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2021年7月のアーカイブ
なぜ志望校が決められないのか?<その2>
- 2021年7月7日 6:35 PM
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志望校をなかなか決められない理由の3つ目は、「学校のことがよく分からない」という理由です。数年前までであれば、「それも含めて受験ですよ。親子で自分に合う学校を見つけてください!」と厳しい言い方をしていたのですが、昨年からは、「それも仕方ないな…」と感じるようになりました。コロナの影響で、学校説明会や公開授業、文化祭等の受験生が見に行ける学校行事がことごとく中止になってしまっているからです。今までであれば、自分に合う学校がわからないと言っている生徒は、遅くとも小5・中2の段階で学校説明会や学校行事にいくつも出かけてもらい、在校生たちの様子も含めて、校風や入学後の詳細をじっくり見て来てもらいました。そうすれば、学校による雰囲気の違いや、自分に合う・合わないという部分が皮膚感覚として掴めて来るので、その中で「どうしても行きたい!」と思える学校が1つ・2つは見つかったケースが多かったのです。
昨年は、学校説明会をオンラインで行っている学校がほとんどでした。オンラインでは、学校の情報は手に入りますが、通学路を実際に通ってみての印象や、先生方の熱意、在校生たちの活動の様子等、受験生たちが一番知りたい「学校に実際に足を踏み入れての感覚」がわからないのです。学校行事でそのあたりの雰囲気は掴みやすいのですが、昨年は、そもそも中止となってしまったり、部外者立ち入り禁止となった学校が多く、その機会も奪われてしまいました。
今年度に入ってからも同じような状況が続いていて、この夏休みくらいからはリアル説明会や公開授業を再開する予定だと言っていた学校が多かったのですが、またここに来て感染者が増えて来ているため(本日東京の新規感染者は900名以上となっています。八王子でも中高生の感染者を少しずつ耳にするようになりました)、夏休みに向けて緊急事態宣言の再発令も検討されているようです。そうなると、学校としても、受験生や保護者を学校に呼んでのリアル説明会はさすがにできなくなってしまいます。10月・11月の学校説明会や学校行事がピークとなる時期までには、(ワクチンが行き渡ることもあり)コロナも少し落ち着くのでは…と言われていますが、さてどうなるでしょうか…
こんな状況の中で、学校の情報を集めるのはなかなか大変です。特に、子どもたちが自分に合う学校を見つけることは、とても難しいです。ホームページやオンライン説明会等で、集められる情報を集める必要がありますが、そこから先は、「リアルな口コミ」に頼るしかないと考えています。実際にその学校に通っている生徒・保護者の方から話を聞ければ一番いいのですが、それが難しい場合は、塾講師の経験・ネットワークをフルに活用するのがいいと思います。受験生に長いこと真剣に向き合って来た講師であれば、その生徒に合う学校・合わない学校を的確に示してくれるでしょう。ちなみに、GSの講師たちの指導経験年数の平均は20年くらいです。まぁ、おじさん集団だということです。
なぜ志望校が決められないのか?<その1>
- 2021年7月5日 7:14 PM
- 未分類
今週の生徒たちの重要なミッションは、GSシートを作り込むことです。もちろん、ただ作ればいいわけではなく、夏の成果に結びつくような、実効性・有効性のあるものでないと意味がありません。学習計画の内容やスケジュールは講師たちが点検してアドハイスをして行くのであまり心配していないのですが、私が一番危惧しているのは、志望校が書けない生徒が出てしまうのではないかということです。小6・中3はこの時期はもうさすがにいないと思いますが、小5や中1・中2は、毎年何名か出てしまいます。先週の授業でGSシートを配布したのですが、中1のクラスでその場で現時点での志望校を書いてみるように指示しました。少し時間を取ってから見て回ったのですが、半分くらいの生徒しか埋められていませんでした。家庭で相談した上で、今週中には埋めて持って来る生徒が多いと思いますが、ちょっと危機感を持ちました。
GSでは、中学受験では小5の9月から、高校受験では中2の9月から、模試で志望校(6校まで)の合格率判定を出すことになっています。そういう意味でも、小5・中2の生徒は、この夏で志望校を一旦決め切らないとならないのです。もちろん、その後の状況によって変わることはあるわけですが…
この間生徒たちと話をしていて、志望校を決められない(書けない)理由が大きく3つあることに気付きました。
1つは、「お母さん(お父さん)に聞かないと…」というパターンです。小学生や中1くらいだと、毎年このフレーズを何人かから聞くことになります。端的に言えば、受験が自分のことになっていないのです。志望校のところでそういう感じの生徒は、結局勉強についても他人事になってしまっているケースが多いことは言うまでもありません。塾に通って本格的に受験勉強をしているわけですから、現時点での志望校は自分が言えるようにしておいて欲しいと思います。もちろん、授業の中では頻繁にそういう話はしていますし、保護者の方とも面談でお話はしているのですが、(特に志望校については)生徒本人が自分のこととして捉えていないと意味がないと考えています。
2つ目は、「自信がないから書けない(言えない)」というパターンです。本人の中では漠然とでも行きたい学校があるのに、自分には無理だと決めつけていたり、恥ずかしいからという理由で書かない(言わない)のです。中には、「成績が上がったら志望校を考えます」というような生徒がいたりします。ちょっと厳しい言い方になりますが、そんなことを言っているから成績が上がらないのです。志望校の目標というのは、そういう性質のものではありません。どうしても行きたいと思える学校を探して決めて、そこに合格できるように頑張って成績を上げて行くのが受験勉強です。小5や中2のこの時期であれば、偏差値で10以上足りなくても全然OKです。GSでは毎年、1年間でそのくらい成績が上がる生徒が結構いるからです。もちろん、それらの生徒たちは、我々が見ていても頭が下がるくらいの努力を続けていることは言うまでもありません。
このパターンには、「本当は志望校違うやろ!?」というパターンも含まれます。例えば中学生で、志望校は付属高校で「明治か中央あたり…」というような言い方をする生徒については、私はちょっと疑ってかかります。「本当は早慶に行きたいんじゃないの?」と振ってみたりします。最初はごにょごにょ言っているのですが、そんな時私は「じゃあ、早実と中附両方受かったらどっち行く?」と聞いてみるようにしています。(実際は入試日が同じなのであり得ない仮定なのですが…笑) そうすれば、ほぼ全員が「早実」と答えます。その時点で志望校の変更が確定です。今までの例で言えば、それでも最終的には紆余曲折を経て中附を受けることになる場合もあるわけですが、早実という目標を掲げなかった場合と較べて、中附の合格率がかなり高くなることは間違いありません。
(次回に続く…)
夏の目標と計画
- 2021年7月3日 8:10 PM
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受験生にとって、一年間で一番重要な時期である夏期講習会がスタートするまで残り3週間を切りました。夏は絶対に失敗することが許されないので、事前の準備・計画がとても重要になります。
まずは、明確な目標を設定することです。夏は何だかんだ大変なので、この夏を何のために頑張るのかが本人の中で明確になっていないと、頑張り切ることが難しいかもしれません。受験学年の生徒はもちろんですが、非受験学年の生徒も、志望校を明確にする必要があります。どうしても〇〇中学校(高校・大学)に行きたいという思いが強ければ強いほど、頑張りが効くようになります。めげそうになった時、諦めそうになった時に、この部分の思いが自分を支えてくれます。
偏差値や過去問の点数、内申点等、具体的な数字の目標も必要です。夏が終わった時にどこまで成績を上げるのかを、志望校の目標から逆算して設定することになります。受験学年の生徒は、〇〇中学(高校・大学)の過去問で合格ラインを超えるという目標がリアルでいいと思います。(GSでは入試バトルを頻繁に行います) ここの数字の目標を的確・妥当なところで設定できるかがとても大きいです。今の自分の状況からかけ離れた高い目標を設定したり、逆に今の成績とほとんど変わらないような低い目標を設定しても意味がありません。
毎年夏が終わった時に、夏の前と較べてトータルの偏差値で10以上がる生徒が結構出ます。中には20くらい上がる生徒もいます。その生徒たちの顔を思い出して言えることは、もちろん夏の間頑張り切ったのは当然ですが、やはり明確な目標を持っていたことです。
目標を設定したら、あとはそれを達成するための具体的な計画をしっかり考えることです。各科目ごとに、自分の弱点・課題をしっかり見つめて、それを克服するために、何をどのように取り組んで行くのかを決めて行きます。この時に、精神論に流され過ぎないことが重要です。「毎日気合で問題をたくさんやって、計算力をつける!」みたいな計画を立てて来る生徒がいますが、これではダメなのです。(気持ちは分かりますが…) 何の教材を使って、いつどのくらい、どうやって取り組むのかを具体的に決めなくてはなりません。ポイントは、成果確認をするということです。計算練習であれば、答え合わせをして、間違えた後の解き直し・確認が必要です。その上で時間を計って取り組んで、以前より点数を取れるようになっていることを確認する必要があります。要は、「夏の前にできなかったことができるようになった」ということを増やして行くことが重要だということです。
それなりの塾に通っている場合は、日々の宿題・課題や、確認テストの結果、復習ノートの点検等によって、そのあたりを1人ひとり確認してくれることになります。ただし、それは最低ラインなのです。苦手なところや課題は各自違うわけですし、自分で計画を立てて、自分ごととして取り組んで行く必要があります。こういう大事な局面で失速してしまうのは、受験が他人事で、やらされ勉強になってしまっている生徒です。周りがみんな目標を持って必死に取り組んでいる中で、いやいや取り組んでいたら結果が出るわけがありません。
GSでは来週中に、「GSシート」というフォーマットを用いて、生徒たちに目標・計画をまとめてもらうことになっています。講師たちが目標の妥当性や計画の内容を確認して、不十分な生徒とは話をしながら数週間さらに作り込んで行くことになります。遅くとも、17日までに完成させる計画です。そういう意味では、夏期講習前のこの数週間はとても重要な期間なのです。
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