムツを替えたこともありますが、子どもが可哀想で、とても情けない気持ちになりました。妻が近所の若いやつに、「ここで子どもを遊ばせるの止めてくださいよ!」とすごまれたことがあります。自宅の前の奥まった共有スペースに一時的に4人が溜まっていただけです。車は通らないし、大きな声も出していないし、そんなに迷惑はかけていないはずです。 妻は悔しくて何か言い返そうと思ったようですが、自重したそうです。私が言われたら、「ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!」と反撃していたと思います。(まぁ、私には言わないでしょうが…苦笑)  公園でゲートボールをやっているじじ・ばばたちに、露骨に子どもたちを邪魔扱いされたことがあります。ほうきで公園の入口を通せんぼしていてベビーカーが通れなかったので、それをどかしたのですが、すごい剣幕で怒られました。後で聞いたら、公園の予約は取っていなかったそうです。早い者勝ちだから、子どもたちに入られちゃ困るという無茶苦茶な論理でした。年寄りは敬わなければいけませんが、これではあまりにも酷いでしょう。話が通じそうになかったので他に行きましたが、こういう1つひとつのことが、子育てをしているパパ・ママの笑顔を奪って行くのです。

まったく余談ですが、今朝妻と2歳児と3人で富士森公園を散歩していた時のことです。(桜はだいぶ散ってしまいましたが、4年ぶりに屋台(出店)が復活していました!)  駐車場から公園に上がる階段の手前で、若いママが立ち往生していました。子どもを抱っこして、(空の)ベビーカーを押していたのですが、ベビーカーを持って階段を登れないで困っていたのです。ベビーカーには荷物がぶら下がっていますし、子どもを抱っこした状態でそれを持って登るのは普通のママにはとても無理でしょう。結構人がたくさんいましたが、気付いているのか気付いていないのか、みんなその前を素通りして行きます。見かねた私が駆け寄って、ベビーカーを持って階段の上まで運んであげたのですが、そのママは涙を流さんばかりに感謝してくれました。心細くて情けない気持ちになっていたのだと思います。後で妻に、「偉いね~。見直した。そういうこと当たり前にできる男はモテるよ!」と褒められたのですが(苦笑)、(妻は海外生活をしたこともあるので)「欧米の国ならあり得ないな…」と言っていました。レストランやエレベーターのドアを押さえて待っている等のレディーファーストも、国によってはみんな当たり前に身に付いているのだそうです。日本ではほとんど見かけませんよね… 私も子育てをしていなかったら、あのような場面に遭遇しても、気が回らなかったかもしれない…と思い、ちょっと複雑な気持ちになりました。

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