- 2021年5月15日 6:43 PM
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わずか1年余りで、子どもたちが明確な目標を持ちにくくなって来てしまいました。
例えば、コロナの影響で、直前に部活の大会がなくなってしまった生徒は少なくありません。今年で言えば、4月に関東大会の予選を苦労して勝ち抜いて、「さあ5月に関東大会だ!」と喜び勇んでいたら、その関東大会が中止となってしまった高校生がいます。昨年もそうでしたが、中3・高3はそのまま引退となってしまうケースもあります。今まで数年間、そこ(最後の大会)を目標に頑張って来たのに、戦うことすらできずに終了してしまうのです。私も体育会系で過ごして来た人間ですので、その無念さは手に取るように分かります。
ピアノの発表会(コンクール)が、2週間前になって中止となってしまったと落ち込んでいた生徒もいます。保護者の方と話をしましたが、1年間この日のために、それこそ様々なことを犠牲にして毎日ピアノの練習をして来たのだそうです。(休みの日は1日に10時間くらい弾いていたこともあったそうです) その成果を発揮する場が、突然目の前でなくなってしまったわけです。小学校低学年の生徒なので、本人がどこまでショックを受けているのか掴み切れないのですが、心にダメージを受けるなというのは無理な話だと思います。「ピアノが上手くなったんだから、よかったじゃん。全然無駄になってないよ」というような声かけをする方は、ご自身では何かに本気で取り組んだことがないのだろうと想像します。子どもたちの気持ちに寄り添うとすれば、「共感」することしかできないはずです。
実際、目標が急になくなってしまったことにより、モチベーションが落ちて無気力になってしまっているような生徒は少なくありませんし、目標に向かって頑張ることにむなしさを感じて、無理して目標を持たなくていいや…と考えてしまう生徒が出てもおかしくないと感じます。
コロナがこの状況で緊急事態宣言まで出されているのですから、観客を入れることはもちろん、密になる可能性があるイベントの実施も難しいでしょう。主催者の皆様方も、ぎりぎりの判断をしていると思うので、仕方ないことだと思います。しかし、子どもたちが落ち込んでいる様子を見ると、とても不憫で、何とかしてあげられないものか…と考えてしまいます。
そういう意味では、受験については恵まれていると感じます。少なくとも、「入試がなくなってしまった」という話は聞きませんし、こんなご時世の中でも、目標を明確に設定して努力を続けて行けば報われるケースが多いはずです。
ただし、大学入試(共通テスト)において、あれだけ騒がれていた記述式の問題や英語の民間試験利用が急になくなってしまって、大きな影響を受けた生徒たちが多数いることは忘れてはならないと思います。特にこの部分は、明らかに人為的な(政策の)ミスによるものなので、無用の混乱は防げたはずです。こういう大人の判断ミスによって、子どもたちが犠牲になってしまうことは、今後も止めてほしいと切に願います。
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