- 2018年7月30日 10:04 AM
- 未分類
とにかく、新しい大学入試に利用する英語の民間テストの件での混乱が続いています。
先日東大が、「「民間テストを文科省の言う通りに利用する」とした件について、一旦リセットし再検討し直す」という声明を出しました。まだ、WG(ワーキンググループ)で検討している段階で、最終結論は年内に確定して公表するとのことですが、わざわざリセットするという声明を出すくらいですから、利用に反対意見の勢力が強くなって来ているのは間違いないでしょう。東大は、今年に入ってからだけでも、「利用しない」→「やっぱり利用する」→「やっぱり白紙に戻して検討し直す」と、態度をコロコロと変えていて、学内での混乱ふりが顕著に窺えます。
この件に関する東大の進む方向性は、他の大学にも大きな影響を与えるので、その動向に注目が集まっています。他の大学は、どちらかと言うと、東大に反対してもらって、それに追従したいと考えている節があります。自分たちが声高に反対を主張しても一蹴されるだけなので、東大にコバンザメのようについて行きたいと考えている大学が多いのだと想像します。知り合いの大学の先生は、「頼むぞ、東大!」とおっしゃっていました(笑)。
もう1つ確定した情報で大きいのは、英語の民間テストについて、「高3の4月から12月までの間に受けた最大2回分のみ大学入試に使うことが可能」だということです。これも本当におかしな話です。文科省は、受験勉強の早期化を防止するためというわけのわからないことを言っていますが、例えば(新しい制度の)英検2級を高1あたりで取れる力があったとしても、まだ取るなと言っているのと同じです。大学入試で使うために、同じ級を2度受けるような生徒はいないでしょうから… 早い時期から英語の4技能の力をつけさせると言っておいて、こういう縛りをかけるのでは、正に本末転倒です。
さらに浪人生は、1年前(高3の時)の民間テストのスコアを使用してもいいということも公表されました。ただし、過年度のものを認めるかどうか最終的な判断は、各大学に任されることになるようです。
もう1つ、経済的に苦しい場合や、離島・へき地に住んでいる場合は、現役生でも高2の時に受検した民間テストの成績を利用できるという特例も公表されました。この特例についても、私は「何て文科省はバカなんだろう…」と感じています。世間でどういう捉えられ方をするかとか、国民の感情の部分にまったく理解が及んでいないのです。
(次回に続く…)
- 新しい: 大学入試・英語民間テストについての続報<その2>
- 古い: 本日の授業について
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- https://www.gssk-h.com/blog/wp-trackback.php?p=11307
- トラックバックの送信元リスト
- 大学入試・英語民間テストについての続報<その1> - GS進学教室 より

