- 2019年11月21日 1:28 PM
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新しい大学入試制度が依然として揺れ動いています。英語民間試験が延期(実質廃止)となりましたが、その後も「記述式問題」や「共通テスト自体」の廃止を求める声が日に日に大きくなって来ていて、まだ実際にどうなるのか予断を許さない状況が続いています。今の高校2年生はこの入試制度改革(改悪)振り回されていて、本当に気の毒だと思います。
そんな中、(私の目から見ると)とても滑稽な茶番が繰り広げられています。「文科省(萩生田さん)がベネッセに厳重抗議を行った」という報道です。何でも、ベネッセが共通テストの記述問題についての採点を請け負ったことを匂わせて、高校や先生に自社商品の営業活動を行ったということのようです。私は、このニュースを見た時、一瞬理解ができませんでした。そんなことは教育現場では周知の事実ですし(このブログでも過去に書いたことがあります)、何で今さら…という感じを強く受けたからです。もし、文科省(萩生田さん)がベネッセとの決別の可能性を探っていて、そのとっかかり(難癖)としてそういう声を上げたのであれば理解ができるのですが、現状ではまだそこまでの勇気はないでしょうから、本当に理解に苦しむ動きです。世間の圧力が日に日に強くなって来ているので、その矛先を(政権や文科省ではなく)民間業者に向けさせようとしていることもあると思いますし、民間業者との癒着を云々されている下村さんに責任をなすりつけようとしている意図があるのかもしれません。
あまり報道はされていませんが、2年後(今の中1生の代)からスタートすると言われている都立高校のスピーキングテストについても酷い状況です。何しろ、都立高校が使用するスピーキングテストの正式名称は、「中学校英語スピーキングテスト Supported by GTEC」となっているのです。もちろん、都教委のホームページでもその旨公表されています。受験に関わっている方であれば、GTEC=ベネッセであることを知らない方はほとんどいないと思います。(まぁ、知らなくても調べればすぐに分かりますね) その上で、ベネッセは都内の中学生に対してGTEC対策の営業を行っているわけです。
例えばホームページのリンク先を1つ貼っておきます。ここには都立高校でもスピーキングテストが実施されるという情報のみで、ベネッセが受託したという文言はありませんが、やっていることは、自社受注を前提とした営業活動ですから、今回批判されていることと何ら変わらないはずです。
https://www.benesse.co.jp/juku-english/contact/index.html
私が今回のブログで言いたいのは、「おいベネッセ、そんなのまずいだろ!」ということではなく、そんなの最初から分かっていて様々な改革が進んでいたのに、「今さら何言ってんだよ、文科省!」ということです。ベネッセにしてみれば、「走れ~!」と言われたからスタートダッシュよく飛び出したのに、気付いたら後ろから撃たれていたという感覚なのではないかと想像しています。
(次回に続く…)
- 新しい: 文科省が今さらベネッセに抗議をしていますが…<その2>
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